珍しい土座が残る民家を探して歩きます(その4)旧宮地家 滋賀県

珍しい「土座」(どざ)が残る民家を探します。
土座とは、土間にモミガラを敷いてその上にムシロを敷いた部屋(居間)です。板が入手できなかった時代、庶民は土間にムシロを敷いた部屋で生活していました。板が手に入るようになると板床に変化していきます。裕福な上層農民(庄屋など)から板床になっていったと考えられます。土間・土座・板床・畳への庶民生活の進化の過程と考えられます。
かつて土座があった民家は板張りに改変されていて、今では土座を見ることができなくなっています。残されているのは国指定重要文化財で建築当初の状態に復元した民家です。ここでは、土座を見ることができる民家を探します。
4回目は滋賀県の安土城跡に近い安土町「近江風土記の丘」に保存されている旧宮地家です。余呉型民家で琵琶湖湖北の余呉地方のタイプです。
元は滋賀県長浜市国友町にあった民家が移設保存されています。
土座はこの地方で「にうじ」と呼ばれていたようですが、旧宮地家の保存状態は土座部分が物置状態でした。管理する担当者が「土座」の意味がよくわかっていないのではと感じました。なお、旧宮地家は国指定の重要文化財です。

2 Comments

  1. 土座(土間)が珍しいというのは意外。
    玄関から勝手口まで土足で入れる家は実家がそうでした。後にコンクリートじきになりました。あがり口(部屋と土間の間)に小学校で見られた渡り廊下(すのこに似ている)を置いた家もありました。実家は解体されました。

  2. おはようございます、昔ながらの、藁葺き屋根、土間、昔は、土間で、藁を、叩き、皆して、わらじを、作り、臼杵で、蕎麦を、挽いたり、何を、するにも、便利な、場所でした、おくどさん、で、ご飯を、炊き、楽しく、話を、しながら、ばあちゃん、じいちゃん、部落の、仲間で、スローライフでは、有りましたが、懐かし、風景を、ありがとうございます、これかも、素敵な、発見、お待ちしてます、

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