今回は上杉さんに特に寄せたつもりはないんですけど、随所に上杉節を感じられるかもしれません😉
THE FIRST TAKEで歌われていて、とてもよかったので歌ってみました。

『街/溺愛ロジック』は、2002年5月29日に発売されたKinki Kids堂本剛さんの両A面シングル。
ソロデビュー作で、全曲ご本人が作詞・作曲・プロデュースを担当。
剛さん主演のドラマ『夢のカリフォルニア』主題歌になっていたので、ドラマを観ていて知っているという人もいるかもしれませんね。

『夢のカリフォルニア』は、就活中の冴えない青年(堂本剛)とその友人(国仲涼子さん、柴咲コウさん)の青春群像劇で、
悩み、傷つき、時に逃げながらも、それぞれが前に進んでいく、という人間の成長が描かれているドラマです。
恋愛要素もほとんどなく重ための内容で、歌詞の世界観ともリンクする部分があります。

話は少しずれますが、そもそも剛さんがソロ活動をするキッカケとなったのは、かのジャニー喜多川さん。
ミュージカルをやってほしいというジャニーさんからの打診を断りw、その後「音楽をやってみない?」という言葉から始まったんだとか。

当時の剛さんは、求められる自分と本当の自分の狭間でとても悩んでいたそうです。
後に過換気症候群やパニック障害があると告白されますが、華やかな活動とは裏腹に心は傷ついていたんですね。

ジャニーズJr.に入所したのは小6、中2で上京。
KinKi Kidsを結成してすぐにドラマ「人間・失格」で一躍有名になります。
そこからずっと、自分を押し殺して期待に応えようと必死に求められる人物像を演じ続けなければならなかった。
そしてそれに耐えられず、心が壊れていってしまったと…。

最も多感な思春期から自分の思っていることを少しも出せずに、多忙な日々を送ってプレッシャーに勝ち続けなければならない毎日は、想像を絶する苦しさなのでしょう。。

そんな中でジャニーさんからの一声でアイドルではなく、アーティストとしての道が始まりました。

KinKi Kidsと吉田拓郎さんの番組「LOVELOVE愛してる」の企画で、ギターや作曲を習っていたこともあり、初めから作詞作曲は自身で行いましたが、「本当に自分で作っているのか?」という否定的な意見もあったそうです。

ジャニーズは「アイドル」なので、プロデュースされることが当たり前だという世間からの認識は当然といえば当然ですけど、本人はやっと自分のやりたいことや思っていることを包み隠さず表現できたのに、そこでも批判にさらされてしまう。
一歩足を踏み出せば、新たな悩みが出てきてしまうのは辛かったでしょうね。

初期の「街」や「ORIGINAL COLOR」などはファンだというMr.Childrenの影響が色濃く出ていて、
歌詞は、当時から今のアーティスト活動の根底にある「自分を生きる」という想いが詰まっています。

「ORIGINAL COLOR」はタイトルからそうですし、「街」もおよそアイドルが書いたとは思えない歌詞です。
その中でも印象的なのはサビの締めのフレーズ。

「痛みまでも見失いたくない」「痛みだけは忘れたくないんだ」

普通なら「痛み」なんて感じたくないって人がほとんどだと思うんですよね。
でもこのフレーズからは「痛み」を大切にしているように感じられませんか?

アイドルは求められる理想像を演じなければならない。
これはアイドルでなくてもわかることだと思います。

人間というのは慣れるもので、どういう状況にも適応しようとする能力が備わっています。
これは普通の仕事でも同じでしょうし、最初は嫌だと思っていても時間が経てば慣れて、折り合いをつけて仕事をこなしている人がほとんどかもしれません。

でも剛さんは慣れずにアイドルを演じながらどんどん心が傷ついていった。
ずっと本当の自分で生きられないことに「痛み」を感じていたということです。

その「痛み」を忘れたくないというのはどういうことか?

「痛み」を忘れないことで、本当の自分がいると感じられるという反語のような表現じゃないかと僕は解釈しました。
つまり、「痛み」を感じているのが本当の自分。
慣れて感覚が麻痺して「痛み」すら感じなくなってしまうと、本当の自分が消えてしまうんじゃないかという恐れや不安が現れている。

本来はネガティブな言葉なはずですけど、当時の剛さんは「痛み」があることがある意味で救いになっていたのかもしれません。

これは先述したように当時の剛さんが感じていた、本当の自分で生きたいのに生きられない辛さが滲み出たフレーズでとても印象的です。
だからこそ「自分で生きる」というのがアーティスト活動での根っこになっているのだと思います。

ソロ活動を始めてから、「LOVELOVE愛してる」の後継番組「堂本兄弟」でギタリストの土屋公平さんにブルースやファンクを聴くように勧められた事で、ファンクミュージックに衝撃を受けてのめり込んでいきます。
剛さんは「魂でグルーブするファンクミュージックに出会う事で自分を取り戻せた」と語られています。
自分で生きていいんだ。自分で生きよう。と心から思えたんですね。

「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」というアーティスト名で活動し出した頃から、J-POPにファンクの要素を取り入れた楽曲も多くなっていき、
そして2018年から「ENDRECHERI」と名前を改め、ガッツリとファンクに寄った楽曲を制作しています。
8月にアルバム「GO TO FUNK」をリリースしたばかりで、現在海外でその音楽性の高さを評価されているそうです。

歴史を追っていくと、堂本剛さんはジャニーズに所属していますけど、プロデュースされるだけのアイドルではないし、アーティストとしてとても優れた才能を開花させていると思いました。
ギターの腕前も素晴らしくて、先日「堂本兄弟」の最終回で吉田拓郎さんと演奏された「洛陽」のギターソロはカッコよかった〜。
剛のソロやばい!とバズってました。

思春期からアイドルとして活動し、悩み苦しんで痛みを感じ、その度に乗り越えてきたからこそ重みのあるメッセージ「自分を生きる」。

それは剛さんのインタビューを見て知ったんですが、敬愛する上杉昇さんを思い出しました。

上杉さんもWANDS時代をアイドルと表現されてますし、プロデュースされる自分に嫌気がさして自分を生きる決断をして脱退へという流れがあります。
「太陽のため息」の「気づけばもはや手遅れで僕はプロデュースされているよ」という歌詞は、それが生々しく表現されたフレーズですよね。

でもこれって、芸能人や有名人だからというわけではなくて、求められる自分と本当の自分のギャップに苦しんでいる人はとても多いと思います。
僕も期待される自分を演じることに苦しんだ経験があるのでとても共感できるし、その苦しみってなかなか他人には理解してもらえないことですからね。

「自分を生きる」というテーマを持ってファンに寄り添いながら、世界に音楽を発信し続ける剛さんはアーティストとして魅力があるし、素敵だな〜と感じました。
今後の活動にも期待ですね!

あ、ちなみに生配信は2000人が週末までに達成できれば日曜日にやる予定です☆

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【WANDS完コピ歌ってみたや解説プレイリスト】

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