【ひまわりすいか栽培・剪定 & 着果棒設置】高田秋光ファーム【北竜ひまわりすいか生産組合】

2025年5月12日(月)、(株)高田のファームでは、ひまわりすいかの「剪定 & 着果棒設置作業」が進められていました。

▶️ 摘芯・整枝(弦直し・弦引き)・芽かき
ひまわりすいか苗の定植後の作業は、摘芯・整枝(弦直し・弦引き)・芽かき作業です。

摘芯は、成長点の先端を摘み取って、小弦の成長を促進させる作業。整枝は、伸びてきた小弦の中から元気な弦を数本残していく作業です。

▶️ 玉島朋之さん(研修生)

「伸びてきた5本の弦(ツル)が絡まっている部分を離してあげて、それぞれの弦が真っ直ぐに伸びていくように整えます。

今年は着果が遅れていて、弦の方に栄養が入ってしまっているので、余分な弦(孫弦)を整枝しています。

さらに、株元も新芽が出てきているので、芽かきをしています」とお話しされた玉島朋之さん(研修生)。

▶️ 武下智美さん(アルバイト)

「ハウスの中は、サウナ状態でとても暑くて大変ですけど、細かい作業が多くて私は好きです。

日々のすいかの成長が面白いです。来る度に大きくなっているので、愛着が湧いてとても可愛いく感じます。

すいか栽培が、こんなに細かい作業が多く、手間がかかっていることに驚いてます」と笑顔で語ってくださった武下さんです。

▶️ 着果棒立て

▶️ 高田秋光さん

「今年は寒くて日照が少なかったので、早く植えたものは、着果不良になっているものがあります」と高田秋光さん。

「実が、ピンポン玉ほどの大きさになったら着果棒を立てていきます。
実の下にスイカマットを敷いて側に着果棒を立てます」。

「一株から5弦、1弦から3玉から5玉の実が付くようにします。多く付きすぎるのも良くありません。

花の根元が膨らんでいるのが雌花で、膨らみがないのが雄花です」と高田さん。

「すいかの受粉は蜜蜂による交配で行われていて、ハウス内には蜜蜂の巣箱が設置しています。

最近は、蜜蜂の確保が難しくなってきています。女王蜂付きの蜜蜂を越冬させることも検討中です」。

▶️ 肥料

「肥料は、アミノ酸ビタミン濃縮有機液肥『新アミビタ1号』を使用しています。新アミビタ1号を水で薄めて、カン水チューブに流して施用します。

30年前にこの有機液肥料に出会いました。その頃から深川支所に置いてあったので、北竜農協にこの液肥を置くように要求し、まとめ買いしておくようになったのが始まりです。

窒素系有機肥料は肥料の三要素の一つで、茎と葉の生育に大きく影響する要素です。

リン酸系の液肥は、糖度を上げたり、木を硬くしっかりしたり、根張りを良くしたり着花・結実・着色促進効果があります。

『Pフォスタ』(葉面散布材)リン酸と相乗作用のある苦土(マグネシウム)を含有した粉剤を使用しています。

葉が弱った時に使うと即効性が高く、翌日にはしっかりと葉が立ち上がっているほど効果があります」と、丁寧に説明してくださった高田秋光さんです。

▶️ 田んぼの代掻き

ファーム内の田んぼには水が入り、代かき作業が行われていました。トラクターを丁寧に操る方は、(株)高田・高田駿樹 代表。

代掻きにより、土を細かく耕し、表面を平らにします。雑草の根を切断して成長を抑制したり、養分が土壌全体に均等に行き渡り、稲の均一な成長を促進します。

農家の皆さんの愛情がいっぱい注がれ、毎日丁寧に大切に育てられるひまわりすいかさんたち。

日毎に健やかに成長する偉大なる「ひまわりすいか」さんたちに、限りない愛と感謝と祈りを込めて。。。

▶️ 北竜町ポータル・特集記事
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