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『IPPONグランプリ』(イッポン・グランプリ、英: IPPON GRAND PRIX)は、フジテレビ系列で2009年から不定期放送されている大喜利バラエティ番組である。第38回放送文化基金賞テレビエンターテインメント番組部門優秀賞を受賞。通称『IPPON』[1]『IPPON GP』[2]。

ジャンル
大喜利番組 / バラエティ番組 / 特別番組 / お笑い番組
企画
小松純也
構成
高須光聖
ほか
演出
日置祐貴(総合演出)
出演者
松本人志(ダウンタウン)
伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)
ほか
ナレーター
遠藤憲一
松元真一郎(問題読み上げ、フリーアナウンサー)
オープニング
矢沢永吉「止まらないHa〜Ha」
エンディング
同上
製作
プロデューサー
矢﨑裕明(CP)
制作
フジテレビ

「お台場笑おう会」なる委員会が大喜利の得意な芸能人10人を招待し、大喜利のNo.1決定戦を開催するという番組構成。出題される数々のお題に答え、10人の中から勝ち上がった2名で決勝戦を行い、勝利した者がチャンピオンとなる。

2010年までは深夜枠でローカル放送だったが、「2011開幕戦」からゴールデンタイム・プライムタイム枠の全国放送となっている。以後、原則として『土曜プレミアム』枠で年2回不定期放送されている。また、「2011春の陣」は4月2日21:00より3時間に拡大して放送される予定だったが、放送日の3週間前に発生した東日本大震災の影響で延期となり[注釈 1]、6月11日21:00からタイトルに「〜の陣」が外され、以降大会名には放送日を冠して開催されている。

番組携帯サイトでは視聴者募集の投稿作品を参加者同士で採点し合い、番組終了後に自分の点数や採点結果、全国順位をチェックできるという企画が行われている。

なお、開始当初は年5回の大会が予定されており、春夏秋冬の各季節ごとに開催された予選大会のチャンピオンが年末に開催される「グランドチャンピオン大会」に出場し、そこで優勝した出場者に「年間の大喜利 No.1」を認定する意向とされていたが、2010年の最初の年からスケジュール通りに大会が開催されず、グランドチャンピオン大会そのものも消滅している。

大会出場者の他、チェアマンという役割の松本が別室で会場の様子をモニタリングしており、試合模様についての解説を行っている。番組初回である09-10開幕戦はゲスト解説者としてMEGUMI、茂木健一郎が松本の隣にいたが、第2回の09-10春の陣から解説席に座るのは松本単独となっている。試合会場で番組を取り仕切っているのはフロア進行の伊藤(第1回 – 第12回、第24回)と榎並(第13回 – 第23回)である[注釈 2]。なお、松本は第18回大会のAブロック終了時に「(当時は)茂木さんが邪魔だった」と明言している。

出場者は全員スーツ等の正装を着用し衣装の左胸に「IPPON」と書かれた黄色い羽根をつけている。開始当初は観覧ゲストやチェアマンも含めた全出演者が正装で登場していたが、現在正装で登場するのは出場者とフロア進行のみとなっており、第24回では松本はTシャツ姿で登場している。

観覧ゲストは主に俳優(女優)・モデル・アイドル・ミュージシャンなどが出演しており、時折本編のお題を振られ回答することもある。第24回では秋山寛貴(ハナコ)と野田クリスタル(マヂカルラブリー)[注釈 3] が出演した。これは新型コロナウイルス感染症対策の一環で、収録日に急遽欠員が出た場合の補充を兼ねていたものである。なおこの回は欠員が生じなかったため、通常の観覧ゲスト扱いとなった。

大会チェアマン:松本人志(ダウンタウン)
3代目フロア進行:伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)(第1回 – 第12回、第24回)『みんなのニュース』に出演に伴い降板。その間進行を務めた榎並が『Live News イット!』出演開始と同時に復帰。
問題読み上げ:松元真一郎(同上→フリーアナウンサー)
その他ナレーション:遠藤憲一(出場者が1本を取った時の「IPPON」コール、チェアマンの紹介コーナー、決勝進出者の紹介等)
過去の出演者

