50年以上赤字が続く一畑電車が維持されている理由【山陰の小さな鉄道の存在価値】

鉄道と地方経済に関わる様々な事象などについて解説。

ーーー楽曲提供ーーー
高原の小さなカフェにて by のる
Post by Rick Steel
涼風薫る宵 by 蒲鉾さちこ
湖水を見つめて by くれっぷ
rainy garden by のる
Please Please by SHUNTA

ーーー活動実績ーーー

■講演、シンポジウムなど
・2021年10月 北海道余市町さんと並行在来線問題についてオンライン会議、町長との対談を実施
・2022年10月15日 出雲坂根スイッチバック、どうにかなるか?シンポジウムに登壇者として参加

■メディア出演歴
・2023年5月 HBC北海道放送「今日ドキッ」にて出演
 以降、HBC北海道放送では定期的に鉄道の識者として多数出演
・2023年7月6日 テレビ東京「モーニングサテライト」にて、宇都宮LRT特集についてコメント
・2023年10月7日 日本テレビYouTubeチャンネル 日テレNEWSにて、宇都宮LRT特集に出演
 以降、日テレYouTubeチャンネルに定期的に出演

■書籍
・2022年9月22日 鉄道会社 データが警告する未来図(河出書房新社)
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 第48回交通図書賞奨励賞受賞
・2024年1月24日 鉄道会社vs地方自治体 データが突き付ける存続限界: データから探る生存戦略(河出書房新社)
 https://amzn.to/3HnUeTP
・2024年12月10日 鉄道路線に翻弄される地域社会 – 「あの計画」はどうなったのか?(ワニブックスPLUS新書)
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47 Comments

  1. 出雲市〜大阪間のバスを利用する際は、ダイヤや空席状況面で可能な限り必ず一畑系を利用するようにしています。
    車両ははかなり快適で、申し分ないのですが、JRの方は初めて利用した時にその車両の事で非常に不愉快な目に遭ったので。


  2.  出雲平野は、農地が多そう…
     減反政策せずに、ニュートラルにしていれば、農業の後継者が増えて、こどもの数も維持できたかもしれないと思うと、やりきれない…

     川跡〜雲州平田間の利用が多かったのは、よそ者の私から視れば、意外且つ驚きでもある。
     と言いつつ、それだけ無関心だったことも否めない。

     石見系関西人2世の私だが、祖父母も他界して25年が過ぎ、仕事柄、遠出が出来ず、出雲は遠くなりました…

  3. 松江・米子圏というそこそこ大きめの都市圏の密集地に位置しているのが幸いだった。(都市圏人口60万人)
    なおほぼ島根県の人口と同規模な模様

  4. 沿線人口はもうどうしようもないので、
    観光客需要を取り込みつつ、鉄道事業以外の収益を増やすしかないですね

  5. 去年の神在月に出雲大社へ参拝したが確かに外国人観光客はほぼ皆無と言っていいほど見かけなかった。
    でもこれはこれでインバウンド主体の観光地との差別化が図れて良いのではとも思う。
    というか外国人観光客で溢れた出雲大社はちょっと想像できない。

  6. 地元の松江市民です。
    出雲市・松江市などの中海宍道湖圏では、自家用車の普及で、買い物・通勤は車移動が当たり前という状態です。その中で一畑電車は頑張っていると思います。
    観光面では、松江フォーゲルパーク・雲州平田駅近くの木綿街道・湖遊館新駅近くのゴビウスや湖遊館・浜山公園北口駅の北にある島根ワイナリー(少し歩きますが飲酒運転できないので車利用しにくい、ワインの試飲コーナーあり)・出雲大社。
    電鉄出雲市駅と出雲大社駅の間は、バスと電車の運賃の違いはほぼないです。出雲圏域のバスについては、数年前にドライバー不足で減便したのがニュースになりました。その意味で、出雲大社参拝の手段として、一畑電車の役割は強くなるかもです。
    学校としては、津ノ森駅の北に松江総合医療専門学校・雲州平田駅の北北西に島根県立平田高校・川跡駅の近くに出雲北稜高校と島根県立大学出雲キャンパス(国立島根大学とは別)があります。
    今後、自動運転バスと連携しての一畑電車利用の促進が進むといいなと思います。特に、最近事故が多い高齢者のためにも「車を運転しなくても大丈夫な社会」を作ることが大切だと思います。

