★チャンネル登録:https://goo.gl/U4Waal

 この度、吉本興業と岡山県玉野市がタッグを組み誕生した映画『たまの映像詩集 渚のバイセコー』が12日より全国公開となる。

 映画『祖谷物語 おくのひと』で、第26回東京国際映画祭「アジアの未来」部門スペシャル・メンションを受賞した新進気鋭の監督・蔦哲一朗がメガホンを取る本作は、岡山県にある「玉野競輪」全面協力のもと撮影された、3本のオムニバスストーリー。人々の想いがぶつかり合う競輪だからこそ描くことのできた人間臭さや、海・山・瀬戸内の多島美が演出する幻想的なロケ地など、玉野市の魅力が余すところなく凝縮されている。

 そんなふたりの初デートの様子が切り取られた本映像。モモと玉野の人気スポットでもある競輪デートの約束を取り付けた浩は、心弾ませながら待ち合わせ場所に赴くと、モモの隣には直島でカフェを営む“拓”という男の姿が。競輪に行ったことがないという拓は、「僕、賭け事はじめてなんで。すごく楽しみです」と上品な口調でつぶやくと、にっこりと笑顔を向ける。その妙に胡散臭い雰囲気と、“邪魔者”の出現に露骨に嫌な顔を浮かべ、戸惑いを隠しきれない浩の姿が笑いを誘うシーンに仕上がっている。さらにしぶしぶ拓を受け入れ、デートに向かう彼らの背後には、浩の幼馴染で彼に好意を抱く素直子(ゆりやんレトリィバァ)の姿も映され、観ているだけで思わずにやけるようなシュールなやり取りと、先の読めない展開に期待が高まるところで映像は締めくくられる。

WACOCA: People, Life, Style.

Pin