15年間の地道な努力の結晶!埼玉県杉戸町の南側用水路の再生に取り組む南側清流プロジェクト 「水と緑のトンネル木道」
南側用水路は、埼玉県杉戸町を流れる用水路です。
約380年前に掘られた手掘りの用水路で、
長年、田んぼを潤してきましたが、今から約35年前に灌漑用パイプラインが設置されたため、用水路としての役割を終えました。
その後「南側用水路」は「南側水路」と名前を変えられ、排水が流れ込むようになり、放置され、大型ゴミの投棄が後を絶ちませんでした。
汚れた水路はどんどん暗渠化され、今は大半が暗渠の状態です。
これを見かねた地元住民の有志が、
2010年、「南側用水路清流プロジェクト」というボランティアグループを立ち上げ、月2回の清掃という地道な活動を続けました。
見本区間として整備を進めた約250メートルの水路では、
60センチ以上も堆積したヘドロを取り除き、
尾瀬のような木道を設けながら、浚渫や護岸保持の作業を重ね、
町との協働により、約30年ぶりに一部区間で通水を復活させることに成功しました。
この250メートルの区間では、動植物合わせると約400種類も確認されています。放置されていた水路は豊かな生態系を育み、
まるで「生きた博物館」と呼べるほど美しい場所になりました。
住宅街のすぐそばにある自然は、町の宝物です。
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日本中に張り巡らされた用水路は、
40万㎞(地球10周分)ともいわれています。
用水路は美しい水田風景と豊かな文化を育んできました。
ホッとする用水路観光を始めましょう!
水路と水田文化研究所・日本用水路観光協会では、
主に埼玉県東部の用水路の風景を紹介してまいります。