  7. 一畑口から一畑薬師へのバスが一畑バスからコミュニティバスになり、1日7便(3.5往復)しかない
    ほとんどの参拝者がマイカーで行っちゃうのでしょうね
    そんな状況でもなんとか一畑電車が存続できているのは、まさに松江・出雲両都市圏の交通として機能しているからでしょう
    ただ、今後都市圏交通のみならず観光に振っていくなら、一畑口から一畑薬師へのバスはもうちょっと増便してほしいところです

  8. 松江しんじ湖温泉、松江イングリッシュガーデン、松江フォーゲルパーク、一畑寺、宍道湖公園湖遊館、出雲科学館、島根県立浜山公園、そして、出雲大社。一畑電車にはこれだけの観光スポットがある。島根県は人口が少ない上に、モータリゼーションが発達していることから、地元民が、一畑電車を使ってこうした場所へ向かうケースは少ないだろうが、県外の観光客からすると、一畑電車の存在は極めて貴重。

  9. 富士急行はJR中央線の特急が乗り入れるようになってから、経営状態が改善しましたので、
    一畑電車も出雲大社前まで、JRの特急を直通運転させてはどうでしょうか?

  10. 山陰線は新幹線は諦めるにしても、京成のスカイライナーのような中速鉄道を作らないと山陰地方全体が廃れる一方じゃない?

  11. 私は、北九州市出身で島根大学理学部に行き4
    年間松江に住んでました。人口は少なく当時14万でした。一畑電線未だに…あるのはたぶん赤字でしょうが本当に不思議😂
    自民党王国だからか?

  12. 山陰にいた頃は自動車で移動するのが基本なので乗ることが無かった路線(数年前帰省した際わざわざ乗りに行きました)
    松江か出雲のどちらかに住んでいる人くらいしか乗らない路線である以上ここから利用を増やすには観光に力を入れるしかないでしょう
    実際、観光列車も投入し、サイクリスト向けに自転車持ち込み可など様々な手を打っているようですが
    オーバーツーリズムで日本各地の有名観光地が外国人で混雑するなか、静かに楽しみたい日本人向けに観光誘致を行うのが良いのでは?
    まだ全国的にはメジャーとは言えないが良い観光地や温泉も多く良いところですよ

  13. 地元民でもないワシが何万円もかけて出雲に旅行にいって、1回ほど乗ったところで何の解決にもならんかったのだなあ(^_^;)

  14. 松江北線と並行する形で境港出雲道路が計画されています。道路容量が増えることによる影響で通勤定期客の減少が危惧されますがおそらくは誤差範囲なんでしょうね、通勤需要は

  15. 要するに地域住民のバス替わりの足になってる、かつ出雲大社というキラーコンテンツを持ってたというのが幸運を呼び込んだ、てことですな。地域の特殊性も有利に働いた。あと地味に一畑電車がこの程度の規模で回せてるというのも大きい。もっと図体がデカかったら逆に赤字幅もハンパなくなってもっと早くに存廃論議に至ってたでしょうね。

  16. ローカル線の年間赤字額見ると、いかに鉄道の経費が莫大であるかがわかります。
    鉄道は巨額の固定費を要する事業で、利用客が極端に少ないからと云って容易に費用は減らず、一畑電車が黒字化する可能性は低いですが、一畑に限らずどう赤字圧縮や補助含め存続すべきか考えさせられますね…。バス転換するにしても、バス運転士不足が社会問題化していますし…。

    不動産や観光事業で儲けるために赤字鉄道を運行している事業者もあり、この場合鉄道を廃止すると却ってトータル採算が悪化してしまいますね。また、JR日光線が赤字でも存続する理由の一部に、新幹線で宇都宮まで来て日光観光に向かう需要があるとも考えられ、下手に日光線を廃止すると、それまで日光観光のために新幹線乗ってくれた客が殆ど消え去り、新幹線の利益が減ることで却ってマイナスになるリスクがありますね。

