【地理雑学】中央構造線?なぜ、どうやってできたのかを図解で分かりやすく。ほか地形や小粒地理雑学を車で実際に走りながら解説/国道151号/中部地方/長野県
国道151号・山岳地形編
中央構造線=日本列島より古かった! はい、ドラレコ風景を次々に雑学解説する動画、 今回は国道151号山岳部、中央構造線、地形についてを大テーマとして走っていきます。 〇1億年前に大陸が裂けた!中央構造線の謎 〇火山じゃないのに柱状節理?海底の泥のさらに上にマグマ! 〇天龍峡の荘厳な岩壁。その正体は「海底の泥 x マグマ」! などなど、他、国道151号の小さな雑学もちょこちょこ解説していきます! 今回も地理調査に徹底的に時間を割いて丁寧に仕上げました。 脚本詳しめ、音声はなつきでお送りいたします。 ではでは、国道151号山岳編へGO! はい、今日は前回の長篠城のあった小さな盆地のもう一つ上の小さな盆地、三河大野駅の街からスタートです。 位置的には、スタート地点の豊川(とよかわ)市の北東方向、浜松市の北の山の中、といったところです。 前回は触れられませんでしたが、国道151号、実は沿線にJR飯田線が走っているんですね~ この飯田線と国道151号なんですが… 実は「中央構造線(ちゅうおうこうぞうせん)」をなぞるように走っていくんです。 そして、国道151号は東栄(とうえい)駅辺りで中央構造線とは別れますが、 飯田線はその後もずっと中央構造線上を走っていくんですね~ 浜松市の北、天竜区の水窪駅(みさくぼえき)辺りまで走ったら、次は国道152号へ中央構造線は引き継がれます。 ですが、中央構造線といえば、そう、断層です。 崩れやすい谷になっていて、国道152号も途切れる場所もあるんですね。 超古代、1億年近く前に走った断層とはいえ… 地盤は割れたまま。 その隙間に雨水も入ってきて、さらに不安定になってしまいます。 そんなもろい地盤上を走る国道と鉄道。 今回は、そんな中央構造線と木曽山脈について注目して走っていきましょう! あ、今ちょっとだけ川らしきものが見えましたね。 あれは、前回豊川(とよがわ)と別れた、宇連川(うれがわ)です。 このまま車の後方へ下っていくと、豊川(とよがわ)に合流します。 そして、画面には見えませんが、実はこの川の対岸、山の斜面に沿ってJR飯田線が走ってるんです。 この先、天竜川の絶景に沿って走っていく旅情を掻(か)き立てる路線です。 あ、三遠南信自動車道(さんえんなんしん じどうしゃどう)です。 現在この「鳳来峡(ほうらいきょう)インター」から、新東名の「浜松いなさインター」まで開通しています。 ここから南方向、浜名湖の北の山の中です。 そしていったん途切れて、この先の東栄インターから佐久間ダム付近の佐久間川合(さくま かわい)インターまで開通しています。 そして、現道改良区間も含めながら小川寺峠(おがわじとうげ)道路区間、 そして飯喬(いいだか)道路区間から中央道へ接続する建設中の高規格道路です。 そして、今回の注目ニュースは、なんといっても… あの「青崩峠(あおくずれとうげ)」に、ついにトンネルが開通する!という話題! 記事を書いている時点ではまだ車は通れませんが、 もしかしたら、この動画が公開される頃には、もう開通のニュースが飛び込んでいるかもしれません! この青崩峠、崩れるという字のごとく、崩れやすい場所にあります。 中央構造線上の谷を、区切るような小さな峠なんです。 小さな峠とはいえ…私たち人間にとっては大きな壁。 このままでは勾配は急すぎて、車が通れません。 「トンネルを掘るしかない…!」 「しかし地盤が悪すぎてトンネルが掘れない…」 そんな難工事を技術者たちはやってのけたんですね。 地盤が脆弱な部分は、通常の2倍、もしくは3倍硬いコンクリートでがっちり固めたそうです。 ちなみに、先ほどのインター入口方向、右折方向で朝霧湖というダム湖、 集落を左折方向で鳳来湖と言われるダム湖へ行けます。 