最新ニュース – NHK「クロ現」異例のアイドル特集が大反響 「なにわ男子」プロデュースする関ジャニ・大倉忠義の思いに「号泣した」
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NHKの報道番組「クローズアップ現代」(月~水曜・午後7時半)で31日、「ジャニーズそしてBTS アイドル新潮流 舞台裏を追う」と題した特集が放送された。同番組で「アイドル」を取り上げるのは異例。番組では、ジャニーズ事務所で「なにわ男子」をプロデュースする関ジャニ∞の大倉忠義(37)に密着し、変わりゆく時代の中で求められるアイドル像に迫った。
大倉は、自身もアイドルとして活躍する一方で、4年前から関西の若手たちのプロデュースを手がけている。新たに立ち上げるグループのメンバー選出、楽曲提供、ライブの演出など、多岐にわたるプロデュース業を担ってきたという。
プロデュース業に乗り出したのは、ジャニーズJr.のコンサートを見た時に抱いた危機感がきっかけだった。「すごくいい子たちがいっぱいいるなと思ったんですけど、その時にもっとできることがあるんじゃないかと思った。今、いっぱいタレントがいる中で、誰もやってなくて、自分たちにできることは何だろうとか。ファンの方が求めて下さっていることって何だろうかとか。ずっと考え続けなきゃ行けない。(そうでないと)すぐ消費されるようなアイドルになってしまう」と語った。
自身は当初、関ジャニ∞のバックで躍るジャニーズJr.だった。そこから最後にメンバー入りを果たした。当時は「一番最後に加入して(ファンに)認められてないなという思いもあったし、その中で自分の個性で磨いていくところってどこなんだろうってすごく悩んでました。恥ずかしいけどセクシーなダンスを勝手に入れてみたり、わかりやすく投げキスをしてみたりとか。その過程が大事なような気がして」と振り返った。
昨年CDデビューした「なにわ男子」をプロデュースする上で重視したのは「かわいい」という個性。メンバーの大西流星(21)は、大倉について「自分って何が特技なんやろう。自分の立ち位置が分からないなっていうときに、めちゃくちゃ長文のメッセージをくださって。こういうところは流星はできていると思うし、かわいいところもかっこいいところも両立できたら流星として一回り大きくなれると思うからって」と感謝した。
“自分の中の個性”について悩んだ末、大西が打ち出したのが得意だったメンズメイクだった。SNS上には大西さんのメイクをまねた動画を出す人が増えた。ジェンダーレスを求める若い世代に広がり、女性だけでなく男性の間にも多くのファンが生まれたのだ。「かわいい曲やるときとか、初めのほうは恥ずかしさももちろんありましたし、グループとしても振り切れていない部分とかもあったんですけど、意外とアイドルの中でいないな、このキャラクターみたいなのは、徐々に見つけていけるかなと思っています。『自分たちで色づけしていく』という作業があるからこそ、無理やり着飾っている感がないというか」と手応えを感じている。
デビュー18年目を迎えた関ジャニ∞は、10年連続で紅白に出場するなど、いまやジャニーズの中核グループだ。一方で近年、メンバー脱退が相次ぎ、解散危機を迎えたこともあった。番組の中で、「アイドルとは何なのかという答えは見つかるのか」との問いに、大倉は「見つからないです。“人生とは”と一緒ぐらい難しいですね。全く見つからない」と返した。ただ、若手をプロデュースする中で、「完成形を求められるのも、そのグループの個性だし、それは僕はすごくステキだと思うけど、未熟だけど、すごい笑顔で頑張っている子とかがすごい輝いて見えて。その中で知ってもらった人たちのちょっとでも希望になってくれていたり、明るくなってくれていたりすることでしかない」と話した。
8月中旬に野外フェスが台風接近による天候悪化で中止になった際は、大倉が「インスタライブ」を提案し、急きょ生配信が決まった。平日の昼間に約5万人のファンが見守ったという。大倉は「僕たちは日本人が持っているど真ん中のアイドル像にないんだろうけれど、それが間違っている間違っていないじゃなくその時の自分たちが正解だと思うことをやってきた。それが自分が積み上げてきた、今現在という感じです」と総括した。
知られざるアイドルの葛藤や思いを打ち明けた大倉の姿は、放送後のSNS上で大きな反響を呼んでいる。「なんか知らんが号泣した。37歳、大倉忠義。私にとって、大倉くんはずっとずっとアイドルなのである」「クロ現めっちゃ良かった……大倉さんほんとかっこいい……関ジャニ∞でいてくれてありがとう!!!」「悩みや葛藤と戦いながらアイドルを続けてくれている推したちを、これからも全力で推します」「すごく貴重な映像だった 想いとか考えを知ることができて嬉しかった」「たっちょんがプロデュースしてなかったらなにわ男子に出会えなかったと思う」といった声が寄せられた。
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