広島電鉄「広電広島駅停留所」 1000形 1006号 1014号 超低床車「グリーンムーバー・レックス「LEX」」 新広島駅ビル2階へ 広島市南区松原町2-37 #広島 #広島市 #電車
現在、南口は大型商業施設『minamoa』(ミナモア)・映画館『松竹マルチプレックスシアターズ』(シネマコンプレックス)・ホテル『ホテルグランヴィア広島サウスゲート』が入居する複合商業施設がオープン。
駅ビルの2階に路面電車の広島電鉄の乗り入れ運行。
2025年08月03日運行。
広島電鉄「広電広島駅停留所」 1000形 1006号 1014号 超低床車「グリーンムーバー・レックス「LEX」」 新広島駅ビル2階へ 広島市南区松原町2-37 #広島 #広島市 #電車 20250828 @akibingo
1000形 超低床車「グリーンムーバー・レックス「LEX」」
製造年 2013年~
両数 18両
定員(座席数) 86人(33人)
自重 24.3t
最大寸法(長さ×幅×高さ) 18,600mm×2,496mm×3,645mm
電気方式 DC600V
台車 4輪独立台車
主電動機 三相かご形誘導電動機 100kw×4台
制御方式 VVVFインバータ制御
ブレーキ方式 回生・発電ブレーキ併用油圧ディスクブレーキ、保安ブレーキ デッドマン機能付き
補助電源 三相 AC440V/DC24V
冷房装置 屋根置集中ユニット式
床高さ 360mm(車内フロアー)、330mm(入口部)
最高運転速度 40km/h(設計最高80km/h)
加速度 3.5km/h/s
減速度(非常) 4.8km/h/s(5.2km/h/s)
車体製造所 近畿車輛、三菱重工エンジニアリング、東洋電機製造
路面電車の未来へ向けて
1000形車両は、市内線の運行を目的としたワンマン仕様の超低床車両です。
2005年に導入した国産初の独立車輪方式・ワンフラット100%超低床車両5100形「グリーンムーバーマックス」(全長30m)のバリアフリー性能を継承しながら、全長を18.6mにすることにより、全ての路線で運行が可能となりました。
広島電鉄は、路面電車の未来へ向けた新しい「超低床車両1000形」の導入を進めていきます。
未来へ向けた新たな取り組み
制御装置、補助電源装置、空調装置及び車両情報装置等を新設計し、機能性、静粛性及びメンテナンス性の向上を図りました。環境への配慮として、車内灯をLED化し消費電力の低減を図りました。
バリアフリー機能として、完全低床式の車体、車いす・ベビーカースペースの設置、車内案内表示は5100形の機能を継承し、液晶型車内案内表示装置を新設するなど、電車の乗換え情報、周辺施設情報等を分かりやすく提供します。
乗降口上部には、扉開閉時の注意を促す扉開閉予告灯を新設し、安全性の向上を図りました。
運用状況
現在は、市内線のすべての路線(2号線を除く)で運行しています。
ネーミングの由来
グリーンムーバー・レックスの「LEX」はLight Excursion(ライト・エクスカーション=小旅行・周遊旅行)からつくった造語です。この車両で街中を軽快に楽しく移動するイメージから名付けました。
車両デザイン
ホワイトを基調とした爽やかな車体に、シックなリバーブルーと都会的なシルバーを組み合わせ、広島電鉄のイメージカラーである鮮やかなリーフグリーンをアクセントとして配しました。リバーブルーとリーフグリーンのコントラストは、水と緑の街、広島の景観イメージを表現しています。
グリーンムーバーの上品さと、グリーンムーバーマックスの爽やかさを融合させた、「街の質を上げるシックな移動体」です。
受賞歴
第13回ひろしまグッドデザイン賞特別賞
1000形
広島電鉄1000形電車(ひろしまでんてつ1000がたでんしゃ)は、広島電鉄が2013年から運用を開始した路面電車である。
概要
広島電鉄およびその前身会社で「1000形」を名乗る電車としては、1922年(大正11年)に導入された宮島線用高床車C形を、1939年(昭和14年)に改番して誕生した1000形に次ぐ2代目となる。
2013年2月14日に千田車庫で出発式を開催し、翌15日から7号線(横川駅 – 広電本社前間)・8号線(横川駅 – 江波間)と、9号線の白島 – 江波間直通運用で運行開始している。
2014年2月1日の2編成の増備に合わせて、5号線(広島駅 – 比治山下 – 広島港)でも運行開始。さらにその後も増備されており、2016年1月29日の1009号の投入時から3号線(広電西広島 – 広島港)での運用を開始したことにより、広電のすべての路線で超低床車両(1000形、5000形、5100形、5200形)が運行されることになった。
導入までの経緯
2012年5月11日発表の『広島電鉄サービス向上計画』において、超低床車両の増備と運行路線の拡大が発表された。2012年8月24日に広電の運賃値上げが報道されたときに、広電の車両124両のうち、48編成が製造から45年以上経過し、2027年までに40編成を超低床車両に置き換えたいとした。
2012年9月11日付け中国新聞は、これまで超低床車両を運行していなかった白島線と横川駅-江波間において、2013年1月から2月を目処に「短い編成の」超低床車両の運行を始めると報道した。そのときに発表された、導入される車両の仕様は、現行の超低床形車両である5100形をベースに、編成長を5両編成30メートルから3両編成18.6メートルに短縮し前中扉に変更。三菱重工業三原製作所・近畿車輛・東洋電機製造が製造。1編成の値段は2億7000万円で、一部広島市と国の補助金の活用も検討し、当時の計画では2027年時点で超低床車両を62編成にし、半数の編成を超低床車両にすることを目指すとしていると報道された。また、2013年2月1日付けの日刊工業新聞も、納入する新車のうち半数近くの編成を18メートル級にしたいと報道した。
2012年11月23日付け中国新聞では、白島線の運行を、これまで回送電車しか走行していなかった八丁堀交差点を通過し、本線および江波線に乗り入れ、白島-江波間を1日3往復から4往復直通運行するため、広島県警と調整していると報道。
2012年12月18日に、編成の車番および愛称がイタリア語で「小さい」を意味する『PICCOLO』(ピッコロ、1001号)、『PICCOLA』(ピッコラ、1002号)と決定し、試運転中、1編成をアンデルセン(アンデルセングループ)とのコラボレーションラッピング塗装(アンデルセンの新商品の告知ラッピング)とすることが明らかにされた。
1001号車は、2013年1月8日に三菱重工業三原製作所から搬入。同月下旬には1002号車も搬入された。納入後は、営業運転では使用予定がない、宮島線でも試運転が行われた。
2013年2月6日に、形式名が1000形になることと運行路線および運行本数が正式発表された。
導入後の動き
2013年度は、3編成を導入。2013年11月に、1003号以降が『GREEN MOVER LEX』(グリーンムーバー・レックス)になることが明らかになった。愛称の『LEX』は『Light Excursion』から作られた造語。同月、第13回ひろしまグッドデザイン賞の特別賞を受賞した。
12月より試運転を開始。2014年1月27日に、同年2月1日より1003号・1004号。2014年2月14日に、2月17日より1005号が運行開始することを発表した。2020年2月までに1018号までが導入されている。
2018年5月10日より、1000形限定でICカード利用者に限り通常は乗車専用となる中扉からも降車が可能となるICカード全扉降車サービスが開始された。