2025烏山 山あげ行事・屋台舞台設置
am8:30 舞台開演1時間前 設置準備 今年の当番町は泉町 烏山の山あげ行事は、六町(元田町、金井町、仲町、泉町、鍛冶町、日野町) の輪番制により毎年行われています。 御拝(屋台)の設置
御拝(屋台)の停止位置が、舞台や松・波・舘・太夫座敷、山(大山・中山・前山) 等の設置場所の基準になります。 御拝(屋台)と舞台(通称:地車、人車)の連結
御拝(屋台)の舵棒寸前まで、舞台を寄せます。地車から道具類を降ろし、 舞台を開いて本舞台として使用します 御拝(屋台)の変化
御拝(屋台)の土台前部に「そろばん」と呼ばれる、木枠を取り付け、その上を御拝が横(御拝に向って左)に移動し回転します。 この御拝が、横移動する仕掛けは全国のお祭りでも「山あげ祭」だけといわれています。 山の土台の設置
山の基本となる土台を、設置します。山担当主任は「山をあげる時に障害物を 避けられるか」「山があがった時、どのように見えるか」等の計算をしながら若衆に 笛一つで指示を出します。 山の組立後のやり直しは出来ないので、真剣勝負です。 滝が描かれた前山 「山」は常磐津所作(踊り)の舞台背景としてあげられ、観客の前に据えられた舞台から道路上約百メートルの間に 舞台、座敷、波松、舘、前山、中山、大山等が遠近よく配置されます。 泉町屋台 御拝飾りは「神武天皇じんむてんのうと金鳶きんし」、懸魚に「牡丹に孔雀」、御拝柱に「子引きの金龍と金龍」、蹴込みは「唐獅子に牡丹」です。 大山・中山・前山の各部所同時に数十人の若衆が、山を取り付ける竹を縄で縛ります。 山とは、網代状に竹を組んだ木枠に烏山特産の和紙を幾重にも貼りその上に山水を描いた「はりか山」の事です。 その「山」を人力であげる事から、「山あげ」と呼ばれるようになりました。 中山 その後ろに 大山 「山」を立体的に配置し、「せりあげ」、「せり出し」、「切り返し」、「ひしぎ」、「滝」など劇の進行によって変化させます。 木頭の拍子木と笛の合図で、前山・中山・大山の順に次々と上がります。これは中山 高さ約 10mにもなる大山をあげる時は迫力満点で最大の見所です。
2025 7/25 栃木県那須烏山市 am8:30~
「烏山の山あげ行事」は2016年12月1日、全国の国指定重要無形民俗文化財である祭礼行事「山・鉾・屋台行事」33件のひとつとして、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。今年の当番長は泉町。
山とは、網代状に竹を組んだ木枠に烏山特産の和紙を幾重にも貼りその上に山水を描いた「はりか山」の事です。その「山」を人力であげる事から、「山あげ」と呼ばれるようになりました。舞台は組み立て式で、分解した後に町内各地の指定された場所にすばやく運び、組み立てます。
これには、若衆を木頭と呼ばれる役付きの若衆が拍子木(ひょうしぎ)を打ち、分解と組み立てを行います。1日4~6回の設置と撤収を繰り返し行う大変な作業です。
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