鳳来湖方面は、乳岩峡(にゅうがんきょう)とかいて、なんと「ちいわ きょう」と読ませる名勝があります。 ここは、知る人ぞ知る、険しい岩肌と渓谷美が楽しめる場所なんですね~ あ、右にある高架は現在整備中の三遠南信道(さんえんなんしん どう)です! ところで、先ほどから話題に上る中央構造線… よく考えたら、「断層」ってことは知っているけど、ほかのことがよくわかりません。 調べてみました! 現在有力な説を中心に、いくつかの説をまとめてみました。 若干ずれがあるかもしれませんが、それも歴史ロマンということで、ぜひ楽しんでください! まず時代は、1億年もの大昔! ジュラ紀が終わり、白亜紀(1億4500万年前~6600万年前)真っただ中、恐竜たちが跋扈(ばっこ)していた時代です。 ユーラシアプレートの東端、日本列島はまだ影も形もありません。 海洋プレートは北向きにゆっくり動いていました。 ユーラシアプレートは動かず、海洋プレートが北に進みながらユーラシアプレートの下へ沈み込んでいく。 そう、その巨大な力で、ユーラシアプレートの東端に、縦方向に複数亀裂が走ったんです。 しかもその場所には、ユーラシアプレートの下にもぐっていく海洋プレートのはぎ取られた表面の泥、地層… そう、「付加体(ふかたい)」ですね!が、気の遠くなる年月をかけて溜まっていました。 ユーラシアプレートの東端の上に乗っかった付加体も、ユーラシアプレートと同時に裂けるわけです。 この断層が、「中央構造線」のルーツとされているんです。 そしてさらに時は流れて…200万年前。 マントルの動きや、プレートの運動によって今の日本海が開き始め、現在とほぼ同じ形の列島が出来ていきます。 つまり、中央構造線は列島ができる前から存在していた超古代の裂けめなんです。 その後、地殻がグニャグニャ動いて日本列島が形成されたわけですが… ですが、一度入った裂け目はなくならない。 現在も年間数センチというスピードで動いている「活断層」の部分も、けっこう残っているんです。 たとえ一億年近く前にできた断層でも、その痕跡は今も地形や地質にしっかりと刻まれている。 なるほど、青崩峠を含む中央構造線付近がもろいのは、当然の結果なんだ…! あ、このあたりが、豊川水系と天竜川水系の分水嶺になります。 新城市(しんしろし)の池場(いけば)地区です。 ちなみに、中央構造線とは長篠あたりで少し離れて、現在はおよそ3㎞南側にあります。 現在は、中央構造線の北側、内帯(ないたい)を走っています。 そして、反対に南側が外帯(がいたい)といわれます。 内帯が主にジュラ紀以前に溜まった付加体が発見されていて、外帯が白亜紀以降に溜まった付加体が発見されています。 この中央構造線の両脇の岩石、でき方が全く違っていて、 内帯が「高温低圧」下、外帯が「低温高圧」下、 つまり外帯のほうが地中深くで変成(へんせい)した岩石だといわれています。 断層で、何らかの形でこの地中深い岩と地上付近の岩が接していると考えられていますが、 その生成メカニズムはよくわかっていません。 そして、ここから次の東栄町に向かっていくと… ぐぐぐっと中央構造線が近づいてきて、東栄町で合流します。 あ、駅北口ですね! ここで中央構造線と合流し、飯田線が線上に沿って走っていくわけです。 そして、国道151号は中央構造線とは離れ、 もう一つ北西の谷、伊那谷(いなだに)、伊那盆地ともいわれる谷へ向かって峠越えです。 ちなみに、三遠南信道も中央構造線上を走っていきます。 飯田線が水窪駅(みさくぼえき)辺りで伊那盆地へ向きを変えるのですが、 三遠南信道はそのまま中央構造線上を走っていきます。 そして、飯田市辺りで飯田市方面、伊那盆地へ戻ってきます。 あとは、国道152号が茅野(ちの)市まで線上を走っていくわけです。 崩れやすい地形ながらも、果敢に鉄道や道路を走らせているんですね! あ、三遠南信道の高架です! いまだ整備中の区間ですね~ そして、この東栄インターから、天竜川の本流付近、佐久間川合インターまでが開通区間です。 