根曲がり竹 Bamboo Shoot ~採取編~
この地元の人はもう根曲がりだけと言うと 目の色を変えて、え、山に入ってくんです けども、もう昔からですね、もう本当に もう江戸時代から続くような感じで、この 地元の人のもうDNAに組み込まれちゃっ てるかぐらいもうこの時期になったら入っ ていく。 [音楽]
長野県山ノ内町では古くから根曲がり竹と鯖の水煮缶を使った味噌汁
通称「サバタケ」をこよなく愛し、郷土料理として根付いてきました。
山ノ内町志賀高原で採れる根曲がり竹は6月初旬から7月初旬までが旬で標高1,500m以上で育ち、太くえぐみも少なく最高級品と呼ばれています。
根曲がり竹は高さ3mにもなる藪の中に入って採取するため遭難のリスクが高く、熊の好物でもあることから採取は命がけの作業にとなります。
そして、タケノコは鮮度が命です。新鮮なうちに皮を剥き、硬い節や根元を取り除き水煮にします。大変繊細な作業のため機械化は難しくすべて手作業で行います。採取の難しさ、処理の大変さ、旬の時期の短さが根曲がり竹が高級品と呼ばれる所以です。
今回はそんな根曲がり竹を美味しく食べていただきたい。地元の方々の熱い思いをドキュメンタリー動画としてまとめました。
ぜひ旬の時期に山ノ内町へお越しになって根曲がり竹をご賞味ください。