茅沼鉱山へ続く、茅沼炭鉱軌道がそばを走っていた道 北海道道342号「茅沼鉱山泊線」 泊村 北海道ドライブ動画

こんにちは、もち子です モネだよ! 今回は北海道道34号
襟裳公園線を走ります …えりも? ひとまず、ここを左折するよ はーい 襟裳って、襟裳岬があるところ? うん、そうだよ マジか!襟裳岬ってば
何もないところで有名だよね! …え? 飲食店や物産館がある
観光センターとか、 風の館っていう観光名所、
お宿なんかがあるけれど… …あれ? なにもないって、どこかで聞いた
ような気がするけど… あぁ、それは森進一さんの
襟裳岬という曲の歌詞だよ サビの最後に「襟裳の春は何もない
春です」という歌詞があってね それだわ!
いやぁ、すっきりした …あるじゃん! お店とか、あるじゃん! あの歌詞の何もないっていうのは
あくまで比喩的なものでね、 よく考察されているのが、曲の
前段で歌われる部分の内容、 悲しみ、わだかまりといったものを
指すみたいだよ ううん…さすれば
襟裳の春は何もない、というのは 新天地というか、新しいスタート
的なことを意味しているの? うん
それに近いニュアンスだと思うよ なんだ、そういうことだったのか… ちなみに、曲の発表当時は相当な
反感があったのだとか やっぱり勘違いされている
じゃないか! まぁ、それはそれでね… でも結局のところ、曲を通じて
襟裳岬の知名度が上がったことで、 その反感も収まっていったみたいだよ 歌にする時点で、その街に惹かれて
作ってるわけだもんね むしろ逆に、そんな歌詞だから
あっという間に知れ渡ったのかな? きっとそうだろうね 奥深いなぁ… ということで、 今走っている、道道34号
襟裳公園線なのだけれども 全長26.124kmと
長めの道路となっているよ おお、それは
走り応えがありそうな道路だね 耳が鳴るぜ! そこは腕が鳴るじゃないかな… ああそうか… 危うく高低差で耳を鳴らすところ
だったわ 平坦な道路なのにね… 襟裳公園線は、えりも町庶野地区に
ある、国道336号との交差点から
始まって、 えりも町歌別地区の、同じく国道
336号との交差点で終わる道路だよ え、さっき左折した道路から…
また同じ国道に繋がるの? うん、そうだよ 国道336号は、庶野地区から
歌別地区までを最短ルートで
走る道路で、 この襟裳公園線は、襟裳岬方面へ
膨らむ経路となっている道路だよ ということは、襟裳岬へ
行くための観光道路なのかな? それもあるけれども、襟裳岬
周辺にも住宅街はあるからね 東洋地区とか、えりも岬地区とか… 襟裳岬の近くで生活…
ちょっと面白そう いつの間にかひらけた場所に出たね 去年走った、稚内市から天塩町まで
の道路と雰囲気が似てるよね ああ、背の高い木々が無くて、遠く
まで見渡せる感じ、確かに似てるね 海が近くて風が強いと
こうなるのかも 風に負けちゃうのか… 左側は海が近いからね、内陸よりは
風が強いよ この辺りの海岸は、百人浜
というみたいで 「日高山脈襟裳十勝国立公園」
として指定されているよ おお、国立公園になっている
ところも、さっきの道路と同じだね 風が強い地域は
国立公園に指定される…と ちょ…そんな指定要件無いから
間違って覚えないで… そういえば、このまえ紹介した
様似町のアポイ岳も、 この国立公園に含まれているんだよ ジオパークだっけ?アポイ岳
固有の植物があるとかなんとか そうそう、それだね 日高山脈襟裳十勝国立公園は、
北は清水町から南はえりも町まで かなりの広範囲が
指定されているみたいだね それだけ素敵な大自然ってことか ところで、百人浜って変わった名前
だけど、由来って何かあるのかな? ううん…
明るい由来ではないのだけれども… 襟裳岬周辺は、海の難所として
