大阪府「最も使われない私鉄駅」2選!…大阪の“静かな駅”を実際に訪ねてみた

ここは大阪・難波。梅田と並ぶ“大阪の心臓部 阪急、南海、近鉄、阪神、Osaka Metro……私鉄が縦横に張り巡らされた、いわば“私鉄王国・大阪”。 けれど——その大都市の片隅に、府内でもっとも利用者が少ない私鉄駅があるのをご存じでしょうか。 今回はそんな駅を訪ねます 題して「大阪府超ローカル駅訪問 私鉄編」ということで動画をお届けします 難波・道頓堀橋は、大阪観光の象徴的スポット。 繁華の“核”から、府内でもっとも利用者の少ない“静かな駅”へ向かうことで、都市の喧騒と鉄道の静寂の対比を描きます では早速 ここ道頓堀から移動していきます しかし、相変わらず凄い人です ここからのルートは徒歩で日本橋方面へ 私鉄地下鉄が密集する
大阪中心部らしく、徒歩プラス短距離乗車で効率よくアプローチ可能 道頓堀商店街は昼夜を問わず人通りの多いエリア 特に週末・夕刻以降は歩行速度が落ちるほどの密度になりやすく、徒歩移動の所要時間が読みにくいゾーン 千日前通りへ。千日前通りは都心を東西に貫く骨格道路の1つ まだまだこの辺りも人の往来が多い場所 ここからは商店街の方には行かず、 千日前通の歩道の方へ 歩いていきます 着いた場所は日本橋駅。堺筋線/千日前線、近鉄線との結節点。 黒門市場、日本橋電気街の入り口、そして短距離移動の乗換拠点 ここから目指す乗り場は大阪メトロ堺筋線 一番乗り場天下茶屋方面の乗り場へ 確定所要で到達できる地下鉄の価値は絶大である 天下茶屋いき電車が入線。 堺筋線は阪急電鉄と相互直通。 マルーンの阪急車が来ることも。 今日はメトロ車で移動。 日本橋駅を出発 3分ほど乗車しまして、電車から降車しました 乗車時間3分ほどですが、信号待ち0 人混み回避の恩恵は十分 近未来的な顔認証改札を発見 大阪メトロで顔認証改札の導入・実証が進行中なことか感じられます そして、降りた場所は恵美須町駅 恵美須町は通天閣のお膝元として知られ通天閣・新世界・ジャンジャン横丁が徒歩圏 観光地のすぐ裏に生活圏がある大阪ディープスポットの一つ そしてここで次の乗り場へ 地上を徒歩で移動 これ何か乗り場ないな 間違えたかな 再び先程の位置に戻ってまいりました 調べたら、どうやら単純にこの道を南方向に進めば 乗り場はあるようです 初見には難しい乗り場の案内板を発見 行き止まり行き一面1線のホームに到着 こちらは阪堺線に乗ります 半壊電気軌道は大阪エリアの路面電車 今回の目的地は府内私鉄の最少利用駅 路面電車ののんびりした速度で、市街の細部の地理を拾いながら向かいます。 阪堺線は併用軌道(道路上)/専用軌道のミックス構成で **東京の都電(現:東京さくらトラム)**と似た運用形態。 恵美須町駅を出発、いよいよ路面電車で南下開始 しばらくは専用軌道区間を住宅街を走り抜けます 北天下茶屋~聖天坂駅を走行中  軌道と住宅が一体化します 10分ほど経過 この辺りから停留所間隔が短い連続区間になり軌道も路面電車らしく併用軌道に変わります 都心縁辺の住宅地帯へ到達。 車内放送で次の停留所の音声が聞こえ始め まもなく目的地の駅へ はい、ただいま電車から降車いたしました そして、この降りた場所が 大阪府内、.私鉄線で最も利用者数の少ない駅になります 降りた場所が大阪府内・私鉄線でもっとも利用者の少ない駅 周辺は、戸建て中層共同住宅が混在する 住宅密集地生活商店も見られ、 多くの利用がありそうですが、データでは1日平均約60人 こちらは東粉浜停留所。所在地は大阪市住吉区 時刻表を確認。 掲示上は平日:概ね毎時2本、土休日:やや増発の構成 路面電車の典型的配置で、上下線別の安全地帯を道路中央に設けた2面2線。 住宅街のど真ん中にある駅が利用者最少とは意外な結果でした こちらの道路はかつての主要街道であった紀州街道 阪堺線は道路上の軌道が続く模様 ここで、本展のテーマである 大阪府内の私鉄で最小利用の駅」の確認を完了 ここからは普通鉄道、いわゆる一般的にイメージする電車の駅で 利用者最少駅探索にテーマを変えていきます 路面電車の恵美須町方面ホーム側から西側の路地へ抜け移動開始 路地を入るとすぐに前方の方に 高架線が見えてまいりました 高架線は 南海本線の高架線です 都心側はなんば、南側は堺・泉州方面へ連絡します。 ここは南海電車小浜駅阪堺線からは150メートルほど 乗り場は和歌山市関西空港方面の一番乗り場へ この粉浜駅は 普通のみ停車だが 阪堺線と比較するとなんばにダイレクトにつないでいる南海電車に利用の軍配が上がるのはやはり必然だろうか ホームに電車が 入選してきましたので、こちらの電車に乗車します 粉浜駅を出発。ここから南下開始 先程の阪堺線はこの南海本線と全区間ほぼ併走 街の大動脈と、路面電車の生活路線――二つのレールが南へ南へと同じ方向を目指します。 二つのレールが南へ南へと同じ方向を目指します。 堺の中心駅に到着、南海本線の主要拠点の一つ。 