フロア進行:榎並大二郎(フジテレビアナウンサー)(第13回 – 第23回)
CHAIRMAN’s EYE 編集
1ブロックが終わるごとに番組携帯サイト、公式サイトに投稿された一般人(著名人[注釈 4] も含む)の回答の中から、優秀作を松本が選んで発表するコーナー。その際、松本も自身の答えを発表する。採用されると、第7回までは番組特製グッズだったが、第8回から実際に読まれた回答がプリントされた番組特製USBメモリ、第23回から番組特製マスクとセットでプレゼントされる[注釈 5]。

番組のオープニング映像で、その回の出場者10名全ての全身写真を加工したモノクロの静止画[注釈 24]が公開され、過去の大会の優勝者には、ローマ文字の名前に優勝回数に応じた「★」印が付けられる[注釈 25][注釈 26]。

回 大会名 出場者
(太字は決勝進出者、カッコ内はIPPON獲得数。獲得数の横の”S”はサドンデス出場者) 決勝
(太字が優勝者)
Aブロック Bブロック
第15回 2016
6.11 バカリズム(13大会連続14回目)(9S)
伊達みきお(サンドウィッチマン)(初出場)(6)
堀内健(ネプチューン)(5大会連続10回目)(8)
博多大吉(博多華丸・大吉)(3大会連続4回目)(10S)
川島明(麒麟)(初出場)(8) 若林正恭(オードリー)(3大会連続5回目)(8)
塙宣之(ナイツ)(初出場)(6)
秋山竜次(ロバート)(3大会連続6回目)(7)
千原ジュニア(千原兄弟)(5大会連続12回目)(7)
今野浩喜(初出場)(6) 博多大吉(2)
若林正恭(3)・初優勝
第16回 2016
11.19 バカリズム(14大会連続15回目)(10S)
ふかわりょう(初出場)(6)
千原ジュニア(千原兄弟)(6大会連続13回目)(9S)
永野(初出場)(2)
秋山竜次(ロバート)(4大会連続7回目)(8) 堀内健(ネプチューン)(6大会連続11回目)(7S)
中岡創一(ロッチ)(初出場)(4)
若林正恭(オードリー)(4大会連続6回目)(6)
久保田和靖(とろサーモン)(初出場)(2)
川島明(麒麟)(2大会連続2回目)(8S) バカリズム(2)
川島明(3)・初優勝
第17回 2017
5.13 バカリズム(15大会連続16回目)(7)
ふかわりょう(2大会連続2回目)(2)
博多大吉(博多華丸・大吉)(2大会ぶり5回目)(5)
サンシャイン池崎(初出場)(3)
川島明(麒麟)(3大会連続3回目)(8) 千原ジュニア(千原兄弟)(7大会連続14回目)(7)
くっきー(川島邦裕)(野性爆弾)(13大会ぶり3回目)(2)
木村祐一(初出場)(5)
川西賢志郎(和牛)(初出場)(4)
秋山竜次(ロバート)(5大会連続8回目)(6) 川島明(0)
千原ジュニア(3)・10大会ぶり2度目の優勝
第18回 2017
12.2 バカリズム(16大会連続17回目)(8S)
若林正恭(オードリー)(2大会ぶり7回目)(9S)
千原ジュニア(千原兄弟)(8大会連続15回目)(8S)
中岡創一(ロッチ)(2大会ぶり2回目)(6)
柴田英嗣(アンタッチャブル)(初出場)(4) 堀内健(ネプチューン)(2大会ぶり12回目)(10S)
秋山竜次(ロバート)(6大会連続9回目)(8)
川島明(麒麟)(4大会連続4回目)(9S)
礼二(中川家)(初出場)(5)
石田たくみ(カミナリ)(初出場)(7) 若林正恭(1)
堀内健(3)・9大会ぶり3度目の優勝
第19回 2018
3.10 堀内健(ネプチューン)(2大会連続13回目)(5)
中岡創一(ロッチ)(2大会連続3回目)(5)
