沖縄一周車中泊旅行記 2 【名護市 味いちもんめ編】シニア夫婦と犬1匹が自作キャンピングシェルで行く
ヤッホー、いるかです。 夕方沖縄北部の本部港に着きました。 お腹もすいてきました。 グーグルで検索したらこんなお店がありました。 古くからある地元の食堂。 こういうところで沖縄ならではのソウルフードというのか、 家庭料理を頂きたいと思っていたんです。 本部港からだいたい車で20分走って、 名護市宇茂佐(うむさ)にある「味いちもんめ」に来ました。 昔からの大衆食堂という感じです。 旅行で来た人なら通り過ぎるかもしれません。 見慣れたような、今となっては懐かしい、 アルミサッシの引き戸を開けて中に入ります。 店内奥は小上がりになっていて畳の座敷があり、 座卓が3卓あります。 奥にカウンター4席、手前の板の間にテーブル3卓があります。 オシャレなカフェとは対極にある感じですが、 若かった頃に見慣れたような親近感があります。 壁のメニューを見ると、これは安いですね。 チャンプルーや沖縄そばなど一品物は500円とか550円、 定食もほとんどが700円。 天井とかすごいことになってますが全然気にしてないみたいです。 それよりメニューのお値段が昔のままのようで、それがいいです。 ボロボロジューシー500円。 ジューシーは豚、ニンジン、ヒジキなどの炊き込みご飯なんですが、 ボロボロジューシーは雑炊タイプで、 ヤファラジューシーとも言われます。 こういうのもいいのですが、我々は迷った末、 550円の麩チャンプルーと700円のテビチ定食を頼みました。 説明文に壁に貼ってあったメニューを全部書いておきます。 どれもお値打ちです。 メニューの下の貼り紙を見ると、 「夜の部は店主一人でやっております、ご迷惑、お待たせをいたしますがよろしくお願いいたします」 これだけのメニューでワンオペは大変ですね。 でも、この日はお二人で営業されていました。 全然待つ事もなく麩チャンプルーとテビチ定食が来ました。 麩チャンプルーは単品かと思いきやテビチ定食と同じように、 ご飯とお漬物とお汁(つゆ)が付いてお値打ちです。 沖縄の家庭料理といえば「チャンプルー」ですが、 中でも 「麩チャンプルー」 は見た目こそ素朴ながら、 使われている麩は車麩という腰のある沖縄の麩で、 一口食べるとそのおいしさに驚かされます。 麩が卵をまとってこんがりと焼き色がついて、 シャキシャキの野菜と絡み合っています。 口に入れた瞬間、麩の ふわ、ジュワッ とした食感がたまりません。 炒めることで表面は香ばしく、中はしっとりとダシを吸っていて、 噛むほどに旨みがじゅわ~っと広がります。 シャキッとした野菜の食感とのコントラストがまた最高です。 見た目は控えめでも、食べるとおいしさのパンチ力に驚きます。 かといって味付けが濃いわけではなく、 出汁によって素材のうまみが引き立っています。 地元の人々に長年親しまれている料理だけのことがありますね。 沖縄の家庭料理を味わいたいなら、 ぜひこの「麩チャンプルー」を試してみてください。 もう一つはとろっとろの絶品コラーゲン!テビチ定食です。 大きめの豚足がどーんと3つ。 つやつや、プルプルです。 ワイルドだけど「これは絶対うまい!」と確信できるビジュアルです。 お箸を入れると、驚くほど ほろっ…と崩れる柔らかさ! じっくり煮込まれているので、 豚足のゼラチン質がとろっとろで、 口に入れると ぷるん、ジュワッ と広がる旨みが最高です。 醤油ベースの甘辛いタレがしっかり染み込んで、 ご飯が止まらない味わいです。 それでいてどちらかというと薄味でシンプル。 だけども奥が深い。そんな感じです。 沖縄の最初のごはんがこのお店で良かったです。 どこか懐かしさを感じさせる空間でした。 決して過剰な愛想はないけれども、だからこそ心地よく、 ただそこにいても許される、そんな場所です。 居心地の良さとは、言葉ではなく、 空気の中に溶け込むものなのかもしれません。 食べ終えたあと、もう一度この味を求めて訪れたくなる予感がしました。 沖縄の風のように、 遠ざかってもなお心に残るもの。 それがこの食堂の味でした。 今日はこのあと、国頭村(くにがみそん)の道の駅ゆいゆい国頭で一泊して、 明日は桃原ビーチから北へと向かいます。
名護市宇茂佐(うむさ)ある「味いちもんめ」という昔からの大衆食堂という感じのお店で夕食をいただきました。麩チャンプルー550円とテビチ定食700円の食レポです。
★目次
00:00 本部町 味いちもんめ
00:06 Googleで検索したらこんなお店が!