知られているみたいでね 昔、大型船が遭難して
ご遺体が打ち上げられたのが、
この百人浜なのだとか ええ、大事件じゃん… 生き残った人とか、どうなの? それがね、わずかに
いたみたいだけど…飢えと寒さで
亡くなられたのだとか もしかして、百人って… うん、そういうことみたい とても綺麗な砂浜みたいだけど
こういった出来事があったというのは
悲しいよね… そんなことがあったなんて
なんとも言えないわ… あとね、この辺り一体…なのかな? 昭和20年代頃には襟裳砂漠と言われ
るほど、荒廃していたみたいだよ 砂漠?
こんなに緑にあふれているのに? うん、これらは全て、
緑化事業の成果みたい え?ほんとに何もなかったの? うん、ほぼ砂地…名前の通り
砂漠だったみたいだよ その状態から、70年かけて
緑を取り戻したんだってさ 元々は砂漠じゃなかったんだよね? うん、どうやら
森林を燃料剤目的で伐採したり、 家畜を放牧させて草を
食べさせていたり…そういった
ことが積み重なった結果だね 凄いね、食べ尽くしたのか! アタシでも食べきれないっていうのに どういう比べ方してるのさ… その結果、砂が飛び散り、
飲料水に混入するとか、 漁業経営も悪化したりとか
生活に悪影響が出始めてね 生活できないじゃないか! うん…そこから大規模な
緑化事業が始まったのだけど… 風が強い地域だから、種を蒔いても
風で飛ばされちゃうとか
大変だったみたい よくもまぁ…そんな状況から
ここまで仕上げたもんだわ どうやって解決したの? まずはとにかく、
草を生やさないといけないってことで 漢字のほうがいい?
それともダブリュー? ・・・・・・。 続けたまえ ゴホンゲホン… 種を蒔いて、雑海藻を敷く手法で、
風から種を守ったのだとか 上から被せて…
布団みたいな感じだね たぶんそうだね 風から守れるし、
肥料にもなるのだとか ところで雑海藻ってなに? ええとね…食用にもならない
海藻類のことを指すみたい おお、ということは
資源の有効活用だ うん、そうなるね そろそろ、えりも町
えりも岬地区の市街地だよ おお
いつの間にか街に到着したね あまり実感は無いけれど、
結構走ってたんだね ふふふ、周りの景色の変化が
少ないから、走った感じしないかもね あ、ちなみに襟裳岬周辺の地区名は
ひらかなで「えりも岬」だよ その地区名がひらかなのパターン、
前にもどこかで… ええ、あったかな? ええとね…もうお腹辺りまで
出てきてるんだけど しばらく出てこなさそうだね… ああ、サッポロ一番! …札幌市ってこと? ドライブ中にサッポロ一番の
ラーメンの話、出たことあったっけ? 無いわ うん…というか
地名でもひらかなでもないし… 思い出した!むかわ町だ! むかわ…ああ、道路の名前が漢字の
鵡川で、町の名前がひらかなの
むかわ町だったね でも道路の名前が思い出せない… 鵡川厚真線かな それそれ! いやあ、すっきりした… 半年前のことを思い出すのも
苦労するようになってきたわ… なんだか辛いね… 他人事だなぁ もち子もツラくなってきてるだろう? いや全然 ・・・・・・。 ・・・・・・。 スマホのやり過ぎで、記憶力が
低下することがあるみたいだよ ぐぬぬ…ぐぅの音も出ない ということで、 さっき通り過ぎたところが
襟裳岬の観光地だよ え、ごめんどこの話? さっき通った、
急なカーブがあったところ 左側に白い建物と、道路に
中央分離帯があったでしょ? え、通る前に教えてよ! なんで教えてくれなかったのさ! モネちゃんの記憶力が低下してきて
ツラそうだったからさ… ごめんね… な、なんか
気を遣わせたみたいだな… アタシのほうこそ、ごめんよ… 今のやり取り、
なんかおかしくない? アタシ、別に
