大雄山最乗寺 天狗のパワーが棲む処 神奈川最強パワースポット 天空へ繋がる階段 南足柄 大自然と古の堂塔と天狗伝説とで織りなす心が洗われる霊験あらたかさをあなたも体験してみませんか。
今日は残暑というには余りにも暑く、車の外気温計は36℃を超える猛暑でしたが
意を決して以前から一度は訪れたいと考えていた「大雄山最乗寺」へ出掛けてみました。
箱根外輪山の明神ケ岳の中腹に立つ曹洞宗の古刹で、応永元年(1394)に了庵慧明
[りょうあんえみょう]禅師が開山。福井の「永平寺」、鶴見の「總持寺」に次ぐ格式を誇ります。
神奈川県内には鎌倉を筆頭に多くの禅寺がありますが、「最乗寺」はそれらの古刹の何処にも
引けを取らない規模とパワーを併せ持っています。
何より此処の良い所は、駐車場250台を備えているものの、観光バスはおろかマイクロバス
さえ上って来れません。最寄りの路線バスのバス停もかなり遠いため、インバウンドの
外国人が殆ど訪れず、静寂の中で大自然と天狗のパワーを全身に浴びることができます。
この日も外国人の参拝者は一人旅の女性の方一人だけでした。
神奈川県では最強のパワースポットと言っても過言では無いほどエネルギーを感じます。
丁度、奥の院の階段を登り切って下ろうとしたところ、下から杖を突きながら一人の
男性が登って来られました。お話しを伺うと御年84歳で、毎週2回は健康の為こちらの
階段を登られているそうです。下から登ってくると何百段あるのかも分からない過酷な
階段を84歳でも週に2回も登って来られるということは、やはりパワーを貰えるからに
他なりませんね^^
本作は約3時間の境内巡りを13分を超えるとても長い作品として纏めたものです。
最後までご覧頂けましたら、ここ「大雄山最乗寺」のパワーをご覧頂いた皆様にも
感じ取って頂けるものと思います。
【大雄山最乗寺について】
大雄山最乗寺は、曹洞宗に属し全国に4000余りの門流をもつ寺である。
御本尊は 釈迦牟尼仏、脇侍仏として文殊、普賢の両菩薩を奉安し
日夜国土安穏万民富楽を祈ると共に、真人打出の修行専門道場である。
開創以来600年の歴史をもつ関東の霊場として知られ、境内山林130町歩
老杉茂り霊気は満山に漲り、堂塔は30余棟に及ぶ。
開山了庵慧明禅師は、相模国大住郡糟谷の庄(現在伊勢原市)に生まれ、藤原姓である。
長じて地頭の職に在ったが、戦国乱世の虚しさを感じ、鎌倉 不聞禅師に就いて出家、
能登總持寺の峨山禅師に参じ更に丹波(兵庫県三田市)永沢寺通幻禅師の大法を相続した。
その後永沢寺、 近江總寧寺、越前龍泉寺、能登妙高庵寺、通幻禅師の後席すべてを受けて
住持し、大本山總持寺に輪住する。
50才半ばにして相模国に帰り、曽我の里に 竺圡庵を結んだ。そのある日、1羽の大鷲が禅師
の袈裟をつかんで足柄の山中に飛び大松(袈裟掛けの松)の枝に掛ける奇瑞を現じた。
その啓示によってこの山中に大寺を建立、大雄山最乗寺と号した。應永元年(1394年)
3月10日のことである。
【最乗寺の天狗伝説】
山々を守護し、人々から畏れ敬われて来た天狗。日本には数々の天狗に関する伝説がありま
すが、最乗寺と天狗との関係は、開山の歴史に由来しています。境内には様々な天狗様や、
天狗の下駄という意味合いで、世界一と言われる下駄をはじめ、大小さまざまな下駄が奉納
されています。
了庵慧明禅師の弟子だった道了尊者は、師匠の了庵慧明禅師が最乗寺を建立することを聞
いて、近江の三井寺から天狗の姿になって飛んできて、神通力を使って谷を埋めたり、岩を
持ち上げて砕いたりして寺の建設を手伝いました。そして了庵慧明禅師が75歳でこの世を
去ると、寺を永久に護るために天狗の姿に化身して舞い上がり、山中深くに飛び去ったと
いわれ、以来、寺の守護神として祀られています。
[撮影地]大雄山最乗寺/神奈川県南足柄市大雄町
[撮影日]2025年9月17日
[BGM]
いつも何度でも – Always with me / Spirited Away『千と千尋の神隠し』
The Legend of Ashitaka / Princess Mononoke (もののけ姫より「アシタカせっ記」)
風の谷のナウシカ / Nausicaa of the Valley of the Wind 『風の伝説/The Legend of Wind』
『千と千尋の神隠し』より「ふたたび」 Spirited Away – Reprise”Futatabi”
2 Comments
JRのCMっぽいなぁ
日本の和を象徴させる和の建築物と自然のぬくもり溢れる空間で沢山ご利益貰えそう🐦️
大雄山最乗寺、全く知りませんでした。素晴らしい所ですね。覚悟を決めて行かないと奥の院迄到達できないですね。本堂も開放されて撮影も許されているのには、驚きです。84歳の方が昇られているのにはまたまた、驚きです。高野山の様な雰囲気ですね、機会が有ったら行って見たいです。長時間の撮影、お疲れ様でした。