鳥羽周作シェフ監修の古民家レストラン「NAGANO」が2025年9月末に閉店

鳥羽周作シェフ監修の古民家レストラン「NAGANO」が2025年9月末に閉店

人気シェフ・鳥羽周作氏が監修した長野県小谷村の古民家レストラン「NAGANO」が、23年7月の開業からわずか2年ほどで閉店することになりました。高級店（？）ならそれっぽく庭も手入れされて懐石料理料理店のようにオシャレな感じに手入れが行き届いているのかと想像していたんですけど、これははっきり言って手抜きですね。雑草が雑然と生えています。

築140年超の古民家を小谷村が1億2600万円もの税金を投じてリノベーションを実施し、鳥羽氏が代表を務める『sio』が運営を受託していましたが、客足は当初予定していたほど延びませんでした。

まぁ、想像通りと言うか･･･やっぱりなって感じですね。

実際に行ってみたら定休日だったようで人の気配はありませんでした。

特に見晴らしが良いワケでもなく、虫の鳴き声と芝刈り機の音だけが周囲に響き渡るような田舎です。

庭は荒れ放題で草がたくさん生えていました。せめて花壇くらい作って季節の花くらいは植えてほしいですね。空き地に古民家がポツンと立っているだけって感じです。店に対する心意気が一切感じられません。

価格設定は当初よりかなり強気で、鮭定食ランチで3000円、ディナーは2万円からのコース料理と明らかに都会からの観光客やコアな鳥羽氏ファンを狙った設定でした。

1億2600万円もの村の税金を投与してまで始めたこの一大プロジェクト、なぜ失敗に終わったのでしょうか？

小谷村とは、人口2,449人（推計、2025年8月1日現在）、長野県の北端、新潟県境に位置する豪雪地帯にある村です。村の全面積の88%を森林が占めています。過疎化が著しく進む村です。

そんな場所で3000円の鮭定食って大いに疑問です。地元の人達が日常的に訪れるような価格設定ではありません。観光客を狙っても、冬場は雪のため訪れる観光客などは皆無です。事実冬場は閑散として暇だったようです。

価格はやはり高すぎますね。内容と金額があっていません。単純にコスパが悪いということです。一度訪れて、価格ほどの価値がなければリピーターとなりません。

長野の食材といっておきながら鮭定食というのも大いに疑問です。

では、立地の問題？

実際に店を訪れると分かりますが、NAGANOは小谷村の中でもさらに辺鄙な場所にあります。

けれど、NAGANOよりもさらに山深い場所にあって、行列が耐えないような蕎麦屋さん、カレー屋さん、アイスクリーム屋さん、かき氷やさんが小谷村には何店舗かあります。

単純に、立地の悪さが原因というのは間違っています。言い訳に過ぎません。

では、失敗した原因は他に何があるのかと言えば、鳥羽シェフと広末涼子さんとの不倫騒動なども大きなイメージダウンに繋がったんでしょうね。

同レストランは、オープンを目前に控えた23年6月『週刊文春』で報じられたことで世間を大きく賑わせました。

美談は人を惹きつけるキッカケとなりますが、不倫じゃねぇ･･･話題性は確かに世間に提供されましたが、試しに行って食べてみる金額とはいい難いですし。それにシェフ本人も店にはいませんし。

自治体がからむとうまくいかないケースが多いですね。余計なことに口出しせず民間にまかせておけばいいものを･･･って思います。

しかし、古民家改修に1億2600万円って高すぎやしませんか？

古民家をDIYでリノベーションしてカフェ店をオープンしたなんて話しも聞く中で、業者任せの見積もりで言い値で依頼したのではって想像する人も少なくないでしょう。

SIOとの契約内容については調べていませんが、まさか村が損失を補填するワケじゃないでしょうね？早く1億2600万円を回収する手段を考えてください。

#鳥羽周作
#広末涼子
#小谷村
#古民家レストラン
#nagano
#鮭定食