奈良県宇陀市 室生山上公園 芸術の森 写真紀行 2025
奈良県宇陀市室生 室生山上公園芸術の森に行ってきました。
今回も雨天予報でしたが晴れ間のある曇天でした。
この芸術の森は室生村出身の彫刻家 井上武吉氏の公園構想の下、イスラエルの彫刻家 ダニ・カラヴァン氏の監修の作品となります。
ダニ・カラヴァン氏は周囲の環境や都市などの景観と同化した屋外作品で知られています。
この芸術の森も棚田や森などもともとの環境を生かした作品となっているそうです。
この一帯の地滑り対策公共事業と芸術の融合。
室生という古来からの聖地と新しい聖地と癒しの空間を表現しているそうです。
階段状のピラミッドとゲート郡がこの作品の中核となる部分で~
ゲートは北緯34度32分を貫いており室生寺、長谷寺、伊勢斎宮跡、箸墓古墳をつなぐライン。
ピラミッドのスリットと階段は南北を貫いており古来よりの太陽信仰を表現しているそうです
初めて見たときは存在感のあるシンメトリーな作品群と緩やかな原風景といえる周りの山々とのギャップを感じますが~
散策していくうちにもともとの環境と作品が一体となって感じられます。
特に「鉄」というものは非常に人工的で無機質な物のようですがが錆びたその色合いと表面の表情は不思議と自然に溶け込みます。
人為的に作られた空間ではありますが元々の里山の風景も感じられます。