「石乃宝殿・生石神社|播磨富士・播磨アルプスを眺める」浮石 日本三奇 兵庫県高砂市

July,2025

石乃宝殿(読み:いしのほうでん/一般表記は「石の宝殿」)は、兵庫県高砂市の生石神社(読みは「おおしこ」)のご神体として祀られる巨大石造物です。別名は「天の浮石(あめのうきいし)」で、岩盤からほぼ切り離され、水面に“浮いている”ように見えるのが最大の特徴です。

概要
所在:高砂市阿弥陀町生石171(生石神社境内)/「生石」は公式に“おおしこ”と読みます。

規模:幅約6.4m・高さ約5.7m・奥行約7.3m、推定重量約465〜500トン。流紋岩質の竜山石を岩山から刳り出して造られています。

呼称と性格:「鎮の石室」「浮石」とも。何の目的で誰がいつ造ったかは未解明で、古墳関連説や神殿説など多数の説が存在します。

文化財:周辺の竜山石採石遺跡と合わせ、国の史跡「石の宝殿及び竜山石採石遺跡」に指定。

日本三奇:宮城・鹽竈神社の「塩竈」、宮崎・天逆鉾と並ぶ“日本三奇”の一つとされます。

伝承
『播磨国風土記』に「形は屋の如し」「聖徳王御世、弓削大連守屋所造」と記されますが、年代整合に矛盾があり、実際の成立時期・目的は謎のままです。生石神社の縁起では、大穴牟遅神と少毘古那神が一夜で石の宮殿を造りかけ、夜明けで起こせなかった――という話が伝わります。

見学情報
拝観:石の宝殿の周囲を一周して間近に観察可能。

アクセス・拝観料:JR「宝殿」駅から徒歩約25分。拝観料は大人100円・小人50円(目安)。

【公式】生石神社
http://www.isinohouden.com/

高砂市観光ビューロー(生石神社 見どころ・アクセス)
https://www.takasago-tavb.com/sightseeing/temple/ooshiko_shrine/

HYOGO!ナビ(兵庫県公式観光)
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/612

文化庁・国指定史跡データベース
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/401/00003860

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