奥羽山系を水源とし仙台平野を潤している名取川。この名取川の中流域、ちょうど秋保温泉がある辺りは川幅が狭く急流となっています。また両岸は秋保石と呼ばれる凝灰岩となっており、この秋保石が急流により長年浸食されたことにより形成されたのが、秋保温泉の景勝地「磊々峡」です。
 浸食された渓谷の長さは650mほどで渓谷の深さは最大で20m。はじめて磊々峡を訪れた方は皆一様に100万人都市である仙台市から車でわずか30分ほどのところに、このようなダイナミックな渓谷があるのかと驚かされます。
秋保温泉への入り口でもある「覗橋」。この覗橋の眼下には見事にハートの形をした窪みがあり、NPO法人が企画している「恋人の聖地プロジェクト」の聖地、つまり「恋人の聖地」に認定されました。その後「一緒に覗橋のハートを見ると幸せになれるかも?」と噂が広がり、現在は秋保温泉 磊々峡の新名所となっているのです。

#渓谷・峡谷 大浦三右衛門

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