頸城山塊早川の美景、観光と無縁の山本来の魅力に溢れる頸城の宝。新潟県糸魚川市の林道焼山線と林道放山線から頚城の山と谷を眺めるドライブです。

皆様こんにちは。ここは新潟県糸魚川市 林道焼山線の終点にいます。 これから、起点まで下った後で、もう一本、 開削工事中の、林道放山線に入ってみながら 私の大好きな、早川の谷と、取り囲む頚城の山々を ぐるぐると眺めながら走ります。(笑顔) 頸城山塊と呼ばれる地域の、山や谷の数々は、 北アルプスや谷川岳東面などの派手なヤバさには飽きて 原点に立ち返った山本来の美や危険に惹かれた人に うってつけの地域なのです。(笑顔) 一般的に、頸城山塊というと、新潟県の関川以西と 姫川以東の、長野県境を含む広い地域ですが その中で、長野と新潟の、県境北側の、糸魚川市地籍、 更には、東は能生川、西は根知川に挟まれた山岳地帯を 私は、強くオススメします。(私も大好きな地域です) で、今回はいま、早川の流域にいるので、 早川の谷の美しさと、取り巻く山の景色を眺めます。 先ほど話した、能生川から根知川までの区域内に、 早川と海川も在り、計4本の川が日本海へ流れてますが 山から見下ろした、谷の景色の美しさに関しては、 私は、早川が一番だと思っています。 左は、焼山登山道のゲート2です。 北麺からの焼山登山は、ここから歩き。 標準的な体力と山経験があれば、充分日帰りが可能です 林道上りの動画でも話ましたが、 先延ばしにしていると、来年は立入禁止かもしれません 活火山は、思い立ったが吉日なのです。(笑顔) 今年のゲート開放も、残り、あと僅かです。 この北ルートが最も焼山の火山らしさが味わえます 秋の焼山を堪能してみてくださいませ。 さぁここから先は見下ろす早川の谷の景色を楽しみます 正面に早川右岸に立つ、鉾ヶ岳が観えます。 まだ、つづら折れのカーブが現れないので、 私達は、この溶岩台地の西側斜面にいます 人々が暮らしている地域は、この台地の北側なので、 人々が暮らす谷の景色は、もう少し先です。 ぅわ。東海谷山稜の上部が雲に覆われてます この下りの際の景色には、あまり関係しませんが もう一本の林道、放山側に上った際には、 早川の谷を挟んで、対岸の山が見えるか否かが その美しさをお伝えするうえで、大きな違いとなります。 少しでも、雲が薄くなってくれるといいなぁ。 さぁ、ここから、つづら折れ。キツいカーブの連続です 対岸には、鉾ヶ岳 さぁ、早川の谷が見えますでしょうか 樹間からですが、見えますねー もっと良く見える箇所があると思います。 この先は、左が開けていそうです 見えました。早川の谷です。 画面奥の、V字の向こうは日本海です。 また、観えますよ。 私は、何故、この谷の景色が、こんなに好きなのだろうと 考えた事がありますが、理由は簡単でした。 美しいのです。(笑顔) なんだそりゃ、では、美しい理由は? と聞かれそうですね ミーハーに聞こえますが、欧州の谷の景色に似てます 県道まで下れば、ごく普通の日本の家並みですが、 美しく平らに整えられた谷間の斜面が、 南側の山へ向け一定の傾斜で吸い込まれていく景色は その拡がりが牧草地ではなく田畑であるのにも関わらず もの凄く、日本離れした美しさを感じるのです。 勿論、それには、高みからの見下ろしが絶対条件です すぐ下は、折り返す道 このまた、すぐ先でも 下の道が見えます。 つづら折れが続きます。 そして、見えました、ゲート1。 なかには、ゲートが閉まってる時の方が良い という方も居られると思いますが、 その分、往復で4時間弱、余計に必要になりますが それが出来る方は、その方がより静かで素晴らしいです しかし、この夏も、安曇野では、殆ど毎日のように 救助のヘリコプターが飛んでいて、その後の報道によると まず殆どが高齢者。更に、救助要請の理由が嘆かわしい 疲労で動けなくなったので救助要請とか、 真夏ですが低体温になったので、救助要請とか、 怪我や事故よりも、そんな理由の方が圧倒的に多い。 まったくもって、呆れるのを通り越してしまっています。 装備も道具も進歩し、情報も豊かに細かくなったのに、 登る側が、どんどん退歩しているようで悲しいです。 これを話し出すと、多方面の関係者を責めるようにも なってしまうので、詳しくは話しませんが 短く、簡潔に、表現すれば、登山は、観光ではない。 という一言。その一点に、集約できると、私は思います。 業界はいま昔に比べて増々、観光になってませんかね? この先が心配ですが、私が心配しても仕方がない(苦笑) 頸城の北面の山々は、そういった観光とは一切無縁の 山として、本来の味わい方が実践できる地域です。 道具や装備の進歩の恩恵は有り難く受け入れて 尚且つ、更に山の楽しみ方と技術を磨いたうえで 頸城の山々に入って、思い切り楽しんで欲しいです。 商業主義や、観光ではない、本来の山を。(笑顔) さて、道が、つづら折れではなくなってきたので そろそろ、林道の起点が近いです。 あの電柱が見えたから、これが最後のカーブです 左側に白い、起点標柱が見えました。 これです。 面白い雲が見えたので、ちょっと停めますね グルグルグルっと廻って、 火打山川の上空です。 これです、これです。(笑顔) 放山稜線の向こう側だから、西飛山地区でしょうか 陽気な、おばあさんが、笑っているようです。