福住の夏に響く伝統の鼓動「水無月祭」

篠山には、今も昔ながらの歴史と伝統が息づく夏祭りが数多く残っています。
7月の終わり、川原住吉神社では水無月祭が行われました。

会場となるのは、昨年、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された福住の町並み。
夏の夕暮れ、じりじりと照りつける陽射しが少し和らぎ、空には茜色がにじみはじめます。

山車(だし)がゆったりと巡行し、「ヨイヤッセーヨーイ」の掛け声と太鼓や笛の音色が、蒸し暑い空気の中に涼やかな風を運びます。軒先には浴衣姿の子どもたちが集まり、目を輝かせながら山車を見送っていました。

宮入の後、神社の拝殿で奉納された打込囃子(うちこみばやし)は、かつて後継者不足で途絶えかけたこともありましたが、福住の人々をはじめ地域の保存会の努力によって見事に復活したそうです。

境内には、蝉しぐれと祭囃子が混ざり合う独特の熱気が満ち、見物客は皆、その響きに耳を傾け、夏のひとときを心ゆくまで味わっていました。

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■基本情報■
住吉神社
住所 兵庫県丹波篠山市川原270
駐車場 境内の横に数台駐車可能

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