新本郷トンネルを抜けると… うわ~、街がひろがってます! こちらが東栄町の中心部です。 先ほどのインターと駅があった集落は、旧・三輪村(みわむら)で、1956年に東栄町へ編入された村だったんですね~ え?作太郎? ではなく、その後ろの壁に注目してください。 見えにくいのですが、これ、実は柱状節理なんだそうです。 柱状節理…あれ? 火山? 木曽山脈や赤石山脈…日本アルプスって火山ではなく、プレートの境界線で隆起した山って調べた記憶が… それが火山? …あれ? 記憶違い? いえ、記憶違いではないんです。 柱状節理は火山由来の岩石です。 北アルプスの飛騨山脈に火山が集中していますが、飛騨山脈も山体自体は隆起由来。 そして、木曽山脈も、赤石(あかいし)山脈も山体自体は隆起由来なんだそうです。 ですが、さすが火山大国日本! 地質図を見てください。 鳳来(ほうらい)湖を中心にまあるく黄色くなっていて、東栄町もそこに含まれています。 これ、設楽(したら)火山群といわれ、1500万年前に大噴火を起こしたと考えられています。 まだまだホモ・サピエンスは登場しておらず、オランウータンとかゴリラの時代でしょうか? 火山は基本的に海洋プレートが固体のマントルまで水を運ぶと、ドロドロに溶けたマグマが発生し、 地上に上がってきて、噴火するんでしたよね…! 地表に何があっても、海洋プレートが沈み込む大陸プレート下は、 いつでもどこでもマグマが発生してもおかしくない。 詳しい解説は「火山国道・国道459号」にて。 「謎のインター群全攻略・伊豆スカ」の19:00以降でもっと詳しい説明をしていますので、よろしければご覧くださいね~ そしてこの設楽火山群、現在では完全に活動を停止していると推測されています。 もうどろどろのマグマはこの地下には存在していないようです。 ちなみに「作太郎さん」なんですが、東栄町の街中へ移転されている定食屋さん。 人気のお店のようです! どんどん登っていきますが、まだまだ集落はありますね~ 現在の標高は400m程度です。 新太和金(しんたわがね)トンネルです! 手前側を左で、旧太和金トンネルがあったようですね~ 現在は閉鎖されているようです。 標高はトンネル入り口で570m。 そして、トンネルを抜けると豊根村(とよねむら)。 まだ愛知県です。 そして、少し下ってまたハードに登ります。 左折して、豊根村役場はもう少し奥まった場所にあります。 そしてあの交差点が標高545m。 ここからぐんぐん標高を上げていきますよ~ 道の駅 豊根グリーンポートがあります。 標高660m。 まだまだ普通に集落がありますね~ あっ、バスが譲ってくれました! ありがたいですね~。 バスって普段こっちが譲らなきゃの側なので、ちょっと恐縮しちゃいます。 この辺りで集落は終わりでしょうか? 標高はおよそ830m。 ちなみに全く関係ないんですが… 世界で一番高いビルは、ドバイにあるブルジュ・ハリファ」で828mなんだそうです。 ブルジュ・ハリファと同じ標高… うん、なんとも言えないこのもやもやは何でしょう!? そして、ここが新野峠(にいのとうげ)。 1050数mです。 ここが愛知県と長野県の県境です。 高原の街ですね~ 長野県の阿南町新野(にいの)地区です。 標高は800m前後。 これって、長野県では普通の高さなの? 長野県の主要な都市の標高を調べてみました。 まずこれから進む飯田市が500mやや超え。 有名どころで、軽井沢町(まち)が940m、諏訪市が760m、松本市が600m足らずです。 ちなみに長野県最高の高さの自治体が川上村(かわかみむら)で1200mに届かないぐらい。 埼玉県、群馬県、そして山梨県との県境の村です。 ですから、800mというと、長野県内でも結構高い位置に属する地区ですね~ ちなみにこの道の駅・信州新野千石平(しんしゅう にいの せんごくだいら)で売られている、五平餅がユニークなんだそうです。 