桑子真帆アナ ブラタモリは「カメラ回ってない時もゆるい」
NEWS ポストセブン 9月26日(土)7時6分配信
掲載元:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150926-00000003-pseven-ent&pos=1
タモリが自由気ままに街をブラブラ散歩し、大人気となっている番組『ブラタモリ』(NHK総合、毎週土曜日夜7時30分~)。4月から放送中の新シリーズでタモリと共に出演しているNHKの桑子真帆アナウンサーに番組の裏側を訊いた。
──『ブラタモリ』の出演が決まったとき、どう思いましたか?
桑子:びっくりの一言です。『ブラタモリ』はしばらくお休みしていた番組で、復活することにも驚きました。以前は久保田祐佳アナが担当していたのですが、そこからいきなり私が、こんなに大きな番組をやって大丈夫かと思いました。やっぱり不安が大きかったです。タモリさんはものすごく有名な方ですし、一緒に旅をするにあたって、関係も近くなるので不安な反面、すごく面白い方なので一緒にできてうれしい気持ちもだんだん強まってきました。
──なぜ桑子アナが選ばれたのだと思いますか?
桑子:なぜでしょうね(笑い)。私は広島で勤務しているとき、『ワラッチャオ!』という番組に2年間“お姉さん役”で出ていたんですよ。台本にないことを振られて答えるような、とても現場での対応力が求められる番組だったんです。もしかしたら、そういう私の素の部分を評価していただいたのかもしれないですね。
──『ブラタモリ』でも、収録現場での対応力は必要ですか?
桑子:むしろ、対応力しかないですね(笑い)。というのも私たちには台本というのが一切なくて、より新鮮なリアクションを求められますし、本当に対応力そのものだと思います。
──4月から今までやってきて、何か変わった点はありますか?
桑子:最初はとにかく台本もないし、好きなようにやっていいと言われていたんです。歩いていて気になることは聞いていいし、なんでも触れていいからって。視聴者代表として疑問に思うことは何でも質問してさらけ出してほしいと言われていました。私は最初のほうはその通りにやっていたのですが、そうすると質問攻めでうるさくなってしまう。もちろん疑問に思うことは聞いていいのだけれど、『ブラタモリ』はタモリさんの番組なので。だから、タモリさんのコメントなどをしっかり聞いたうえで、一歩引いて質問するようになりました。
──以前のシーズンと比べて、意識して変えていることはありますか?
桑子:ないですね。以前は視聴者として普通に見ていて、ゆるくて楽しい番組だなという印象でした。今回はスタッフも前回までのシリーズとは全く変わってますし、番組名は同じですが、新たな番組として私たちで作っていこうという気風があったので、私もあまり意識はせず、自分のままでいこうという気持ちでやっています。
──ロケ中、タモリさんとはどんなコミュニケーションをとっていますか?
桑子:寝る、起きる以外はご飯を食べるのもロケ車で移動するのも常にタモリさんと一緒にいる感じです。本当にくだらない話もしますよ。たとえば、ロケ車で移動しているとき、タモリさんは本当に好奇心旺盛な方なので、常にキョロキョロ見回していらっしゃって、信号機についている変わった地名や、お店なんかを見つけてそれにすぐ反応して車内が笑いに包まれることもあります。以前訪れた道なんかは、「ここ前も通って…」とお話をされることもありますね。
──カメラの回らないところでは無言…なんてことは、ないんですね。
桑子:そうですね。もちろん無言の時間もありますけど、自然体でお話されますね。いい意味で、周りがタモリさんのペースに合わせていっている感じです。
──カメラが回っていない時間もゆるいんですか?
桑子:ゆるいです、ゆるいです、本当にゆるいんです(笑い)。だからこそ私もあんまりカメラを意識せずにタモリさんと一緒にいられるのかもしれないですね。
──ちなみに、ロケ中はヘルメットをかぶることも多いですが、やっぱり髪形とかは気を付けているんですか?
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