ここで列車を乗り継ぎ、停車駅を絞った 優等列車にスイッチ ホームに来たのは特急「サザン」。 南海本線の看板特急。 車体の帯色と先頭部の表情が力強く、海沿いの本線を軽快に駆け抜けます。 自由席なら乗車券だけで利用可能。 追加料金不要で、気軽に速度の恩恵を受けられます。 南海本線の主要駅泉佐野駅 ここから空港方面への動脈が交流分岐するジャンクション 分岐の先は関西空港へ 海沿いの高架を駆け上がり、空の玄関口へと伸びていき ひときわ高い建物はりんくうタウンにあるメガセンタートライアル 粉浜駅から45分。 住宅の合間に畑地や雑木が顔を出し、車窓の色が少しずつ変わっていく 車窓には緑が増え始め 都市の輪郭が遠のいてきました みさき公園駅に到着 南へ向かう途中の節目の駅。 ここで列車種別を切り替え、目的の駅へ最終アプローチ。 目的地の駅は特急は止まらないのでホームで足を止め、次の各駅停車を待機。 普通・和歌山市行きが入線。 みさき公園駅をあとにして ここからは駅ごとに丁寧に刻んでいきます。 みさき公園駅を出発。ここからさらに南下します 車窓は緑と並走する高規格道路の国道26号のみ ただ今、電車から降車いたしました 粉浜駅からの所要時間はおおよそ55分ほどでした 電車から降車 電車から降車。聞こえてくるのは出発した車両音のみ ここが、今回の目的地。 統計上、府内私鉄の中で最少の利用者数を記録する駅です。 ホームは2面2線構造、相対式のホームが線路を挟んで向かい合う、シンプルな構成。 周りを見渡すと 民家がちらほら見える程度で、あとは なだらかな山並みが見える感じです 駅前に広がるのは、静かな生活の景色です。 そして商業施設は見当たらない ホームの逆側の先端は黄色い線の内側がほとんどない 先端に向かうほど有効幅員が狭くなる構造 足元の注意喚起に従い、 安全な位置に移動します 必要最低限の設備が整い、待ち時間をしのぐための ベンチが配置されています 待合所も味わい深く、年代を感じさせる造作 駅名は「きょうし」。 南海本線の静かなローカル駅です この孝子駅の一日の利用者が83人、普通鉄道としては府内私鉄の利用者最少駅 改札を出 て、駅の周りの様子を見てみたいと思います ローカル駅とはいえ、所属は南海本線、改札機は自動化 タッチ一つで入出場が完了します 時刻表を確認。ローカル駅とはいえ、大阪和歌山の大動脈 上下線とも1時間あたり4本の電車が発着 最終列車は日付が変わる頃まで設定、 深夜帯の帰着を支えるダイヤが確保されています。 週末夜間の需要を見越し、土休日ダイヤでは最終が平日より若干延長されています。 難波方面は終電は少し早く23時台 そして、難波に向かうには23時34分のようですが、この電車は 途中各駅に停車し、0時58分に難波着 所要1時間24分の深夜ランナーです このあたりで23時半くらいまで滞在しても大阪市内へ戻る選択肢が残されています。 こちらの駅は無人駅 自動券売機が1台、改札横に静かに 稼働しています 駅前はロータリーにはなっておらず、駅の前は すぐに交通量のそこそこある道路になっています こちらは県道のようですね ローカル駅には重要な公衆電話も設置されております この孝子駅は大阪府最南端の駅で隣の和歌山県との府県境にかなり近い場所に存在します ここは大阪府泉南郡岬町になり みさき町の中心駅はさきほどのみさき公園駅 そして、市街地や観光地は海側にかたまっています 改札を出て県道を横断すると、家並みがひとかたまりに連なる集落の入り口。 ここから見える高架線は国道26号・第二阪和道。現在の阪和の移動の主力 そして、こちらは紀州街道の分岐ルート「孝子越街道」 昔の主力の街道。 新旧の交通軸が交わります 再び駅前の方に戻ってきました 今度は先程と逆の方向に歩いてみたいと思います 逆方向に歩くとバス停を発見 岬町のコミュニティバスの停留所のようで地域交通の補完機能を担います。 1日4本。 コミュニティバスには珍しく土休日の運行があるが、 それでもダイヤは日中2時間に1本 乗車には事前確認が不可欠 この辺りで コンビニの検索をかけてみました 結果はこのような感じになり、 付近にはコンビニはなく、岬公園側か もしくは和歌山県側に行かないと コンビニは無いようです 左手に青い平屋の建物が見えてまいりました 調べたらこちらは廃校になった小学校のようです 現在は「岬の歴史館」として再利用されているようです この先、道路とレールはつづいているが家並みはここで途切れる この辺りで集落は終わりのようです 駅のすぐ横にある踏切をわたります この踏切も紀州街道の一部のようで、近代鉄道と旧街道が1点で交わるポイント 孝子越街道と国道26号線のガードレールが見えるだけで建物はみあたらない 今回は大阪府内 私鉄線の駅でもっとも利用者の少ない駅を訪ねてみました 阪堺線の「東粉浜停留所」と 南海本線の孝子駅。 片や大阪市住吉区の密集地 片や府県境の大阪最南端地域 同じ“最少利用駅”でもそれぞれ特徴的な場所にある駅。 大阪府の静かな2つの駅を巡る旅 ここで締めくくります

