回天大神訓練基地訪問・回天神社参拝 回天特別攻撃隊慰霊の旅 大分県日出町
回天は太平洋戦争末期に日本海 軍が開発した特攻兵器だ。 回天の基地は、山口県に3カ所 大分県に1カ所設置された。 今日は大分県の大神回天 基地を訪問する。この6月に 山口県の3カ所の回天基地を訪問したので これで全国4つの回天基地を回った ことになる。山口県の回天基地 訪問は別のプログラムで紹介しているの で見てください。 大神訓練基地は大分県別府湾に面 した日出町大神村に 終戦間近の1945年4月25日 に開設された。兵員2000人 を要し 最大24機の回天が配備され 285人の搭乗員が訓練していた。 8月3日、8機が愛媛県宿毛湾へ 移動し出撃待機。 結局、ここから出撃することなく終戦を迎 える。 回天・大神訓練基地跡は現在、 記念公園として整備され実物大 模型も展示され戦争の悲惨さ を伝える平和学習の場となっている。 歴史を風化させず、未来への教訓とし て残す意義が重要だ。 今日は大神基地の跡地を見ながら 日本のために命をかけて戦ってくださった 英霊の皆様に感謝の気持ちをお伝え したいと思います。内容は 1.回天大神訓練基地記念公園散策 2.酸素圧縮ポンプ室 探索 3.回天神社 参拝 ここでは「回天」を巻き上げ機で このプールに沈め水密検査を行っていた。 紫電改の4枚プロペラが展示してある。 愛媛県南宇和島郡にある紫電改 の記念館がリニューアル中だ。 オープンしたら訪問したいと思います。 プロペラ横の写真パネルは素晴らしい。 回天のすべての作戦概要が丁 寧にまとめられていた。展示館レベルの 内容であり、大津島の回天記念館 に匹敵すると思った。 特に隊員たちの写真と遺書などもあった。 一部抜粋で画像を撮ったので凄さ を感じてください。 この若い隊員たちの笑顔はどこから来るのだろうか。 見ていて最後は熱いものがこみ上げてきた。 撮影が荒くなってすみません。 国を想い、家族を想い、隊員た ちは回天作戦に命をかけた。 改めて英霊の皆様、ありがとうございました。 回天神社の登り口に、圧縮酸素を 製造していた施設があった。回天が 潜航して進む上で、酸素は重要なも のだ。回天の構造物で 大きな占有スペースを取っていた。 洞窟の中は結構奥行きがあった。 中央に機械を備え付けたコンクリの台座が残っていた。 急な坂を上り回天神社の 境内に着く。ここから海がよく見える。 それにしてものどかだ。 80年前は、この海で回天隊が厳しい訓 練をしていたはずだ。 回天の神社は終戦後、住吉神社 境内に移動された。回天の部品 や模型が奉納され、毎年4月25日 に慰霊祭が行われる。 回天の模型と、九十三式魚雷の 朽ちた駆動部がある。 参拝いたします。ここは回天に 関わった戦没者の例、1073柱 を祀っている。 松尾少尉は大神突撃隊 所属だった。出撃する機会がな く生き残った。戦後、 大元帥陛下に対して敗戦の責任を 痛感し、死をもってこれに報いる。 遺書を残し自決を遂げられた。 戦後の復興に必要な優秀 な若者を失ったことはとても残 念だった。ご冥福をお祈りいたします。 訪問して思うことは大分県日出町 が回天がこの地にあったことを 次世代に継承していけるように尽力をされていることです。 感謝の言葉しかありません。 今日は最後までご視聴いただき、ありがとうございました。 また次回のプログラムでお 会いしましょう。
回天特別攻撃隊の訓練基地 大分県大神訓練基地・回天神社に訪問
回天の英霊を慰霊してきます。
日本には回天基地は4か所あります。山口県3か所 大分県1か所
今回は第2弾として、大分県日出町を訪問します。