懐かしい町並 明日香村栢森 奈良県
最近の集落の様子
懐かしい町並
奈良県明日香村と云えば、年間を通じて観光客が多い一大観光地である。日本の古代歴史の宝庫で、高松塚古墳を初めとした、古代遺跡が至る所に発見されているのは、万人周知のことである。でも明日香村にあっても、ここ栢森(かやのもり)はそのような歴史も観光地とも全く無縁の一大過疎地である。
飛鳥川(当地では稲淵川)の上流域に立地し、栢森村は江戸時代のはじめの正保2年(1645)に入谷村と栢森村に分離して独立した。江戸時代を通じて高取藩領。
江戸時代、この村には大高持の百姓が存在せず、宝暦3年(1753)では所持高1~5石が計33人。安政2年(1854)段階でも1~8石が計64人、1石未満が23人であった。農産物として米・麦・甘薯が作られていた寒村だった。
明治15年頃の家数36・人数203とある。
今集落を歩くと、江戸時代の貧農の面影より、豪農や大農家の屋敷が連なる。江戸末期から明治にかけての土地の集積の結果だろう。造り酒屋さんもあったようだ。とても貧しかった集落という印象ではない。大和棟の大きな家、切り妻造りの豪勢な家屋、白壁の土蔵、煙り出しを残した家屋など江戸時代から明治時代の様相を残した集落である。その上この集落では電柱が無いに等しいほど目立たない。地中に埋めた訳で無いのに電柱が少ないのも、哀れさを誘っている。過疎化も避けて通れず、無住になった家も散見できるのは寂しい限りである。
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音楽:中北音楽研究所
3 Comments
ありがとうございました😊
18年経った今でもほぼ変わって居ません。
情緒があっていいですね、憧れの明日香村です。