博多大吉(博多華丸・大吉)(2大会ぶり6回目)(9S)
大悟(千鳥)(10大会ぶり2回目)(10S)
木下隆行(TKO)(初出場)(7) バカリズム(17大会連続18回目)(10S)
川島明(麒麟)(5大会連続5回目)(9S)
小沢一敬(スピードワゴン)(5大会ぶり3回目)(8)
秋山竜次(ロバート)(7大会連続10回目)(8)
昴生(ミキ)(初出場)(3) 大悟(1)
バカリズム(3)・14大会ぶり4度目の優勝
第20回 2018
12.15 バカリズム(18大会連続19回目)(8)
博多大吉(博多華丸・大吉)(2大会連続7回目)(6)
大悟(千鳥)(2大会連続3回目)(9)
若林正恭(オードリー)(2大会ぶり8回目)(8)
くっきー(野性爆弾)(3大会ぶり4回目)(8) 設楽統(バナナマン)(6大会ぶり9回目)(10S)
堀内健(ネプチューン)(3大会連続14回目)(7)
千原ジュニア(千原兄弟)(2大会ぶり16回目)(8)
山内健司(かまいたち)(初出場)(6)
川島明(麒麟)(6大会連続6回目)(9S) 大悟(1)
設楽統(3)・6大会ぶり3度目の優勝
第21回 2019
4.20 バカリズム(19大会連続20回目)(9S)
堀内健(ネプチューン)(4大会連続15回目)(10S)
森田哲矢(さらば青春の光)(初出場)(5)
千原ジュニア(千原兄弟)(2大会連続17回目)(9S)
板倉俊之(インパルス)(初出場)(7) 又吉直樹(ピース)(10大会ぶり6回目)(8)
粗品(霜降り明星)(初出場)(6)
秋山竜次(ロバート)(2大会ぶり11回目)(10S)
塙宣之(ナイツ)(6大会ぶり2回目)(6)
川島明(麒麟)(7大会連続7回目)(9S) 堀内健(3)・3大会ぶり4度目の優勝
秋山竜次(1)
第22回 2019
11.30 堀内健(ネプチューン)(5大会連続16回目)(6)
山内健司(かまいたち)(2大会ぶり2回目)(5)
博多大吉(博多華丸・大吉)(2大会ぶり8回目)(9S)
せいや(霜降り明星)(初出場)(3)
秋山竜次(ロバート)(2大会連続12回目)(8S) バカリズム(20大会連続21回目)(8S)
田中卓志(アンガールズ)(16大会ぶり2回目)(8S)
大悟(千鳥)(2大会ぶり4回目)(9S)
千原ジュニア(千原兄弟)(3大会連続18回目)(8S)
ハリウッドザコシショウ(初出場)(7) 博多大吉(2)
大悟(3)・初優勝
第23回 2020
6.13 バカリズム(21大会連続22回目)(10S)
田中卓志(アンガールズ)(2大会連続3回目)(6)
川島明(麒麟)(2大会ぶり8回目)(8)
稲田直樹(アインシュタイン)(初出場)(7)
ハリウッドザコシショウ(2大会連続2回目)(9S) 千原ジュニア(千原兄弟)(4大会連続19回目)(10S)
後藤拓実(四千頭身)(初出場)(5)
大悟(千鳥)(2大会連続5回目)(10S)
駒場孝(ミルクボーイ)(初出場)(9)
秋山竜次(ロバート)(3大会連続13回目)(11S) バカリズム(3)・4大会ぶり5度目の優勝
秋山竜次(2)
第24回 2020
12.5 バカリズム(22大会連続23回目)(8S)
若林正恭(オードリー)(4大会ぶり9回目)(6)
駒場孝(ミルクボーイ)(2大会連続2回目)(5)
西田幸治(笑い飯)(21大会ぶり2回目)(9S)
くっきー!(野性爆弾)(4大会ぶり5回目)(5)

WACOCA: People, Life, Style.

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