五平餅といえば、岐阜や愛知、そして長野県などの郷土料理として有名です。 ですが、ここ新野(にいの)の五平餅はユニークです。 漢字は御幣餅。「御(おん)の字」に「巫女さんがお払いの時に左右に振る幣(へい)」の餅です。 五平餅の由来ともいわれる漢字ですね~ そんな幣の形をした珍しい五平餅、餅なのにふわっとしてて食感が独特なんだとか。 ああ、調べておけばよかった~! おお、急に下りが激しくなってきました。 ん、なんでしょう? 左への道が閉じられていましたね? おお~、絶景! ぎゅ~~ん! あれ、まだつづく? ぎゅ~~ん! トンネル入ってしばらく左へカーブしました。 一周しましたよね? 巻き戻してみましょう! 確かに一周しているようです。 ここで古地図、ひなたGISを見てみましょう! 確かにこれ、ループにするのが一番線形を保つ方法だったのかもしれません。 山肌に沿わせるとなると、勾配が、カーブがきつくなりすぎる。 どうしよう…というのを考え抜かれ、ループに落ち着いたものと想像されます。 ちなみに、新野(にいの)峠から新野の盆地までは、標高差が200mほど。 一方で、新野の盆地から和知野川(わちのがわ)までは、距離はほぼ同じなのに、370mも下ることになります。 つまり、見た目には似たような距離でも、実は新野(にいの)盆地から和知野川の方がずっと急な下り坂なんですね。 ループを苦労して設計されたのも合点がいきます。 トンネルを抜けると… おお~、良い感じの斜めった橋から山肌へ繋がる国道! そして、良い感じのロックシェッド。 良い感じの国道になってます。 ここの山肌は昔からの通りだったようです。 当時は手彫りで崖を切り出していたんでしょうか? おお~、凄い法面です。 ここらへんは、昔はグネグネ道だったようです。 古い道が残ってますね~ 先ほどの見名(けんな)トンネルの銘板(めいばん)に1980年と書いてあります。 そのぐらいに、トンネルを掘り、橋を架け、崖を削り、まっすぐに直された道なのでしょうか? 早稲田という地区なんですね、ここ。 ここから、また小さな山越えをしていきます。 地形図を見てみましょう。 右側、東側に少し離れて天竜川が流れています。 そしてこの辺り、周りの山脈に比べてやや低めの山が無数にぽこぽこ生えています。 これ、この先の伊那盆地と言われる縦長の盆地内にある特徴的な地形「田切(たぎり)」の川の流れに似ているんです。 田切は平地を削った谷が複数走っている地形なんですが、ここは丘を削った谷が複数走っていますね。 これは、田畑を拓いて住むのも、道路を造るのも大変な地形だったのではないかと想像されます。 風景は驚くほど絶景続きなんですけどね~ 下條村(しもじょうむら)。 実はかつて「奇跡の村」と呼ばれていたことがあるんです。 1960年代、高度経済成長が進み、地方から都市へと人がどんどん流れいく時代が始まりました。 時は進んで1990年代。 下條村も人口減少が止まらない状況でした。 村長さんが「このままじゃ村がもたない」と危機感を抱き、全国に先駆けて少子化対策に乗り出したんですね。 その少子化対策が、村にメゾンコスモスを建てること。 メゾンコスモスとは、若者定住促進住宅と呼ばれるものです。 そう、安い家賃で若者の移住促進を始めたんです。 その家賃、飯田市の平均のおよそ半分。 「そんなに安いなら住みたい!」 と、若い世代に大ヒットします。 人口が減る一方だった地方の中で、人口増・出生率アップを実現した、まさに奇跡のような村だったわけです。 ですがそんな大ヒットもつかの間、他の自治体も真似します。 そして、再び人口は減少に転じたそうです。 現在の下條村は次の一手、「村の、真のファンづくり」に取り組んでいます。 子育て環境を整え、農業の振興や企業誘致を促して雇用も生み出していく! うまくいくといいですね~! おお~粒良脇(つぶらわき)トンネル、新しい! 2023年に開通したばかりのトンネルです。 