【隠れキリシタンの石灯籠】万松院(静岡県袋井市梅山2025年2月1日)
【再生リスト】https://youtube.com/playlist?list=PLNDavtIzW2SEzOd80nJgDCCKGO13qotBO&si=OetoTgJlGz-v66U9
#ポタリング #キリスト教 #江戸時代 #キリシタン #史跡 #袋井市
袋井市指定文化財
万松院の切支丹灯篭
. 昭和56年11月3日指定
キリスト教の信仰が禁止され、信者に対する弾圧が激しかった江戸時代には、熱心な信者達はこのような十字架とキリスト像を模した灯篭を造って礼拝対象とし、密かに自分達の信仰を守り続けていました。
切支丹灯篭はキリスト教弾圧が始まる文禄年間頃から幕末にかけて造られましたが、幕府の取り締まりが最も厳しくなる江戸時代後期以降には殆ど新しいものは造られていません。
万松院の灯篭は上から宝珠・笠・火袋・台石・竿という五つの部分によりなっていたものですが、現在は台石から下の部分だけ残っています。
石材には赤御影石が使われ、十字架の形態と尊像のスタイルから江戸時代中期以前の作例と考えられます。
県内では十例程が確認されており、近隣では大須賀町撰要寺、掛川市上張大日寺のものが知られています。
袋井市教育委員会
【ここからは想像です】
台座から上部がないのは、明治に廃寺になった頃、もはや隠れる必要がなくなった信者たちが外したと思います。現在の姿はまさに磔となった十字架とイエス・キリストそのものです。
尚、キリシタンたちのその後は全くわかりません。本堂や庫裏は綺麗に維持されているので、次回の浜松行きに誰か人がいたら聞いてみたいです。
1 Comment
いや勉強になりました。静岡に生まれ育ったのに隠れキリシタンの歴史があったとは知りませんでした。島原のような九州の地でなら分かりますが家康公のお膝元の静岡にも隠れキリシタンとは驚きです。