石川県加賀市 加賀橋立 見どころガイド
2001年11月に「金沢市東山ひがし」地区が、石川県内で初めて伝統的建造物群保存地区に選定され、2012年12月28日に「金沢市寺町台」が選定されたことにより、県内の重要伝統的建造物群保存地区は「8地区」となり、京都府の7地区を抜き、「全国最多(日本一)」となりました。
今回は、2005年12月27日に伝統的建造物群保存地区に選定された「加賀市加賀橋立伝統的建造物群保存地区」をご紹介します。
さらに加賀橋立は、2017年4月28日に文化庁より「日本遺産」に認定されました。この認定は、「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~」というストーリーの一部として、全国11市町による共同申請によって実現したものです。加賀市橋立地区は、かつて「日本一の富豪村」とも称された北前船主集落で、今もその歴史的景観や建造物が色濃く残っています。
(一社)加賀市観光交流機構が発行している「加賀橋立歴史さんぽ散策マップ」から、そのまま引用します。
栄華を誇った北前船の町。
北前船とは、江戸後期から明治にかけ、大阪から日本海を通って北海道を往復して積荷を売買しながら各地を廻った買積(かいづみ)船(せん)のこと。1航海に1千石稼ぐという意味から、千石(せんごく)船(ぶね)とも呼ばれます。寄港地には物資だけではなく、日本各地の文化も運びました。
かつて橋立には船主や船頭、船乗りなど北前船に関わる人々が居住しており、日本でも1、2を競う富豪村と呼ばれました。北前船の里資料館のある周辺は、重要伝統的建造物群保存地区「加賀橋立船主集落」として指定されています。
北前船主の面影を訪ねて歩いてみませんか。
ひなびた町並みにしっくりと溶け合う柔らかな赤瓦の屋根、橋立の船主邸は武家屋敷のような派手さはありませんが、いかにも骨太な海の男の美意識が結集したような家構え、外観は日本海から吹き付ける潮風からしっかりと家を守る如く船板でおおわれています。命をかけて北の荒波に乗り出し、その才覚によって巨万の富を築いた北前魂が静かに休息する町並みは優しさに満ちています。
船主邸の特徴
石垣
敷地の高低差をなくすため、盛り土して石垣で囲んでいます。低いものから高いものまで様々ですが、共通しているのは石。濡れると青さを増す福井県産の笏(しゃく)谷(だに)石(いし)を使っています。
板塀
家や蔵、屋敷の塀垣に縦板が張られています。これは、北前船を保護するため、船に張っていた板を再利用したもの。古いものには、虫食いの跡が見られます。
赤瓦
鉄分を含んだ赤茶色が特徴。当時はまだ茅葺きがほとんどで、瓦屋根は富の象徴でした。棟瓦の代わりに笏谷石を乗せた家もあります。
北前船の歴史と見どころ。
北前船の里資料館
・TEL0761-75-1250 FAX0761-75-2312
・9:00~17:00(入館は16:30まで)
・年中無休
・一般/350円 団体(20名以上)/290円 75歳以上/170円
高校生以下および障がいのある方/無料
〒922-0554
石川県加賀市橋立町イ乙1-1
江戸時代から明治期にかけて日本海を中心に活躍した、北前船専門の資料館です。建物は橋立の北前船船主・酒井長兵衛の邸宅で、館内では当時の資料を多数公開しています。(館内ガイド要予約)
北前船主屋敷蔵六園
・TEL0761-75-2003 FAX0761-73-0006
・9:00~17:00(営業時間変更の場合あり)
・不定休
・中学生以上/400円 小学生以下/200円
〒922-0554
石川県加賀市橋立町ラ47
全国から集めた銘石を配置した趣のある庭があります。中には蔵六(亀)に似た滝石(自然石)があり、それを見た大聖寺藩14代藩主前田利鬯(としか)が「蔵六園」と命名しました。ティールームもあります。
この動画が、皆様の石川県の旅の参考になればと思っています。では、「石川県加賀市 加賀橋立 見どころガイド」をお楽しみ下さい。
金沢市東山ひがし伝統的建造物群保存地区 2001年11月14日選定
加賀市加賀橋立伝統的建造物群保存地区 2005年12月27日選定
金沢市主計町伝統的建造物群保存地区 2008年 6月 9日選定
輪島市黒島地区伝統的建造物群保存地区 2009年 6月30日選定
金沢市卯辰山麓伝統的建造物群保存地区 2011年11月29日選定
加賀市加賀東谷伝統的建造物群保存地区 2011年11月29日選定
白山市白峰伝統的建造物群保存地区 2012年 7月 9日選定
金沢市寺町台伝統的建造物群保存地区 2012年12月28日選定