古いトンネルはこちらを右斜め前に上がっていく道から。 大型のすれ違いが難しかったそうです。 道の駅 信濃路下條(しなのじ しもじょう)ですね! そばの道の駅として有名なんだとか。 下條村はそばの生産が盛んなんだそうです。 そして、峰竜太さんの故郷でもあるんだそうです。 峰グッズが手に入るかもしれません! 分かりませんが…! 万歳大橋(まんざいおおはし)を渡ると、いよいよ飯田市です。 飯田市は人口が10万人近くいる大都市です。 あ、天龍峡インター、三遠南信道(さんえんなんしんどう)のインターです。 西方向は中央道まで、東方向は「飯田上久堅・喬木富田(いいだか みひさかた・たかぎ とみだ)インター」まで行けます。 伊那谷の東斜面ですね。 そして、飛んで喬木(たかぎ)インターから程野(ほどの)インターまで矢筈(やはず)トンネルが通じています。 そう、中央構造線の谷、国道152号まで通じているんですね~ 飯田上久堅・喬木富田インターから喬木インター間は工事中だそうです。 あ、左折しました。 まっすぐは高規格な県道で、川路駅(かわじえき)には行けますが、天竜峡駅は高架で越えてしまいます。 そう、天龍峡のすぐそばまで来ています。 この天龍峡、実は花崗岩(かこうがん)が作り出す地形なんです。 硬い岩が長い年月をかけて川に削られたことで、あの荘厳な渓谷美が生まれたんです。 ですが花崗岩…火山!? そう、中央構造線のこちら側…北の大陸側・内帯(ないたい)は、「領家変成帯(りょうけ へんせいたい)」と呼ばれる「変成岩(へんせいがん)」が広く分布している場所なんです。 ちなみに「領家」は地名です。 ん? ちょっと待ってください! 今まで何度か、「付加体」って話が出てきていませんでしたか? 日本列島は付加体でできている。 海底プレートの泥が、大陸プレートにはぎ取られた地層でできているって話。 中央構造線の項目で先ほど調べました! そして火山。設楽火山もありましたね! そうなんです。 設楽火山よりもっともっと古い時代、そして中央構造線ができるより前の時代。 噴火まではしていませんが、マグマが地下まで上がってきたって考えられているんです。 あ、そうか、内帯は「高温低圧」で「変成」して出来たんでした! 「変成」っていうのは、付加体が高温で溶けていたってことか! そして、付加体を溶かしながら、マグマも冷えて固まった。 それが領家変成帯。 中央構造線の北側に広がっているわけなんです。 そして、それが長い年月の造山運動などの地殻変動で地表に現れ、天竜川に削られてできたのが… 天龍峡ってわけです。 もちろん、これは数ある説のひとつです。 ですが地質学者の調査力、推理力ってすごい! 地球もすごい! こういう話、聞けば聞くほどワクワクします! あ、こちらの右から先ほどの高規格県道が合流してきます。 あ、そして、四角い事務所みたいな建物が増えてきましたね~ 伊那盆地、飯田盆地へ入ってきました! おお~、街中に入ったはずなのに、結構深い切通ですね~ と思ったら、谷! と思ったら、山! ちょっと地形図を見てみましょう! おお~、特徴的ですね! 天竜川の河岸段丘は全国的によく見られる地形ですが、 天竜川に合流する小川の流れが、台地に食い込んでいて、台地を切り分けているのが特徴的なんです。 これが「田切」ですね。 天竜川の氾濫原が小川によって切られる。 木曽山脈など3000m級の山脈が連なり、非常に谷の高低差が激しく、小川でも流れが速く、強いんです。 そう、流れが強いから小さな川でも谷を深く削っていくんですね~ 新飯田橋、この右側で天竜川に合流する松川(まつかわ)です。 おお~、そして田切の谷底から飯田駅方面へ登っていきます。 左側の丘の上に、飯田城が建っていたんですね~ 天然の要害ですね! 田切の上面。 そして、飯田駅は丘の上にあるんですね~ ではでは、そろそろ国道151号走破です! 国道151号はいかがでしたか? 前編では武田勝頼の進軍ルート、後編は中央構造線と、まったく別のテーマになりました! 