大阪府内に数多くある私鉄駅の中で、利用者数が最も少ない駅――。
今回はその「最小利用駅」を2つ、実際に訪ねてきました。

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24 Comments

  1. 中盤以降は大丈夫でしたが…
    序盤は機械音声の読み間違いが直されてませんでしたね。。
    日本橋と天下茶屋の読みが違ってました。
    中盤の北天下茶屋以降は多分全部正しかったはず。

    ちなみに、僕がかつて和歌山に住んでた頃は、駅前の府道752号が国道26号でした。
    第二阪和国道が全通した後に大阪府道&和歌山県道752号に格下げ(?)されました。
    一応大阪府ですが、和歌山市内の自宅から車で10分少々で来れる場所でしたし、車や南海電車で大阪に向かう時に必ず通った場所なので、すごく懐かしいです。

  2. 同じ南海電鉄でも高野線の紀伊神谷は本当の秘境です。バス停も有りません。もちろんコンビニも有りません。鳥のさえずりだけしか聞こえません。

  3. 語りの男性は、関西人やないね… 地名の読み方のアクセントが全然違うから… 違和感バリバリやな… まあしかし… 頑張りいや!

  4. 泉南郡岬町 ✖せんなんぐんみさきまち → 〇せんなんぐんみさきちょう だと思います… ガンバレ若僧!!

  5. 南海電鉄って無人駅が結構ありますよね。
    本線の方に昇降客数が最も少ない駅があるのが意外です。
    高野線の千早口か天見が最小のイメージでした。

  6. 阪堺電気軌道の恵美須町駅って昔は立派なターミナルだったが今じゃこんなに寂しい駅に

    本数も2~3本程度とかなり使いづらい路線になってしまった

  7. 「検証」となっていたので期待してみましたが、すでに他の人が挙げまくっている動画ばかりですね。
    目線を変えて、取り上げれば面白くなるかも。

  8. 阪堺線の利用者最少は塚西だと思っていたら、この停留所は南海本線の駅から離れているから利用者は東小浜よりマシなのか。ただ、塚西の恵美須町行は安全地帯もなく線を引いてあるだけでちょっと危険な駅だ。孝子はもともと峠の山村だからその様子は昔から変わっていないが、両隣駅は特急停車駅だし、和歌山側は駅前に巨大なイオンモールがあるので今はまったく不便さはないだろう。駅前の県道はかつての国道26号線だね。

  9. しょうもない話やが、尾崎孝子さんという女性が尾崎か孝子のどちらかが最寄の駅で、尾崎⇔孝子の定期券を持ってたら、自分の名前の定期を持つことになるな
    ・・・ただそれだけです😅😅

  10. アカン!!半壊は・・・狙ってます? あながち間違いでないのが悲しい 正月は終夜運転してたのに

  11. 一応、大阪は大阪県ではなく大阪府なので、県道ではなく、普通に府道と言います。

  12. 阪堺線の恵美須町駅は初見ではわかりにくいですね😅

    西成にある東玉出でよく路面電車をつかいます。

  13. 「にほんばし」は東京で、大阪は「にっぽんばし」。昔、にっぽんばし一丁目のことを「にっぽんいち」と言っていた。

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