浄土真宗本願寺派光明寺

2024年11月23日 奈良県の寺院
光明寺は応仁2年(1468)、本願寺第八代蓮如上人吉野川方面御巡化の際、上人に帰依して設けた念仏道場に始まります。
光明寺所蔵「第八代蓮如上人御直筆草書六字吊号《はこの時、蓮如上人より授与されたものと考えられています。
また、蓮如上人はこの下渕の地を、
「山々の さかしき道を 過ぎゆけば 河にぞつれて かへる下淵《(真宗聖教全書五 拾遺部)
と親しみをもって歌われています。

また、明応3年(1494)、蓮如上人は80歳になられたことにちなんで和歌を詠まれ、その御直筆和歌を当時の住職に授与されました。
「法印権大僧都兼寿
  仏にも祖師にもよはひおなしくて 八十にみちる身さえたふとし《(光明寺所蔵第八代蓮如上人御直筆和歌)
当時の住職と蓮如上人の深い親交が伺われます。

その後、永正9年(1512)、第九代実如上人より阿弥陀如来絵像のご本尊を賜り漸次寺院の形態を整え、元禄4(1691)年に木仏本尊をお迎えし、現在に至ります。
このように、当寺は約550年の歴史をもち、その間、ご門徒をはじめ地域の方々の支えによって歩んでまいりました。

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