懐かしい町並 広陵町平尾 奈良県
その後の平尾集落の町並
広陵町平尾は奈良県北西部で、奈良盆地の西部、広陵町の南西部の馬見丘陵の東麓に位置している。
慶長郷帳・寛永郷帳には「細井戸村」、元和郷帳には「細井戸平尾」、万治3年(1660)の郷帳には「細井戸ノ内平尾村」とみえる。元禄郷帳以後はすべて「平尾村」となっている。
江戸時代を通じて内山永久寺の所領。
江戸初期から綿作栽培が盛んであったが、特に換金作物の「かぶ」の栽培は有名であった。
嘉永5年(1852)の人数は260とあり、明治15年頃は家数61・人数319とある。産物は米の他に麦・蚕豆・綿・甘薯・清酒など。
大正初期頃より靴下製造が始まり、靴下製造の戸数は昭和35年12戸であったのが、昭和45年には21戸となる。そして今は全国で一年に約6憶足の生産のうち約4割が広陵町で造られている靴下の町である。
今、集落内の道は何とか2トン積みトラックが通れる広さがある。裕福な農家が多かったのだろう大型の家が並び、主屋の周りを敷地いっぱいに板囲いの塀で覆われている。大型の土蔵も見られるのは、米蔵だったと思われる。煙出しを残した大型の家屋も多く、江戸から明治期に換金作物栽培で潤っていた集落だろうと思われる。
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音楽:中北音楽研究所
1 Comment
歩くなら好きにすりゃいいけど車社会には地獄だよこんなもん・・・