石畳が続く首里城下の坂まち/天住 首里金城 識名平(沖縄県)
Stone-Paved Slopes Beneath Shuri Castle / Walk around the residential area near heaven, Shuri-Kinjo and Shikina-bira, Naha (Okinawa Prefecture)
首里金城町と識名平は、首里城と真珠湊(国場川河口)を結ぶ古道「真珠道(まだまみち)」が通る高台の集落で、かつて城下から海へ物資や人の流れが往来した重要なルート上に位置していた。真珠道は首里王府の交易・物流の生命線の一つであり、その沿道に形成された集落は、地形に合わせて緩やかな尾根筋に住居を配し、谷を避けるように道が通される構成をもつ。金城町と識名平は安里川の谷を挟んで向かい合い、深い谷と急斜面、そして尾根の連続がそのまま集落の形態をつくり出している。
金城町は第二次大戦の戦災を免れた貴重な区域で、琉球石灰岩を敷き詰めた石畳道や石垣・石塀が現在も連続し、首里城下に特有の城下町景観をよくとどめる。石畳は首里王府時代に整備されたもので、雨を吸い、滑りを抑え、地形の起伏に寄り添うように敷設された。周囲の屋敷地にはガジュマルやアカギが根を張り、石垣の間を縫うように木造とRC造の住宅が積層的に並ぶ。
一方、識名平は古い屋敷地の石垣が点在しつつも、戦後の宅地化で形成された住宅地が広がり、尾根上から那覇市街を望む眺望が特徴的である。谷に向かって落ち込む斜面地に畑や屋敷地が階段状にのび、台地上の道路と谷底の水場が生活動線として結びついている。
この地域には、金城町・識名平ともに随所に湧水や「カー」と呼ばれる水場が残り、かつて生活用水を確保してきた琉球の集落文化が色濃く読み取れる。水、石、起伏という三つの要素が重なり、首里特有の“高台の坂まち”としての景観を今日まで形成しているエリアである。
集落町並みWalker
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm
10 Comments
That's an old tree at 8:16 & beautiful old stone walls & pathways!
ビーチや水族館も良いのでしょうが、紹介された街並みを巡ることで、沖縄の”空気感“を体感出来るのでしょうね。ありがとうございました🎉
集落さん、いつもありがとうございます。沖縄の天界の住宅地、面白いです。シビルとしてはやはり擁壁・水に興味がそそられます。もちろん、地形・勾配も。
いつもありがとうございます。焼失前の首里城には行きましたがその近くにこんなに趣き有る石畳道があったとは!。有名な観光地だけでなくその周りも探ろうと思いましたよ。お疲れ様でした。
首里は坂道が多く年配の人は移動が大変かも
私が住んでる場所の近く(北谷町玉上集落)も坂道が多く大変だと思いました。
歩いてみたら 昔からの石だったみ たい?
昔は車も通行可でした。
普通の街歩きYoutuberならお祭りに遭遇したらしばらくはその映像が流れるのでしょうが、次の瞬間別の坂道を上り始めていて、流石!と思いましたです(笑)
福岡県?
石垣・石畳みが凄いですね。