(笑顔) サブチャンネル「眺め眺め自然」の方で、 安曇野の、朝から日没まで、その日、1日の空、 浮かび流れる雲と太陽の光景、感動的な自然の眺めを 毎日、毎日、必ずアップロードしているので、 これまで以上に、雲をよくよく見ているのです。(笑) 北アルプスと安曇野の空にも、 可愛い雲、楽しい雲、豪快な雲、いろいろ出現します タイムラプスで一日を5分程度に纏めているので チョットした隙間の時間に、是非、眺めてみてください。 天候や、山肌の色や、これからは、積雪の有無なども 日々の変化を楽しめると思います。待ってます。(ペコリ) おや。おばあさん、少し若返ってませんか? (笑顔) キャンプ場にテントが一張りだけあります。 さて、ここで、下だらずに、右へと、もう一本 チョット、案内看板を写しますね 右が、いま下りてきた道、今度は、左。 とや展望台と、放山の方面です。 林道工事の看板があります。 毎年度、春から翌年3月までの工期で続いてます 今度、完成予定がいつなのか、聞いておきましょう うわー、やっぱり、東海谷山稜の雲、取れませんねー(泣) 素晴らしい形の山が続いているんですがねー(残念) 少し高いところまで登ってきたので、 早川の谷を眺めたいですねぇ 先ほど話した4本の川のうち、真ん中の2本だけ 対岸の、それなりの山稜線が眺められるのですが、 海川は山が険悪なので、民家が山から離れていて それなりの山稜線に挟まれた形になってないのです。 その上、谷が狭くて、クネって、かつ入り組んでいるので 早川のような、整然とした拡がりと、均一な傾斜面を 見て感じることが出来ないのが残念です。 その点やはり、早川の谷を見下ろす景色は美しいです。 ほら、この眺め。雲が無かったら、素晴らしいですよー ただ、海川流域の山の魅力は、全く別のところにあって、 上流部、海谷の、山容の野蛮な迫力は特筆ものです お、いま見えてる鉾ヶ岳も、1,316.2mの低山ですが 舐めてかかると、トンデモナイ事になります。 鉾や権現の主稜線には、楽しい登山道がありますが、 一歩、谷へ入った途端に、海谷にも匹敵するような 歓喜に値する劣悪さが迎えてくれます。(爆笑) 図体は小粒に見えて、その味はビリリと辛いどころか、 悶絶してしまいそうなまで、猛烈に痺れます。(苦笑) 元気のある篤志家の方は、是非一度挑戦してください。 手前の、かつら谷も結構に深いですよね 先日、コメントで、地元の視聴者様から 「早川アルプス」とのネーミングを教えていただきました 鉾ヶ岳、権現岳から火打山まで続く山稜線と 烏帽子岳から焼山まで続く東海谷山稜に挟まれた 美しい早川の谷。けっして名前負けしてないです(笑顔) おっと、右側が、とや展望台への登り路です。 駐車スペースは、少し先にあります。 展望台は、第一と第二がありますが、 どちらからも、山の眺めが素晴らしいです。 車は、この広場に停めるのがよろしいかと思います。 私達は、もう少しだけ奥まで行ってみましょう 行く手に、かつら谷橋が見えてきました 林道放山線の かつら谷橋です。 正面の平たい尾根の左端が放山 そして、その左、向こう側がシャルマン火打スキー場 という訳で、ここいらで引き返します。 スキー場側にも、同名の林道が存在しているので 工事の残りは、鉾ヶ岳と放山を結ぶ稜線越える部分だけ 直線距離なら1km程度。道程でも2km程度の筈です 繋がる日を楽しみにしています。(笑顔) 以前、夏草を掻き分けながら峠越えをした 吹原地区と島道地区を結ぶ林道が、 早川と能生川を結ぶ、最も上流の車道だったのですが 放山線が完成したら、とんでもなく上流で移動できます 期待しながら待ちます。(笑顔) 鉾ヶ岳、そんな凄い山だとは、 一見しただけでは想像できないでしょ? そうそう、とや展望台の看板を映しておきますね 展望台への小道と看板です。 山へは登らないカタも、この展望台は是非どうぞ 天気がよく、雲が無かったら、最高の展望が楽しめます そうだ。引き返し以降の映像は、2倍速になっています。 これから、糸魚川市内での用事を片付けますので、 一旦、日本海まで出ます。 お時間のある方は、早川アルプス(笑顔)と早川の谷と 日本海の眺めも楽しんじゃってください。(笑顔) 良い。良いですねぇ。早川のアルプスの眺め(笑顔) そして 雲が残念ですが、対岸の東海谷山稜の眺め 更に、早川の谷の美しさ 文句なし、頸城の宝の一つです。 焼山の入口まで戻りました。 笹倉温泉 糸魚川市道22106号、湯川原線 ここ、笹倉温泉の看板があるけど、 休業した焼山温泉の看板が寂しい。 正面の鉾ヶ岳の姿が凛々しいです。 県道に出ます。 新潟県道270号 湯之河内梶屋敷停車場線 北陸自動車道をくぐります。 ここで最後のカメラチェック いよいよ、日本海近しです。 北陸新幹線 ここで左折して 国道8号線、糸魚川東バイパスです 田伏トンネル 前方に、青海の石灰岩、黒姫山。 左の高架は勿論、北陸新幹線。 ここで、右にカーブしてゆくと、 この真下が、海谷山塊の海川なのです。 さぁ、道は、日本海沿いになりました。 右には、ヒスイ海岸の立て看板 今度の右の建物は、日本海展望台 これです 左手の、白い建物の手前が、塩の道起点の入口 塩の道ドライブシリーズ、1番動画の出発点でした。 次に、横町交差点を左折。 この交差点が、大町市からの国道148号線の終点です ご覧いただき、
ありがとうございました。

