【明治の校舎】木のぬくもりと共に蘇る明治時代の記憶 | 旧遷喬尋常小学校

今回は岡山県真庭市にある旧遷喬尋常小学校(きゅうせんきょうじんじょうしょうがっこう)をご紹介します。

旧遷喬尋常小学校は1907年(明治40年)に創立されました。
当時の小学校教育は明治政府による「学制改革」に基づいて行われており、教育普及が国の近代化において重要視されていました。
遷喬尋常小学校、地域の教育に大きく貢献し、地元住民にとっても大切な学びの場でした。
この学校はその後、数度の改築や修繕を経て現在の姿となり、1999年には真庭市(当時の落合町)によって保存され、文化財として一般公開されるようになりました。
この学校は、戦前の日本における教育制度や地域の生活の変遷を学べる場所であり、当時の学校生活や教室の雰囲気を感じることができます。

旧遷喬尋常小学校の最大の特徴の一つはその美しい木造建築です。
1909年(明治42年)に竣工したこの建物は2階建ての木造校舎であり、総面積1,000平方メートル以上の広さを誇ります。
当時の技術を駆使し細部に至るまで職人の手による精密な作りとなっています。
特に唐破風(からはふ)と呼ばれる伝統的な日本建築の装飾的な屋根やアーチ型の窓枠が特徴的で、当時の建築美をそのままに保存しています。

それでは最後まで昔懐かしい木造校舎をお楽しみください。

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