横浜「レトロ喫茶の名店7選」【いま行きたい“昭和の横濱”】
昭和レトロの喫茶店。 ……いま、この文化が“静かなブーム”を迎えています。 こんにちは、横浜ディープラボのヨコケンです。 文明開化の港町・横濱。 その歴史とともに育った横濱レトロ喫茶が、 今、若い世代から大人まで幅広く見直されています。 今回は、横浜の街角で半世紀以上愛されてきた、
いま行きたいレトロ喫茶7軒を厳選しました。 懐かしくて、どこか新しい。 昭和と横濱が同居するひとときを、どうぞ最後までお楽しみください。 横浜駅前に残る昭和レトロの原風景 変わらぬ味が嬉しい五番街の朝セット 『横濱珈琲店 五番街』 横浜駅西口。 昔から変わらない姿で迎えてくれる、五番街の中心的存在—— 『横濱珈琲店 五番街』です。 変化の激しい横浜駅で、何十年もそこにあり続ける—— それだけで、この場所の“特別さ”が伝わってきます。 開業は1965年。 創業当時はハイカラそのもの、 今見るとどこか懐かしい“古き良き横濱”を感じる外観です。 今回紹介する7軒の中でも、 おそらく一番広く知られた名店と言っていいでしょう。 扉を開けると、明るさと広さにまず驚かされます。 壁には横浜港の絵画。 窓越しには、朝の横浜駅をせわしなく行き交う人たち。 そのコントラストが、この店の魅力をいっそう引き立てます。 60周年を記念して、倉庫に残っていたマッチを配るサービスも。 こういう小さな歴史を感じる瞬間が、喫茶店らしくてたまりません。 今回は、定番のモーニングメニューの中から、 「ツナサンドセット」をいただきます。 カリッと焼いたパンに、たっぷりのツナと野菜。 奇をてらわないシンプルさが、逆にうれしい。 “これがモーニングだよな” と言いたくなる王道の一皿です。 ゆで卵もしっかり茹でられていて、 この小さなひと手間だけで朝の幸せ度がグッと上がる。 変わりゆく横浜駅のすぐそばで、 変わらない味と、変わらない時間を守り続ける喫茶店。 横濱珈琲店 五番街。 ここから、横浜レトロ喫茶めぐりの旅が始まります。 関内に残る静寂の昭和純喫茶 銅マグの珈琲と味わう大人のランチ 『コーヒー専科 小島屋』 関内駅から徒歩約5分。 相生町の賑やかな一角に、静かに佇む老舗喫茶—— 『コーヒー専科 小島屋』です。 レトロ喫茶が多いこのエリアでも、 ここは“静かにコーヒーを楽しみたい人が集まる名店”として知られる存在。 控えめな佇まいながら、ひと目でわかる確かな風格があります。 奥に広い店内では、 サイフォンの音をBGMに、 それぞれの時間をゆっくり味わうお客さんたち。 店内には、今も現役で使われている電話ボックスがあり、 ロマンチックでノスタルジックな空気がただよいます。 まさに“文明開化の香りを残す、洋食と喫茶の世界観”。 この空間に身を置くだけで、時間旅行をしているような気持ちになります。 今回は、フードメニューの中でも人気の高い Dセット「ホワイトグラタン」をいただきます。 グラタンは熱々。 マカロニ、ベーコン、ポテト……具材がたっぷり入っていて、 驚くほど食べ応えがあります。 サラダは彩りも良く、しっかり盛られた嬉しいボリューム。 そして、カリッカリに焼かれたトーストが付くのも純喫茶らしい贅沢です。 冷たさをキープしてくれる銅製マグで飲むアイスコーヒーは、 見た目も味も雰囲気も申し分なし。 サイフォンと、棚に並ぶカップを背景に飲む一杯は、 “横浜の喫茶文化”そのものを感じられる瞬間です。 文明開化の香りが今もそっと息づく、関内の名喫茶。 どうもごちそうさまでした。 昭和映画の世界が残る名純喫茶 美しいドーム型の正統派オムライス 『純喫茶 モデル』 石川町駅・中華街口を出てすぐ。 