00:13 道の駅ゆいゆい国頭で車中泊
00:25 名護市宇茂佐 味いちもんめ
00:43 店内には畳の座敷があり、奥にカウンター席
01:04 メニューは激安!驚きの価格
02:19 麩チャンプルー550円
02:27 沖縄の車麩
02:49 意外と薄味
03:31 テビチ定食700円
04:09 こちらも意外と薄味
04:39 食べ終えたあと
04:46 ごちそうさまでした
【2024年11月29日夕方 沖縄本部港に到着し「味いちもんめ」で夕食】
旅の途中、ふと足を踏み入れた食堂は、長い年月の中で人々の暮らしに溶け込んできた場所だった。派手な看板もなければ、観光客向けの華やかさもない。ただそこに、変わらぬ時を刻むように佇んでいる。
アルミの引き戸を開けると、静かな夕餉の空気に包まれた。壁には手書きのメニュー、小上がりの座敷に並ぶ古い座卓、板の間のテーブル、泡盛の並んだカウンター。奥からはじんわりと漂う出汁の香り。店の人は、特に笑顔を振りまくわけでもなく、そっけなくもない。ただ、その距離感が心地よかった。
運ばれてきた麩チャンプルーは、ふわりと出汁を含み、やさしく舌の上でほどけていく。テビチは、じっくりと煮込まれ、箸を入れた瞬間にほぐれる柔らかさ。どこか懐かしく、遠い昔から知っていたような味がした。
この場所には、誰かを特別にもてなそうとする飾り気はない。ただ、ずっと昔から変わらぬように、食べる人を静かに受け入れ、送り出す。温かくも冷たくもない潮風のように、触れたそばから流れていくけれど、確かに心に残る余韻。
食べ終えたあと、ふとまたここへ戻ってきたくなる気がした。何かを求めるのではなく、ただ、この味と、この空気にもう一度触れたくなるような、そんな予感を胸に抱いて。
【味いちもんめのメニュー】
ナーベラー(へちまの料理)550円
豆腐チャンプルー 550円
麩チャンプルー 550円
野菜チャンプルー 500円
焼きそば 500円
カレー煮込みうどん 500円
野菜そば 550円
ソーキそば大 550円
ソーキそば 小 450円
牛肉そば 600円
若鳥丼 550円
親子丼 550円
カツカレー丼 550円
カツ丼 550円
牛丼 550円
ビール大瓶 600円
焼肉定食 700円
豚生姜焼定食 700円
トンカツ定食 700円
チキンカツ定食 700円
海老フライ定食 750円
魚フライ定食 700円
豚テビチ定食 700円
牛中身汁 700円
豚テビチ汁 600円
味噌汁 500円
カツカレー 550円
チャーハン 500円
ホロホロジューシー 500円
カミさんがサブチャンネルで
@kotakinn で沖縄のショート動画を少し先まで作っています。
https://www.youtube.com/@kotakinn/shorts
そちらもご覧いただければ幸いです。
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#味いちもんめ
#vlog #シニアライフ
19 Comments
ありがとうございます😊店の昭和の味で旨さ倍増です
僕もこんな食事がいいなあ。いつもお二人で仲良さそうなのも羨ましいです。
おはようございます🌄
地元ならでわの家庭料理的な食堂、こう言う場所の味が一番美味しいんですよね👍
麩チャンプルー行ったら食べてみますね❣️
次も楽しみです😊
車中泊で好きなだけ沖縄を満喫されて羨ましいです
自分のような二泊三日では観光地巡りでおしまいでした
次の動画も楽しみです
麩チャンプルーもじゅーしぃも大好き😊
見ながら 冷凍パスタでお昼しましたw
午後の部 頑張れます
おそらくメニューにあった「味噌汁」も味噌汁だけではなく、ごはんも付いているのでは?40年前の沖縄では、定食屋でごはんを頼む際には、この注意を地元の方から受けました。
流石です。1週間沖縄旅行に行ったのに、メジャーな店ばかりで、こういう料理店は一回も行きませんでした。今度行ったときは、是非、こういう店も行ってみたいなと思いました。
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忖度なしで
全部
こんにちは、相変わらずの玄人コメント。
恐れ入りました。
次作も期待しています。
良い沖縄旅を!!
ワクワク感に思わず初コメさせていただきます🤗
ゴーヤチャンプルは好物ではなかったのですが
沖縄で食べた時は美味しさにビックリしたのを思い出しました✨
やはりご当地でいただくのが一番ですね♪
この先の沖縄編も待ち遠しいです!
私は表現がへたなのでうまく言えませんが、
こんなお店が今でもあるのですね。
商いをするなら、このお店のような感じでやっていきたいです。
牛中身汁が気になって今晩も眠れなそうです😮
旅のバックボーンとなっているキャンピングシェルから見始め
いるかさんのアイディアや、工学的知識にも興味がありますが
今、特にこの沖縄編は詩人と言って良いほど感じたことを上手に話されていて
心地よく聞かせていただいており、すっかり「いるか推し」になってる自分に
気づきましたw
適正価格どころか低価格路線で美味しい料理を提供されているところが、素晴らしいお店です✨というか、開店当時からメニューの値段、変えてないんじゃ?💦
沖縄料理、美味しそうですね、気候も良いでしょう、千葉南部ですが庭の梅が満開です、朝夕は、寒いですが、日中は、畑仕事が丁度良く成りました、夏野菜、根菜の準備しています、マイペース沖縄旅行は、最高の贅沢ですね、有難うございました🙇。😀
沖縄の風のように遠ざかってもなお心に残るもの…
詩人そのものですね。こういう事サラリと言える爺ちゃんに私もなりたい(初老ジジイ拝💦)
どの豪華料理TVグルメよりも数倍おいしさが伝わってきます👍良い旅を楽しんで下さいね、次のupも楽しみです。
言葉の感触が、私に 合う。