国道151号も楽しかったですね~ もし、「ここ面白かった!」とか「ここ通ったことあるよ!」なんて場所があれば、ぜひコメントで教えてくださいね! こんな感じで、のんびり、ですがしっかり地理雑学お届けします。 次回も気になる方は、チャンネル登録しておくと、お勧めに表示されやすくなりますよ~ 次回は国道50号・結城街道編を走ります。 〇赤塚駅前に残る、江戸時代・結城街道と昭和・バイパスの分かれ道 〇結城街道はなぜ山すそを? などなど、旧街道である結城街道と新道の国道50号のルートの差を分析するというテーマでお送りします。 小さな地理雑学も、積み重ねると壮大な何かが見えてくる…! 気がします。 ではでは、動画のご視聴ありがとうございました。 なつきがお送りいたしました~。ばいば~い。
中央構造線って断層…そもそもなぜどうやってできたのか、図解を使いながらわかりやすく解説!その他小粒地理雑学も。
〇1億年前に大陸が裂けた!中央構造線の謎
〇火山じゃないのに柱状節理?海底の泥のさらに上にマグマ!
〇天龍峡の荘厳な岩壁。その正体は「海底の泥 x マグマ」!
などなど、今回は「地形」をテーマに解説!
■■以下雑学、地理案内一覧
【道路地理】今日のスタートは「山奥」から!どんな道、地形が続いているのか…?0:57
【交通】ついに貫通!三遠南信道・青崩峠トンネルと「土木の敗北からの逆転劇」3:48
【地質年代】列島誕生より前に断層が?1億年前に大陸が裂けた中央構造線の謎6:02
【道路地理】国道と鉄道が「断層の上」を走る?151号・152号と飯田線10:02
【設楽火山群】火山じゃないのに柱状節理?海底の泥「付加体」のさらに上に火山ができた!?12:39
【地形】新野峠を越える!急勾配に挑んだ「ループ国道」道づくりの工夫とは?21:54
【地形】田切地形にそっくり!?平野じゃなく丘陵を切り裂いた!25:27
【自治体】人口減少に立ち向かった「奇跡の村」下條村。27:21
【地質年代】天龍峡の荘厳な岩壁。その正体は「海底の泥 x マグマ」!?日本列島の地質記憶をたどる旅31:12
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3 Comments
読み間違いや言い間違い、変換ミス、表記の揺れなどにはできる限り注意を払っていますが、雑学や画像の情報量が多く、また更新の都合上、デバッグに十分な時間が取れない場合があります。
もし内容を他でご紹介いただく際は、ぜひご自身でもう一度ファクトチェック・ご確認いただけますと安心です。
また、万が一誤りや気づいた点などありましたら、コメント欄で私や皆様と共有していただけるととても助かります。
あと、足あとにコメントも大歓迎ですので、ぜひ残していってくださいね~
以下、参考リンク
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中央構造線の始まりから現在まで概略
https://mtl-muse.com/mtl/aboutmtl/mtl-history/
中央構造線に関する現在の知見?九州には中央構造線はない?
https://www.gsj.jp/hazards/earthquake/kumamoto2016/kumamoto20160513-2.html
三遠南信自動車道
https://www.cbr.mlit.go.jp/hamamatsu/road/route474/
なつきさん、がんばれ応援してます。この声 癒されてます。😀😀😀
4:25 青崩トンネルは貫通しただけでまだ全然完成していません。車が通れるまでは年単位の時間が掛かると思います。
国道152号は偶に走るのですが151号は一部区間しか走った事がありません。今回の解説はとても参考になりました。
もっと酷道かと思ってましたが快走路ですね。今度、飯田に行く時に通ってみようと思います。