1年足らずで完成?!神戸電鉄有馬線鈴蘭台〜有馬口の複線化工事#電車 #鉄道 #神戸電鉄 #神戸電鉄有馬線#神戸市
神戸電鉄有馬線。
昭和3年11月28日に湊川〜有馬温泉間が開業。
湊川〜小部(鈴蘭台)は当初より複線、鈴蘭台以北は単線でした。
戦後の住宅難で、神戸市北区でも急速に宅地開発が進んだ結果、単行や2両編成でのんびり走っていた神鉄も急速に輸送力不足に陥りました。
そこで昭和39年2月、有馬線複線化第一期工事として鈴蘭台〜谷上間の工事が始まり、翌年1月には早くも完成。
すぐさま第二期工事(谷上〜有馬口)に取り掛かりコレも約1年で完成させるっちゅう、現代ではおおよそ想像もできんスピードで複線化工事を成し遂げました。
特に第二期工事では、花山駅新設にあたり、平坦区間を作り出す必要があり、前後の勾配をキツくして駅部分の勾配を緩く(10‰)する工事や、唐櫃台駅の新設も併せて行われた事を考えると、とんでもない早さです。
早く完成できた背景には、用地買収の必要な部分が少なかった事が最大の要因と思われますが、あの東海道新幹線でも着工から5年っちゅう短期間で完成したことからも、現代に比べて色々手続きもややこしくなかったのではと推測します。
ただ、有馬線の線路脇は崖が多く、当時の写真を見てても土地のない所に「造成」してから線路を敷く離れ業。
これまで落盤など大きな事故もなく来ていることからも、わが国の当時の土木技術のとてつもんし高さを示しています。
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今は工期短縮とかよりも安全性とかが重視されてますからでしょうね