元町でも中華街でもない—— その“文化の谷間”に、1974年創業の『純喫茶 モデル』があります。 外観も店内も、“横浜らしいレトロ感”。 時間の流れがここだけ少し違うような、そんな独特の佇まいです。 中へ入ると、昭和の映画のような世界。 茶色のレンガ、 創業当時から使い続けている山吹色の椅子、 イタリアから輸入したテーブル。 これらがひとつの空間に調和して、 レトロでありながらどこかモダン。 使い続けられているボタン式のレジも、 昭和の空気をそのまま伝えてくれる名脇役。 今回は、お食事メニューから名物の「オムライス」をいただきます。 目の前に届いた瞬間、その美しさにハッとします。 丸く整えられたドーム状のフォルム。 中のチキンライスは優しい味わいで、 その上をふわふわ、とろとろの卵が包み込むように広がります。 卵にはチーズも溶け込んでいて、コクの余韻がとても心地よい。 元町と中華街という文化の大通りに挟まれながら、 そのどちらにも染まらず、 独自の“横浜レトロ”を守り続ける純喫茶。 どうもごちそうさまでした。 甘味文化を守る桜木町の名喫茶室 昭和プリンと厚焼きホットケーキの名コンビ 『花壇』 桜木町駅のすぐそば。 ぴおシティー——またの名を「桜木町ゴールデンセンター」。 その地下に、半世紀以上の歴史をもつ喫茶室『花壇』があります。 古いけれど、とてもきれいな外観。 ショーウィンドーの前に立つと、 子どものころに父親に連れてきてもらった思い出が、 ふっとよみがえってくるような、そんな温かさがあります。 店内は喫茶店というより“喫茶室”がしっくりくる雰囲気。 広い空間に柔らかな光。 桜木町のすぐそばとは思えないほど、 ゆっくりとした時間を過ごせる場所です。 花壇といえば、昭和の甘味を代表するプリンとホットケーキ。 その両方を一度に味わえる名物、 「プリンホットケーキ」をいただきます。 プリンを中心に、左右には焼き立てのホットケーキ。 たっぷりのホイップクリームと 甘くシロップ漬けにされたチェリー これだけで、昭和の喫茶室らしい“夢のワンプレート”。 まずはホットケーキ。 パンケーキではなく、あくまで“ホットケーキ”。 ベテランの店員さんが 「クリームをたっぷり伸ばして食べてね」 と優しく声をかけてくれるのも、この店らしい温かさ。 プリンは昔ながらの懐かしい味。 しっとりとした硬さを残しつつ、口に入れると滑らかにとけていく。 これぞ“喫茶スイーツの象徴”と言える一品です。 昭和の甘味と、桜木町の歴史がそのまま閉じ込められたような、 どこか懐かしくて、やさしい一皿。 どうもごちそうさまでした。 静かな山手で愛され続ける洋風喫茶 港景色と味わう山手の洋食ランチ 『エレーナ』 横浜の開港期から発展した、閑静な高級住宅街・山手。 異国情緒あふれるこの街の“山の頂上付近”で、 1975年から変わらず地元に寄り添ってきた喫茶店—— 『エレーナ』です。 赤い屋根に白い壁。 山手の景観にすっと溶け込む、美しい佇まい。 店に入ると、まず目に飛び込んでくるのが大きな窓。 そこから見えるのは、横浜港の風景。 昔は港に出入りする船がよく見えていたというこの場所は、 “山手らしい異国情緒”の特等席です。 店内は白い壁でまとめられ、 ショーウィンドウには美しいケーキが並ぶ。 明るくて上品で、気取らない心地よさがあります。 今回はランチタイムサービスから、 人気の「自家製キッシュプレート」をいただきます。 この日のキッシュは、ほうれん草、ポテト、ベーコンの組み合わせ。 口に入れると、卵の柔らかさと具材の食感がしっかり感じられて、 やさしい味わいなのに満足感があります。 