秋田県の男鹿半島で大晦日に行われるユネスコ無形文化遺産のナマハゲ行事を見るために男鹿市の「なまはげ館」と隣接する「男鹿真山伝承館」にやってきました(2024年8月19日)
男鹿半島で大晦日に行われるナマハゲ行事を見るために、秋田県男鹿市の「なまはげ館」と隣接する「男鹿真山伝承館」に行ってきましたので、その様子を紹介します。
男鹿のナマハゲは、昭和53年に国の重要無形民族文化財に指定され、平成30年には来訪神:仮面、仮装の神々としてユネスコの無形文化遺産にも登録されました。ナマハゲ行事は、大晦日の晩に男鹿半島のほぼ全域で行われるもので、真山・本山に鎮座する神々の化身と信じられているナマハゲを、怠惰を戒め、災禍を祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす来訪神として、各家では丁寧に迎えもてなします。
なまはげ館は、ナマハゲに関する資料や映像を見ることができる施設です。ナマハゲの面や衣装は地区によって様々で、館内には150を超えるナマハゲ面が一堂に展示されています。
なまはげ館に隣接する男鹿真山伝承館は、古い男鹿の典型的な曲り屋民家を移設したもので、大晦日の晩に行われる地元真山地区のナマハゲ行事を体感できる施設です。