「東近江市八日市」昭和な風景と遊廓
滋賀県東近江市 近江鉄道八日市線の「新八日市駅」 レトロな駅舎の残る素朴な駅です 大正11年築の洋風建築でツタに覆われています ほとんど当時のままですね 今回はここから隣の八日市駅まで歩きました 東近江市は中世の頃より交通の要衝で栄えてきました 近世には近江商人が活躍し、多くの企業家を
生んでいます この通りは御代参街道 東海道脇街道で栄町商店街となっています 商店街としては限界のようでした 街道は本町のアーケード街へと続いています 5年前に訪れた時は人影のないシャッター街でした 周辺は市政で景観整備に力を入れている区域
でもあります 脇へ延びるアーケードは「ときわ通り商店街」 どちらも昭和の香りが残るレトロ商店街です しかし、ときわ通りの方は寂しい状況です 閉店してから相当な時間が経過していることが伺えます 現役のお店もあるようでホッとしました 脇にある商店街のアーチ 東側の出入り口 ときわ通りの裏通りで「ほんまち商店街」へ戻ります アーケードの上の電線がまるで鉄道のように見えます 凄まじいレトロ感です ほんまち商店街のほうはどうでしょうか 人だかりのお店がありました この日は土曜日だったので若者で活気がありました 奥に行くと営業中のお店が多々ありました 北側 駅前グリーンロードとアル・プラザ八日市 突き当りは「八日市駅」 本当の目的地は別にあります 八日市駅とほんまち商店街の間にある「延命新地」 ここには公許の遊廓がありました この地に遊郭が公許されたのは明治18年のことでした 昭和5年発行の「全国遊廓案内」では 現在揚屋が四十一軒あつて、娼妓は五十人
芸妓が五十五人居る とあります この先は「ほんまち商店街」です 大正9年、陸軍に「航空第3大隊」が結成され
八日市へ配属が決定されます これにより新地は最盛期を迎えます 遊廓は朝から営業し「午前中は兵隊、午後は下士官、
夜は将校と憲兵」という暗黙のルールがあったそうです 鉄道の発達で近隣からも客が押し寄せました 一部は廃墟化して無残な姿を晒していました 戦後、新地は赤線(特殊飲食店街)となります 駅からも近くその後も繁盛したことが伺えます 売防法施行の昭和33年に終焉を迎えることになります その後はスナックや旅館へと転業が進みました しかし赤線廃止後は衰退の道を辿ります 老朽化による空地も目立ちます 空地ができたことで出現した「花保大神」 この地では昭和35年からの営業の「延命湯」 古くからのスナック街 2017年にオープンした駅前ホテル 名残と思われる特別なお風呂屋さん 広大な敷地を持つミシュランガイドでも紹介された
招福楼本店 八日市駅前はディープで歴史のある町並みでした 八日市駅
滋賀県の近江商人は全国を行商し多くの豪商を輩出してきました。八日市は交通の要衝で発展し、明治期には延命新地という遊廓でも栄えた歓楽街でした。昭和な風景の残る町並みを再訪ですが、歩き回ってきました。
#東近江市 #八日市 #延命新地 #花魁 #昭和な風景
音楽:DOVA-SYNDROME
窓辺のドロップス written by すもち
霧の湖 written by キュス
窓辺のドロップス written by すもち
00:00 プロローグ
00:54 新八日市駅
02:22 御代参街道
03:31 本町商店街
09:14 延命新地
14:08 八日市駅前
6 Comments
7栗&1米Getだがや!
拙者の田舎(近江八幡市)の隣接市だっぺ!
しかも3駅先の新八日市駅だがね!
取り上げて下さり、誠にありがとうございますm(_ _)m
いきなり金鳥の琺瑯看板のお出迎え、そして雰囲気ある街並みに商店街、近江市の方はまだまだ残ってますね。
滋賀県近江いい所ですね、八日市駅前あたりも新しいホテルが出来ていて綺麗です、配信いつもありがとうございます👏👏👏🎉🎉
ルートインが建ってる場所は昔は平和堂、パチンコ屋、映画館でした
新八日市駅はレトロ駅舎を見物に行きましたが
入り口の自販機が景観を損ねてます、移動させてほしい。
今回も私が見たい景色を全て集めたような素敵な動画をありがとうございました!❤😭
あの赤線地帯お馴染みのオシャレなタイル張り、たまらないですよね!
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