さらに、みずみずしいサラダと、 自家製ソーダブレッドがセットに。 料理も空間も、どこか“体に良いものを吸い込んでいるような感覚”。 心も体も、ふっと軽くなるランチです。 窓から見える横浜の街並みを眺めながら過ごす時間は、 ここでしか味わえない特別なひととき。 どうもごちそうさまでした。 黄金町に残る“普段着”の昭和喫茶 懐かしくて軽やかな昭和ピラフセット 『珈琲山』 横浜でも一昔前は“ちょっとディープ”と言われた街、黄金町。 その駅前交差点を見下ろすビルの2階で、 長年静かに営業を続ける喫茶店が『珈琲山』です。 初めて訪れる人なら、階段の前で一瞬ためらう外観。 でも、勇気を出して扉を開ければ、 そこには想像以上に居心地のいい空間が広がっています。 店内は暗めで落ち着いた、“リアル昭和喫茶”。 壁一面に貼られた映画『戦場のメリークリスマス』のポスター。 その前に座って眺めているだけで、気付けば時間が過ぎていく。 そして窓の外には、初音町交差点を行き交う人や車。 この街の空気が、そのまま絵のように広がる景色です。 今回はランチタイムセットから「チキンピラフ」をいただきます。 優しい味付けで、どこか懐かしい一皿。 エビや卵が入っていて、ピラフというより
“洋食屋のチャーハン”のような味わいです。 一緒に添えられたコンソメスープも、ほっとする優しい味。 横浜の街で、肩の力を抜いてひと息つける場所。 気取らない“昭和の喫茶文化”が今も残る、貴重な一軒。 どうもごちそうさまでした。 名店の風格ただよう横濱レトロの象徴 甘味と珈琲が織り成す上質な喫茶時間 『コーヒーの大学院ルミエール・ド・パリ』 関内駅から徒歩約5分。 横浜スタジアムの目の前にある、 レトロ喫茶といえば多くの人が真っ先に思い浮かべる名店—— 『コーヒーの大学院ルミエール・ド・パリ』です。 1974年創業。 ここに思い出がある、という人も多いのではないでしょうか。 横浜の喫茶文化を代表する名店で、 入口には西洋の鎧が堂々と飾られるという、 他にはない世界観を持つ喫茶店です。 店内は少し暗めで、伝統と異国情緒が濃く漂う空間。 外観から店内まで、一本の通った“世界観”で構成されています。 珈琲は、ベテランの店主さんがサイフォンで丁寧に抽出。 その姿と、サイフォン越しに立ち上る香りが、 この店の空気と完璧にマッチしています。 今回は、この動画のラストを締めくくるにふさわしい モンブランケーキセットをいただきます。 モンブランは、しっかり甘く、きめ細やかなクリームが特徴。 よくある“形が崩れやすいタイプ”とは違い、 フォークがスッと通り、断面もまるで小さな芸術品のよう。 そして合わせる珈琲は、サイフォンの良さが存分に出た一杯。 蒸気圧で均一に抽出されるため、 雑味のないクリアな味わいになり、 甘いケーキと抜群の相性を生み出します。 横浜らしさとは何か—— その答えのひとつが見つかる、コーヒーの大学院。 今回のレトロ喫茶めぐりを締めくくる、 まさにふさわしい一軒。 どうもごちそうさまでした。 いかがでしたでしょうか。 今回は、横浜で長く愛されてきた“レトロ喫茶”を巡ってきました。 昭和の面影や、変わらない落ち着いた空気。 そして、昔通ったお店にもう一度足を運ぶだけで、 あの頃の思い出がふっと蘇る—— レトロ喫茶には、そんな優しい力があります。 紹介したお店や関連動画は、概要欄にまとめています。 あなたの思い出の喫茶店や、おすすめがあれば、 ぜひコメントで教えてください。 では、また次の動画でお会いしましょう。 今日も良い一日をお過ごしください。
■昭和レトロの喫茶店。
……いま、この文化が“静かなブーム”を迎えています。
