【note紀行映像詩】晩夏・関ケ原|関ケ原は古戦場で終わらない《岐阜》
[音楽] 2月岐 関ヶ原 関ヶ原と聞いて思い浮かぶのは戦国 年分明け目の合戦 教科書の中の出来事 ただの古戦上そう思っていた 野原しかないよ そんな風の噂も耳にしていたから 自転車で巡るのもまあ悪くないか。それ くらいの期待で訪れた [音楽] けれど走り出してすぐに関ヶ原はただの 古戦場では終わらなかった。 その日は雨の予報。駅に着いた時の空は黒 に近い曇り。ぬわっとまとわりつく湿気と 温度 夏の気配に包まれる。 私はまず古戦場記念館へ向かった。想像 よりもずっと大きくて圧倒される。 関ヶ原ってなんかすごそう。根拠はないの に予感がした。 レンタサイクルを借りて走り出す。駅前の 街並を抜け地図を片手に。 レトロな看板。時を重ねた建物。それが 中先だと知りああと納得する。 [音楽] 家康が最初に不尽した桃 山黒田長の人すごいな。 は 石部屋河屋根の家並 セミの声が振り注ぐ あ 青龍に舞う川セミ 自分を戦国時代へ飛ばしてみる。 鳥や虫の声風のぎ まとわりつく湿度。 同じ自然の声を聞きながら人は人と争った のだ。 目の前には稲田と小山と林が入り込む凡地 。笹尾山が静かにそびえる。 戦場と今が実になって自然と溶け込んでい た。 [音楽] [音楽] [音楽] [拍手] [音楽] 最初は地図をなぞって走っていたけれど いつしか感覚のままに走りたくなった。 [音楽] [音楽] [音楽] [音楽] あ。 [音楽] [音楽] [音楽] おお、 すごい。 おお。 [音楽] [音楽] これか。あ、あれか。に [音楽] 手にしていた地図をふと手出手放す。 [音楽] 殺さと自転車をこぎ出す。雨がポツりと 落ちてきた。けれどワクワクして足は軽い 。 [音楽] 大通りを外れると建物が目に止まった。 近づくと醤油 辺りに漂う清けの醤油の香り。 私は醤油が大好きだ。 香りに導かれるようにたどり着いたその 瞬間心が跳ねた。 にない発見。自分だけの宝物を見つけた気 がした。 気づけばレントサイクルの時間は足りない ほどもっと走りたかった。 私はきっとまた訪れる。 関ヶ原はもう教科書の中の古戦場ではない 。 生きている町の空気を吸うために私を走ら せたこの町にまた [音楽] [音楽]
教科書の中の「関ヶ原」ではなく、
生きている街の空気を吸うための旅。
八月の湿った空気、蝉の声、稲田を渡る風。
戦国の人々も、きっと同じ声を聞きながらここに立っていた。
自転車で走りながら、手にしていた地図をふと手放す。
導かれるように辿り着いたのは、醤油の香りただよう一軒の店。
目的地を追うのではなく、感覚に導かれて出会う風景。
そこにあるのは「古戦場」ではなく、
いまを生きる関ヶ原でした。
生きている街に、また出会うために。
岐阜県関ヶ原。天下分け目の戦いで知られる古戦場を、自転車で巡りました。
歴史の舞台としてだけではなく、夏の湿度や蝉の声、稲田や小川の風景を感じることで、
「いまを生きる関ヶ原」の姿を映像詩として記録しています。
訪れたのは、古戦場記念館、家康や黒田長政の陣跡、そして偶然出会った醤油屋。
ガイドブックには載らない“感覚の旅”をどうぞお楽しみください。
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1 Comment
あなたにとって、関ヶ原はどんな町ですか?
教科書ではおしえてくれなかった景色はありますか?よければコメントでおしえてください☺️