謝る必要なかったよね? ええ、そうかな? そういえば、
緑化事業の話が途中だったね おお、モネちゃん!
よく覚えてたね もち子! ごめんごめん 種を蒔いた後、食用ではない海藻
である雑海藻を敷いて
風から種を守っていたよ ちなみに、この雑海藻を敷く
手法は「えりも式緑化工法」と
命名されているよ この広大な土地を緑に仕上げる
ための、効率的なやり方… えりも町で開発されて、街の名前が
着けられるのは当然だね で、その後は諸条件に合った樹木で
あるクロマツを、密集させて植えて ある程度育ったら伐採して本数を
調整、育ちやすい環境を整えた結果、 2013年頃に
緑化事業が概ね終了したみたいだよ 始まりは昭和20年代…
1945年頃か、戦争末期だね そこから2013年だから…
だいたい70年かかってる! 話だけ聞くとサラッと終わるけど、
それだけ長い年月は必要だよね 聞くも話すも簡単…苦労は
数知れないほどだったろうね… 自然の恩恵…アタシもティッシュと
か、これからは大事に使わなきゃ… …ヘックショイ! 今回はティッシュ使うの
やめておくか… ちゃんと拭いて はい! ところでさ、えりも町の中心部は
さっき通ったえりも岬地区なの? ううん、えりも町は
本町地区が中心部かな この道路の終点、歌別地区から更に
北西、隣町の様似町寄りに
本町地区があるよ そうなんだ 役場とかも、その本町地区にあるの? うん、えりも町役場のほか、
チェーン店のスーパーなんかもあるね この道路と繋がっている、国道
336号の沿線を中心に栄えているよ 国道沿いかぁ…
じゃあ今回は見れないなぁ、残念 あ、ちなみにえりも町の道道は
この道路が最初で最後だよ 嘘でしょ? 残念だけど…本当だよ あとは国道336号と、
えりも町道くらいだよ ・・・・・・。 さらばえりも町… まだ走ってるでしょ… とは言え
もうすぐ終点ではあるのだけれども やっぱり!
そんな気はしてたんだよ! 所要で通ることはあるだろうしさ、 良い景色が見れたら、その時は
撮影しようね 良い景色も何も、今回の道路が
えりも町の大部分なんでしょ? ・・・・・・。 ・・・・・・。 あとは国道が走ってるくらいで ここが終点、完走したよ え、ちょ…いつの間に! お疲れした! 以上、北海道道34号
襟裳公園線でした 襟裳岬…うぅ
知らぬ間に通り過ぎてる悲しみ… 今日は少し曇っていたし、今度は
天気を見計らって、観光に来ようね 道路自体はとても楽しかったね! 山が少なく視界良好…
普段見られないパノラマ風景… 遠くの景色を、少し小高い
ところから見られる道路… ううん、良き道… 襟裳岬から終点までの間が
特に、いい眺めだったよね そういえば、襟裳岬は
日本沿岸で唯一、アザラシが
定住している場所でもあるよ 定住…? 住んでるの? うん、それで風の館の展望台から、
年中観察することができるみたい これは…行くしかないねぇ!! ふふふ、そのうちね

既に閉山されている茅沼炭鉱や、玉川林道へ通じる道路です。
原子力発電所で有名な泊村ですが、統合以前の自治体である茅沼村には、鉱山や鉄道があったようで…。

動画で触れた、過去に走った道路
◯冒頭の「道路情報」標識がある、未開通の道路
 蕨台古平線 北海道道569号
 https://youtu.be/94N89n-GVHo

道路(路線)名:北海道道342号 茅沼鉱山泊線線
全長(総延長):5.354km(令和6年 道路現況調書)
スタート(起点):泊村茅沼村 地区(玉川林道入口 そば)
ゴール (終点): 泊村堀株村 地区(国道229号 交差点)
撮影日:2025年6月

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