美しき海とシルバーの家並み/海界 奄美大島南部(鹿児島県)
Beautiful sea and rows of silver-hued houses / Walk around the islamd village, Southern Amami Oshima (Kagoshima Prefecture)
鹿児島から南に約380km、日本では佐渡島に次いで面積の大きい離島。1市2町2村で構成されている。島の北部はなだらかな地形なのに対し、中南部は土地の9割が山林を占める険しい地形。亜熱帯海洋性の常夏のこの島には、アマミノクロウサギ・アマミセイシカをはじめとする固有の動植物、金作原や国内で2番目に広いマングローブ林など豊かな自然にあふれている。平成29年に奄美群島国立公園に指定され、現在「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として世界自然遺産登録に向けた準備も進んでいる。奄美は、平安時代には独自の操船技術や海軍力を有し、黒潮を舞台とした積極的な交易を展開していた。奄美の産品は当時の貴族文化にも取り入れられ、平泉の中尊寺の金色堂には奄美のヤコウガイを用いた螺鈿細工が使われている。15世紀に入り琉球王国による大島征伐、慶長14年(1609)以降は薩摩藩の支配下という、特異な歴史的背景を有しながらも、泉二新熊翁や昇曙夢といった多くの学者や法曹を輩出してきている。1,300年の伝統を誇る「本場奄美大島紬」の産地、島唄や八月踊りなど伝統行事が今なお残る文化の島としても知られる。平成26年に格安航空会社(LCC)の就航が始まり、首都圏からの観光客も増加しているほか、クルーズ船の受け入れも増えている。長年、プ口や実業団、学生などのスポーツ合宿の受け入れにも力を入れている。
大和村
奄美大島の中部に位置し、スモモの里として知られている。紺碧の東シナ海を緑どる白い砂浜と変化に富んだリアス式海岸、アマミノクロウサギやルリカケス、オオトラツグミといった天然記念物、広葉林やへゴなと豊かな自然がいっぱい。亜熱帯性植物が来る森の中に「奄美フォレストポリス」、東シナ海が一望できる「きびの郷 磯平パーク」、奄美の貴重な生態系の保全を目的とした環境省の「奄美野生生物保護センター」など、その自然を活かした施設が点在する。このほか古代建築様式で造られた高倉群や日本黒糖製造の創始者直川智翁を祀った開饒神社など歴史・文化面でのみどころも多い。近年では、国直集落など地元住民と連携した体験プログラムの提供など「着地型観光」の取り組みもみられる。平成30年に村制施行110周年を迎え、これを記念した黒糖焼酎「開饒」が誕生した。
宇検村
奄美大島の西南部に位置し、北は大和村、東は奄美市住用地区、南は瀬戸内町に接する。東西に走る連山が焼内湾を囲み、入江の奥に14の落が点在している。波静かな焼内湾では民間企業によるクロマグロや真珠の養殖が行われている。海抜694mの湯湾岳には、アマミノクロウサギをはじめとして、学術上貴重な動植物が生息しており、頂上一帯が奄美群島国立公園特別保護地区に指定されている。村の全面積の90%以上が森林で占められ、きわめて平地が少なく、緑と水の美しい村である。近年は波静かな焼肉湾を利用したタイ、フグ、クルマエビ、マグロなどの養殖漁業も盛んになっている。平成29年に村制施行100周年を迎えた。
瀬戸内町
奄美大島南部に位置する町。加計呂麻島との間には静穏な大島海峡があり、典型的リアス式海岸の美しい景観が見られるほか、クロマグロや真珠の養殖が行われている。瀬戸内町全体で55の集落を数え、そのうち33集落が加計呂麻島・請島・与路島に点在している。縄文後期と推定される嘉徳遺跡からは宗教儀礼に用いたとされる珍しい二重口縁土器が発掘されている。明治24年には久慈に海軍の石炭貯蔵庫が設置され、大正期には薩川湾が軍港に、古仁屋に要塞司令部が置かれ、第2次大戦時には瀬戸内一帯が要塞地義となった。昭和31年に古仁屋町・茜芳村・鎮歯村・美久村が合併して瀬戸内町が誕生した。奄美群島国立公園に指定されている大島海峡には、サンゴ礁や熱帯魚が生息する。エメラルドグリーンに輝く海は、ダイバーや釣り客に人気。国内最大規模のシーカヤック大会の舞台にもなっている。平成27年3月に国道58号線の網野子トンネルが完成し、網野子バイパスが開通したことで島内南北のアクセスが向上した。同30年には大ホールなどを備えた「きゅら島交流館」が落成。奄美を代表する唄者を輩出する芸能の町にますます注目が集まっている。
(「シマダス」参照)
opening music /ES_The Sanctuary Within – Erasmus Talbot
last music / ES_I Wish You Were Mine – Loving Caliber
集落町並みWalker
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm
Database 大和今里
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/kagoshima_data/yamato/yamato_file.html
2 Comments
2013年 西古見から屋鈍に抜ける道がレンタカーの ナビに表示されてて 宇検林道から 曲がって入って行ったら・・いきなり数日前?の大雨で道路が陥没 危うく遭難するところでしたが寸前でブレーキが利き 一命をとりとめたことが有りました 今になっても笑えません!
The thatched storage structures at the beginning are interesting as are the old stone walls. What did you mean when you said there are sticks to hit things along the walls??!! (Maybe it was the Japanese to English translation that didn't make sense?)
That banyon tree roots at 21:34 are great!
Good drone shots at the end!