【東京-日立線】 高速バス ひたち1号 東京駅発 日立駅ゆき JRバス関東運行便 前面展望動画 ノーカット版

【東京-日立線】 JRバス関東運行便 東京駅発 日立駅ゆきの前面展望動画 ノーカット版

 2025年8月5日、東京駅八重洲南口2番のりばを9:50に出発するJRバス関東の運行する高速バスひたち1号に乗車して撮影しました。バスは東京駅至近の宝町ランプから首都高に入り、6号向島線などを経由して三郷から常磐道を走行し、日立南太田ICからは国道6号線などの一般道で日立駅に至るルートを走行します。途中の友部サービスエリアで12分ほどの休憩をしたのち、日立南太田ICからの一般道では降車のみとされた停留所で停車します。
 座席指定の高速バスとはいえあくまで路線バスなので停留所の案内放送があってから、降車する乗客がボタンを押して停車する仕組みです。ボタンによる応答がなければ通過となります。東京から最初の停留所である水戸北スマートインター降車場では降車客がいなかったため、高速道から出ずに通過をしました。終点(終着はなお20分ほど先のシーマークスクエアです)の日立駅中央口には定刻(!)の12:21に到着しました。

 東京駅から日立駅までの所要時間は2時間31分、走行距離は約144kmなので平均速度は約57km/hという結果でした。鉄道とこの数字の比較をしてみると、9:53東京駅発JR常磐線特急ひたち7号乗車では11:26日立駅着となり所要時間は1時間33分と高速バスよりも約1時間早く到着しますが、運賃は4.880円とバスよりも2.000円ほど高くなります。
 普通電車だと東京駅9:48発12:39日立駅着があって所要時間は2時間51分とバスより20分ほど遅くなりますが、運賃は2.640円と僅かに安いです。ただし途中の土浦と水戸で乗り換えが必要になります。

 東京-日立間のバス路線は1988年6月にJRバス関東によって開始されましたが、これは当該区間の常磐自動車道が同年に開通したことによります。一日あたり10往復程度の運行がありましたが、常磐道を利用する高速バス全般の問題として首都高での大渋滞とその結果としての大幅な遅延が大きな問題でした。
 利用客にとっては時間が読めないので、上り線の利用率が極端に少ないという利用形態が長く続きました。2021年になって東京外環道千葉区間の開通や堀切・小菅JCTの車線増などの道路改良が行なわれた結果、6号向島線の渋滞は大幅に少なくなり定時運行がし易くなったそうです。
 以前の運行ルートはよく分かりませんが、下り方向では東京駅を出てすぐの宝町ランプから首都高に入る現在の運用も2021年からと比較的最近のことのようです。

 車窓の風景は関東平野を走る路線ゆえ、変化に乏しく単調です。利根川などの大きな河川を渡りますが、橋梁自体もラーメン橋ばかりで橋の外観に特徴がなく、気を付けていないと渡河したことも分からないほどです。ただし土浦付近では左手に筑波山を遠望することが出来ます。
 三郷、柏、守谷付近は沿道への環境対策のため掘割構造となっているので展望がなくてなおさら単調な風景です。唯一素晴らしいと感じたのは、6号向島線から見下ろす隅田川と両国から浅草にかけての街並でしょうか。ほんとうに東京は大都市なんだと思い知らされます。

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