■文明開化の港町・横濱。
その歴史とともに育まれてきた“横濱レトロ喫茶”が、
若い世代から大人まで幅広く見直されています。
■今回は、横浜の街角で半世紀以上愛されてきた、
いま行きたいレトロ喫茶7軒 を厳選しました。
■懐かしくて、どこか新しい。
昭和と横濱が同居する喫茶時間を、どうぞ最後までお楽しみください。
🍚朝ごはんシリーズ
■紹介しているお店は以下の通りです
①『横濱珈琲店 五番街』
◆住所
横浜市 西区 南幸 1-5-24
◆営業時間
08:30 – 20:30
定休日:月
②『コーヒー専科 小島屋』
◆住所
横浜市 中区 相生町 1-26
◆営業時間
08:00 – 21:00
09:00 – 14:00(土)
定休日:日・祝日
③『純喫茶 モデル』
◆住所
横浜市 中区 吉浜町 1-7
◆営業時間
10:30 – 15:00
定休日:水
④『花壇』
◆住所
横浜市 中区 桜木町1-1 ぴおシティB2F
◆営業時間
08:00 – 16:00
定休日:日
⑤『エレーナ』
◆住所
横浜市 中区 山手町 24
◆営業時間
09:00 – 17:30
定休日:水
⑥『珈琲山』
◆住所
横浜市 南区 前里町 1-20
◆営業時間
11:00 – 21:00
⑦『コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ』
◆住所
横浜市 中区 相生町 1-18
◆営業時間
10:00 – 17:00
10:30 – 17:00(土・祝日)
定休日:日
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、店舗にご確認ください。
■タイムライン
00:00 オープニング
00:40 ①『横濱珈琲店 五番街』
02:46 ②『コーヒー専科 小島屋』
04:58 ③『純喫茶 モデル』
06:46 ④『花壇』
08:50 ⑤『エレーナ』
10:46 ⑥『珈琲山』
12:31 ⑦『コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ』
VOICE VOX剣崎雌雄
8 Comments
三店舗ほど行く店がありました。もう30年から40年ごろ前かもしれませんが、うちはダイヤモンド地下街にあった喫茶店に親と行くことが多かったなあと昔を思い出しました。
素晴らしい、有難うございます
全席禁煙は、モデルとエレーナ、ルミエール・ド田パリのみ。
レトロ喫茶は懐かしくて行きたいのだが、全席喫煙が多いので、結局、タリーズやスタバなどのチェーン店を選択してしまう。
今時はタバコ吸わない人の方が多いのだから機会損失してると思う。
あと、誤って入ることのないよう、喫煙であることを入り口で掲げて欲しい。
前を通って気になってたけど入れなかった所が知れてよかった。
戸部駅前の喫茶室もなかなかいいですよ
喫煙者の楽園。私は行けない。モデル、禁煙になったんですね。行ってみようかな。
タイトルを見て、すぐにコーヒーの大学院はいってないかなぁ~って思ったら最後に登場!懐かしぃ
若かったあの頃。喫茶店巡りが趣味でした。横浜の喫茶店は行ったことがありませんが、どのお店も入口にワクワクしました。又喫茶店巡り再開しようかな~。
伊勢佐木町ドンキ、はす向かいの古い喫茶店も素敵です。ピラフ各種が有ると間違いない気がする。
昔、横濱西口地下街に在ったカリオカは別格でした。広い店内で食べるオープンサンド。中には当時は他では見掛けなかった、黒パンのサワーブレッドの味と程よい酸味は今でも覚えています。当時、横濱の米軍はヨーロッパ系白人で、その影響で欧米料理の影響が強かったですね。