    ローカル線活用による赤字埋め策としてクルーズトレインという手もありますが、いざJR各社で運行してみると採算性悪かったといわれていますね。

  17. 島根県が松江市と出雲市という2つの都市・文化圏から成り立っているのを最近知ったのだが、一畑電鉄が生き残っているのもこれら2つの都市に支えられているのがこの動画で分かりました。相変わらず鐵坊主さんの視点には驚かされます。

  18. 一畑電車に乗ったのは10年くらい前に大社参拝したときかなぁ。
    行きば出雲市駅からバスで、帰りに電車を利用しました。

    鐵坊主さま、たいへん勉強になりありがとうございました。
    私は滋賀の近江鉄道沿線の住民で(支援の意味もあり)ときどき利用しています。
    経営が厳しいのは一畑と同様、とうとう近江も「上下分離」になりました。
    路線のポテンシャルは意外と高いのに活用できてないだけでは? と思う私ですが、
    機会あればぜひ取り上げていただき、ご考察を賜りたいと存じます。

  19. 島根県の観光客誘致策で面白いものといえば、学会や研究発表会といった学術的なイベントを積極的に誘致していることが挙げられます。様々な補助金の支給や施設の貸し出しなどをすることで、とにかく一度「来てもらう」たとえそれが仕事であったとしても、来る機会を増やしてもらうという姿勢は、他の県ではあまり見られないものなのかなと思います。

  20. バス転換しようにも運転手の確保ができない。というのは各地で聞くフレーズですが、このようなローカル私鉄や路面電車の運転士は将来にわたって確保できるのだろうか?

  21. 他地域在住ですが、一畑百貨店も閉店、一畑バスもかなり路線が狭まっているのに、一畑電車を自治体が支援しているという事実は貴重な事例と思います。

  22. ①通勤・通学ラッシュがまだまだバカにできない→ローカル私鉄にしてはかなりの高速運転で、車通勤より楽。
    ちなみに、地元の人曰く、県内第3次産業従事者の9割以上が公務員(学校教員や郵便局、農協等も含む)

    ②出雲大社の根強い人気→近年、特に皇族のご結婚にあやかり、訪れる女性が少なからずいる。
    また、正月3が日や旧暦神有月の周辺道路は大渋滞。

    ③一畑バスの運転士さんの不足→ドル箱?出雲市駅ー出雲大社路線も減便。
    代わりに、同区間の直通電車が土休日を中心に増便され、出雲大社行事開催日は相当混む。

  23. 電鉄出雲市発は松江しんじ湖温泉行きばかりの中で、サンライズ出雲の到着に合わせて午前便で唯一10時25分の電車だけ出雲大社前直通のダイヤにしてくれてるのありがたい

  24. 松江生まれの者ですが、宍道湖北岸、いわゆる湖北地域は元々、松江市内の中でも人口が稀薄な地域です。小学校、中学校は、いわゆる小規模校。中学校は、古江、秋鹿、大野、と3つあったかと思いますが、古江があったところに湖北中学校として一つにまとめられました。

    松江市内だけを見ますと、なんで未だに鉄道が残っているのかと思いますが、なるほど、出雲市内の通学需要、それも出雲、平田、大社、相互間であるのは、非常に大きいですね。

    観光人気は、近年の方が大きいように思えます。全体の数字を見ますと…。鐵坊主さんが仰るように、やはり普段使いが重要なんですね。

  25. 観光においても役割が大きいから赤字額以上の経済効果があると思う。

  26. 一時期島根県にいた時に思ったのは大社線が観光客多いのもあるが、出雲市や大津町、雲州平田あたりは学生が多かった
    魅力度を宣伝すればいいと思うけど、島根県民は、いや山陰民はシャイ(?)というか、あまりガンガンと踏み込まず攻め込まずな印象を受けたんだよなあ
    自分はプライベートひけらかしに抵抗なくて包み隠さず喋ったり、相手のことも聞いたりするけど、向こうはあまり相手に踏み込まないのが多いというか(もちろん例外もいる)
    そして、彼らの多くはあまり人増えてほしくないと思ってるのでは?と自分は思ってる。東京や大阪を好む層とは正反対で、今の状態だからこそ山陰を好んで住んでるのだと

