【山梨百名山#90】山伏 ~棲むは山姥か山伏か?清流満ちる安倍奥の盟主~
山伏(やんぶし)は山梨県南巨摩郡早川町と静岡県静岡市葵区の境に位置する標高2,014mの山で、山梨百名山の一つに数えられています。また、白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)の南に延びる長大な白峰南嶺の最南端部に位置する山で、同嶺最南端の2,000m峰です。
レンタカーを借りて向かった安倍川の源流域。
前日は八紘嶺に登り、そのまま梅ヶ島新田温泉黄金の湯に併設された湯CAMPフリーサイトにソロテントを張り、よい泉質の温泉に癒され梅ヶ島の地で一夜を過ごしました。
早朝、朝露を振り払ってテントを撤収した後、車で少し南下し新田集落のある場所から大通りを外れました。やや幅員の狭い農道を進み、これからこれに沿って登ることになる西日影沢の河原に入ると登山者用の駐車場に到着します。
駐車場から登山道までは林業用でしょうか、作業路を進みます。登山道に入ると現役で稼働している作業用モノレールの軌道沿いに進み、山の奥へ立ち入っていきます。序盤は常に西日影沢沿いに進むこととなり、幾度と右岸と左岸を行き来しながら標高を上げていきます。途中にあるわさび田跡地の石垣や、流されてしまった木橋の後が荒廃した味のある雰囲気を醸しています。
沢沿いに進み突如として眼前に現れるのが大岩です。脇にはわさび小屋や小鹿小屋と呼ばれる小さな廃れた小屋が残されています。正面には無数の登山杖ともただの木の末枝とも言える木の棒が立てかけられており、さながら大岩が転がるのを防いでいるかのようです。ここにはこの山に棲む(と言われている)山姥からのメッセージが残され、この動画の音声もその看板に記された言葉に基づいています。
西日影沢もいよいよ源流域に差し掛かり、その流れも細くなったところで注意が必要なトラバースが現れます。足を取られないようにザレ場を乗り越えると蓬(よもぎ)峠に到着です。ここはベンチが設けられた平地で、山伏の山の雰囲気がここから沢の世界から山の世界へと転換する地点でもあります。
蓬峠からは500mほど、実にこの山行の半分ほどの標高を次の西日影沢分岐までに登り詰めねばなりません。この標高を九十九坂や時には幅の狭いトラバースをも乗り越えて克服していきます。
稜線上に達し百畳峠や山伏小屋から延びる登山道と西日影沢分岐で合流すると山頂はもう目前です。天園のような広い空間にはヤナギランの群生地や大展望が広がります。あいにく、この日は霧が立ち込めていましたが、幻想的な空間が広がっていました。
00:00 オープニング
02:35 山伏登山口
06:46 大岩 ワサビ小屋
10:23 蓬峠
13:22 西日影沢分岐
16:21 山伏山頂
◆使用音源
フリーBGM DOVA-SYNDROME
む~やん 様 『和風ジングル』
ゆうり(from Yuli Audio Craft) 様 『語り出す者』
今川彰人オーケストラ 様 『オープニングオーケストラ「夜明け」』
しんさんわーくす 様 『神聖なる者』
田中芳典 様 『神秘の山』
のる 様 『悠久の彼方』
◆参考情報
この動画の音声は音読さんを使用しています。
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