第2弾 旧飯坂東線”令和” を走る ~チンチン電車の窓から その2 福島市郊外編 ~
この作品は、半世紀前に廃線となった「福島交通旧飯坂東線」が、もし存続していたら、その「車窓から見える景色はどんなだろう。」という思いから制作したものです。
この「福島交通旧飯坂東線」は、明治41年(西暦1908年)に設立された「信達軌道」(蒸気動力の軽便鉄道、軌間762ミリメートル)が始まりで、まず、福島、長岡(現伊達市)、湯野村(現福島市湯野)間が開通し、同時に長岡、保原(伊達市)間が開業、さらに保原、梁川間をはじめ、後に保原、掛田、川俣まで延線し、大正中期には桑折、保原間も開通したようです。
このように、明治、大正、昭和と長期にわたり、福島市を中心とした県北地方の産業経済の発展に、重要な役割を担っていましたが、昭和40年代の急激な経済環境等の変化により、昭和46年に廃線となってしまいました。
本編は、前編(令和7年1月17日公開)の「福島駅前のりば」から「文知摺通り」停留所までに続き、福島市の岩谷下交差点付近から福島市郊外及び伊達市長岡(長岡分岐点)までを「その2」として紹介するものです。今後、終点の「掛田駅」までを数編に分けて制作することとしております。
ちなみに、本年は、和暦の「昭和」で100年を迎えましたが、昭和の懐かしい一コマを思い出していただければ誠に幸いです。
なお、本作品の制作にあたっては、福島交通株式会社のご厚意により、同社の「路面電車ミュージアム」のご支援をいただきました。ここに厚く御礼を申し上げます。
観賞に要する時間は12分です。
次のチャンネルもご覧ください。
①本編のその1
チンチン電車の窓から~福島交通旧飯坂東線”令和”を走る~その1 福島市街地編
:https://youtu.be/oj_Jk0mS56E
②「アーカイブふくしま」を紹介するチャンネル」:https://youtu.be/08dQDi1zk5c
③「福島の自然風景」などを紹介するチャンネル:https://youtu.be/whzKrU-AUOE
【動画の目次】
00:00 オープニングロゴ・内容説明・タイトル・前回公開部分
00:59 岩谷下交差点付近(松山町)
02:19 信夫ヶ丘グランド前停留所(松山町)
02:39 松川鉄橋通過(松山町・本内)
03:34 大日堂前停留所(本内)
04:38 本内停留所(本内)
05:30 鎌田支所前停留所(鎌田)
06:18 八反田川通過(鎌田)
06:32 新鎌田停留所通過(鎌田)
07:48 瀬上局前停留所(瀬上)
09:00 瀬上荒町停留所通過(瀬上)
10:20 川原町停留所(伊達市川原町)
11:08 長岡田町停留所(伊達市長岡)
11:45 長岡分岐点到着(伊達市長岡)
11:49 エンディング
#路面電車
#チンチン電車
#旧飯坂東線
付記(制作記録等)
1.風景の実写時期 令和6年7月から令和7年4月
2.電車外景・内部 福島県伊達市霊山町掛田(旧掛田駅構内)
福島交通株式会社 路面電車ミュージアム展示車両
3.音 声 走行音は現福島交通飯坂線、車内案内は別撮り(創作)
4.伝 達 用 鐘 音 当時の規程による。(1回:降車客あり要停車の時、2回:発車時および
降車客なしで停留所通過の時、ただし、停留所に乗客がいる場合は停車)
5.そ の 他 当時の飯坂東線は、道路の右側を通っていた部分もあったようですが、
「風景の実写」は、車載カメラで行ったため、全カットとも左側通行となっ
ています。また、各停留所については、当時の位置との多少のずれはご了
承ください。
4 Comments
福島出身、関西居住のskannoです。いやあ素晴らしい!有り難うございます。特に高校時代は伊達田町に引っ越していましたので、電車のこの路線はよく乗りました。私はもう74歳ですが15歳から18歳まで人生で宝物のような時期がよみがえったようです。有り難うございました。
懐かしく拝見しました。高校生の時よく利用しました。
ありがとうございました。
待ちに待った第2弾の動画、誠にありがとうございます!当時は姉が通っていた福島女子短期大学に遊びに行くのによく利用したのを思い出しました。あの頃から現在の阿武隈急行(旧国鉄丸森線)はほとんど完成していましたね。掛田といえば、路面電車の廃線が決ってから、姉に駄々こねて掛田まで乗せてもらい、その時の駅前食堂のラーメンの味が今でも忘れられません。恥ずかしながらまだ旧掛田駅の路面電車ミュージアムへ行っていないので、今度行かせて頂きます。それでは第3弾も心よりお待ち申し上げております。
動画主の苗字からして、バリバリに福島に多い名字。廃止直前、さよなら電車に乗って、その時の写真残ってますが、幼少期のことだったので記憶にありません。こういう再現動画の企画は初めて見ました。面白いですね。今は、もう福島に行くことは、ほぼなくなりましたね。