  27. 朝ラッシュ時間帯に通勤特急を走らせてる地方私鉄として稀有な存在。

  28. 2006年という早い時期にみなし上下分離されて、一畑電車側が列車運行に専念出来る体制に移行できた琴が大きいのでしょうね。山陰本線側は何度も訪れた豪雨被害で不通になる期間が増えてしまったのと比較しても、一畑電車側も地方私鉄としては異例とも言える早期復旧に成功しています。
    また松江しんじ湖温泉駅が、島根県庁や松江市役所、松江城、松江北高校などの主要な訪問先に近い事も、JR松江駅よりも有利に働き、中間の旧平田市中心駅の雲州平田駅へと向かう通勤通学需要も取り込んだ事で、一畑電車が将来も存続していく可能性が高いのでしょう。

  29. 一畑電鉄…一度は乗ってみたいと思いつつ未だ叶わず(汗
    今は無き一畑百貨店に行ったことがある程度で(更汗

    後半「一畑電鉄の支援策」に触れられてました、島根県は…竹下登、竹下亘、青木幹夫、細田博之ら自民党有力政治家を多く輩出していたため国の支援策取り付けや地域調整に影響力を行使できたのが大きいかな?と

    ただ、前述の大物政治家は既に故人、2034年の動静は不明ながら調整は難航しそうな感も

    戦国期は山口の大内氏と抗争した尼子氏の地盤…実際毛利氏の月山富田城攻略にあたり宍道湖&中海沿岸奪取が一番苦戦…ポテンシャルはあると思っていますが…(ウーン

  30. 都市間輸送は鉄道のあるべき使い方の1つですね
    住んでる時はなんで生き残ってるのか不思議でなりませんでしたが、全て納得できました。

  31. 残っているのが奇跡としかいいようがない。廃止になってもおかしくない厳しさだし。関係者の努力や苦労がハンパない。
    一畑口~松江しんじこ温泉の宍道湖畔沿いの区間は平地が少なく駅勢圏人口がほとんどいないから集客に苦労するのは必然なのに。

  32. 観光客の方は、松江・出雲大社間を移動するときはぜひ一畑電鉄を使って欲しいですね。湖岸を走る電車はそれだけで観光気分を満喫させてくれます。一畑電車に乗らない山陰旅行なんてありえません。

  33. この地域において、一畑電車が欠くことのできない交通手段であることがわかった。
    衛星写真からの路線図を見ても、都市化が進んでおり、出雲市と松江市の比較的大きな自治体を走っていて、利用者もまだまだ多い。
    自治体からの支援の手厚さの話が動画で紹介されていたが、この事からも、一畑電車は他の地方私鉄やローカル線よりのはるかに恵まれた条件にあると思う。
    確かに課題は地域の魅力を高める必要にあるだろう。
    付け加えるなら、鉄道の本業のほかに、銚子電鉄の奮闘を参考に、何らかの新事業に取り組んでみてはという気もしたが、それは望みすぎなのかもしれない。

  34. 松江には行ったことあるけど出雲大社には行かなかった
    というか行き方知らん
    もう行く事ないと思う

  35. 出雲地方では一畑電車を「電車」、JRを「汽車」と言って区別しています。

  36. だから最初のBGMの 高原の小さなカフェにて を
    別のBGMに変更していただけませんか?

    最後のBGMも Please Please から Dramatic Sky に
    戻していただけませんか?

    というより Please Please のBGM嫌いなのですよ。

    次回以降こそ本当にお願いします!

  37. 自分の地域の三岐鉄道や四日市あすなろう鉄道よりはマシ。
    特急や急行ありますから。地方私鉄の中では充実しているでしょう。

  38. 市端電車の歴史と地域密着型の役割に感心しました。改善策や観光振興も大切ですが、地元住民の足として長く続いてほしいですね。今後の支援体制に興味があります。

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