頸城山塊という広大な地域の中で、能生川から根知川までの糸魚川地籍の山と谷は、北アルプスなどの派手な観光地と化した山々に飽きてしまった方々には是非にもオススメしたいエリアなのです。
◆動画の途中で写した雲に「いいね」と思った方は、是非サブチャンネルの「毎日の安曇野の空」でも眺めてみてください。安曇野の空にも、可愛い雲、楽しい雲、怖い雲など、いろいろ出現しています。(笑顔)
サブチャンネルは「眺め眺め自然」https://www.youtube.com/@view_view_nature

2 Comments

  1. 本当に😅
    「風雪のビバーク」を読むと、その真摯な山への向き合い方に感動します⁉️
    今よりもずっと装備も貧弱な中で、強靭な精神と肉体に、浪漫に満ちた情緖、、、
    かつての日本人は何処へ消えたのでしょう😅
    自然と対峙するにはそれなりの覚悟を持って望んでいましたね〜
    この道を紅葉が深まった頃にまた観たいです😊
    かなり深い山裾ですね😊

  2. 今回も素晴らしい動画、ありがとうございます。
    また、早川をお褒めいだき、誠にありがとうございます。早川に生まれ、早川に住む者として、とても嬉しいです。
    確かに海谷山塊は険しいですね。烏帽子岳・阿弥陀山・千丈ヶ岳・鉢山には、整備された登山道はないと聞きます。
    あと、『早川アルプス』の件、ありがとうございます。嬉しかったです。

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