三重県鳥羽市 山頂の古刹 青峯山 正福寺 写真紀行 2025
三重県鳥羽市 青峯山 正福寺です。
青峯山の頂上にある古刹です。
真言宗の御寺です。
十一面観音菩薩が御本尊です。
聖武天皇が奈良 東大寺建立にあたり伊勢神宮に無事に建立出来るよう祈願され、青峰山に観音様をお祀りすれば、大願成就すると夢のお告げをうけ行基菩薩を派遣し伽藍を建て正福寺としたそうです。
狭い山道を登るのは車でも大変ですが~素晴らしい造作の施された山門、金堂は必見の価値ありです。
的矢の棟梁 中村九造が30年の月日をかけ造り上げたそうです。
「鳥羽藩に過ぎたるもの~」と謳われた門だけはありますね。
他に参拝客も居らず車の走る音、喧噪も無く自然の音以外は聞こえません。
境内には旗竿が沢山立っていますが旧暦1月18日には御船祭が行われ~旗竿に大漁旗が飾られます。
境内にある鯨石~十一面観音菩薩が相差の海からクジラに乗り現れたという伝承があります。
クジラがやってきた場所の岬が青峰山の東にある鯨崎。
観音様を乗せたクジラが石になったのが鯨石だそうです。
海上守護の御寺として漁業、海運関係信仰の篤いのお寺です。
志摩といえば魚釣りのメッカでもあり大漁祈願に釣り人もお参りに来るそうです。
動画の最後の方にあるのは灯明石(磐座群)からの志摩の眺め。
ここは下界から良い風が吹き抜けます。
暫し、寛ぎましたが覚悟を決めて狭路急坂に挑戦します。
伊勢志摩サミット開催の際にカナダの大統領夫妻がお忍びで訪れた古刹。
志摩に来たら是非と言いたいのですが~道が狭いです。
しかし、その価値はあります。
観光バスは入れません。静かな御寺です。
今回は鳥羽から上がって磯部に下りましたが…
鳥羽からは初めてのアクセスでしたが結構厳しい道中でした。
急カーブは少ないのですが狭いうえに離合困難な道が続きます。
離合が難しいではなく不能な点に注意~かち合うとかなり下がらなければいけない所が多いです。
磯部からのアクセスは凄まじいヘアピンカーブの連続ですが離合できる場所が多いのでこちらからの方が良いようです。
訪問の際はグーグルストリートで確認してお好みの方で道中注意して訪問してください。