伊豆諸島創世記 説その①:三宅記の三嶋大明神(八丈AIポッドキャスト番外編)

[音楽] はい、始まりました。島巡りエピソード番外編島の神社巡りパーソナリティのけ太です。 こんにちは。ゆみです。 ケ太さん、今回も、え、島の歴史や文化の奥深さに触れていきましょうね。 もちろんだよ。しかも今回はですね、 リスナーさんからすっごく素敵なお便りが届いてるんだ。 お、 早速紹介するね。 はい。 えっと、ラジオネーム島風さんからです。 先日伊豆初島に旅行に行きました。どの島も土性的で本当に楽しかったです。船から島々島々島を眺めていてふと気になったのですが、このたくさんの島々島を作った神様っているんでしょうか?もしご存知でしたら教えてくださいとのことです。 ああ、素晴らしいご質問ですね。旅先でそんな風にこう物語を想像するのってとっても素敵です。 [音楽] え、そしてま、今回のテーマにぴったりですね。 だよね。というわけで島風さんの疑問にお答えします。 はい、 今回は伊豆ず豆初諸島を想像した神様のお話です。ゆみさん、その神様は一体どなたなんでしょうか? はい。えっと、その神様のおがですね、三島大名人というんです。 おお。 伊豆書諸島の成立ちを記した三という書物で物語の主人公として描かれている神様なんですね。 三島明人。 はい。 おお。なんだか異厳のある名前だね。 ええ。 宮ということはこれ伊豆初諸島版の創世紀みたいなそんな感じかな。 まさにその通りです。 やっぱり。 はい。三島大明人がどこから来てどうやって伊豆諸島を開拓していったのか。 その壮大な物語が記されているんです。 おお。ワクワクするな。 うん。 その三島明人ってどんな神様なの?もちろん日本の神様だよね。 それがですね、この三キのちょっと面白いところでして はい。 三島大明人のルーツはなんと天つまりインドで生まれた王子様だとされてるんです。 え、インド いきなり国際体的な そうなんです。 どうしてインドの王子様が日本のしかも 伊の神様になったの? 物事によればあのママとの居酒が原因で国を追われてしまって あら、 ハルバルクまでやってきたとなかなかにハ乱万丈なスタートなんですよね。 なるほど。ま、神話といえどなんかこう人間身のあるドラマがあるんだね。 ええ、あのちなみにですね、三島外明人は日本神話に出てくるあの神様のこ白主白主と同じ神様だとされることもま多いんですけど [音楽] この三宅機の中ではその側面っていうのはあまり語られないんです。 なるほど。 ここではもう鉄イ伊豆初島のクリエイターとしての性格がすごくユニークに描かれてるのが ええ、 すごくユニークなんですよ。 へえ。じゃあよいよその島作りの話が聞きたいなや。 はい。 どうやって島を作ったんだい? はい。日本にやってきた三島大明人はまず富士山の神様から土地を譲ってもらったそうなんですけど うん。ふん。 うーん。 うん。ちょっと狭いなと感じたそうなんです。 なんと元広い土地が欲しかったんだ。 そうなんです。そこで多くの竜人とか来人を従えて うん。 島焼きと呼ばれるすっごくパワフルな島作りを始めるんです。 島焼き ですよね。 すごいネーミングだ。 すごいネーミングですよね。 まるで火山が噴火するみたいな。 そうなんです。 まさに伊豆諸島の火山活動をこう神話に落とし込んだのかもしれませんね。 なるほど。 物語では7 日間かけて、え、初島、孝津島、伊豆島、新島、三宅島、三倉島、八条、八条、青島、豊島と次々に [音楽] 10 個もの島を生み出したとされているんです。 7 日間で10個。 すごいですよね。 すごいな。竜人と来人を引きいて海から島を作り出すなんてとんでもないパワーだ。なんか壮大な光景が目に浮かぶよ。 本当ですよね。そして島を騒動した後の物語また面白いんです。 お 三島大明人はそれぞれの島に木崎ま、つまり奥さんを置いたんですね。 で、その木さがたくさんの巫神つまり子供の神様を産んで島々島々島が宝になっていったとされているんです。 ええ、島を作るだけじゃなくて、 え、 そこに住む神様たちの家族までしっかりプロデュースしたんだね。 そうなんです。その中でも八条のお話でして ほうほう。木崎の1 人であるや姫や姫が息子の小バルと一緒に八条に渡って島を収めたとされているんです。 八屋愛媛と古をバる。 はい。 はい。 今でも八条の奪い方明神社に手厚くられているんですよ。 へえ。 そしてこのお祭りは今でも八条で当民の方々に大切に受け継がれているんです。 うわあ、すごい。 うん。 何百年?いや、何千年も前の神話の物語が今も島の暮らしとか文化にこうしっかり行きづいてるんだ。なんだか感動しちゃうな。 本当にそうですね。といったところでここまで話してきましたけど うん。 実は、あの、この三島大明人先ほど少し触れた小主さんとの関係とか大つの伝説とかもっともっと深くて複雑な物語がたくさんあるんです。 [音楽] おっと。 はい。 それは気になるけど はい。1 度に聞くと頭がパンクしちゃうかも。 い、そうですよね。 一の神様がね、別の名前とか役割で登場したりもするので、このミステリアスな続きはまたの機会にじっくりお話しさしさせてください。 うん。是非お願いするよ。 はい。 いやあ、でもそれにしても面白かった。良かったです。 僕たちが旅するあの美しい伊豆書島にまさかインドから来た王子様が関わるこんなダイナミックな創生話があったなんて。 そうなんです。日本各地には有名な神話とはまた違う。 うん。所はユニークがく眠っているんですよね。 本当だね。 はい。 というわけで島風さん素敵なお便りありがとうございました。 ありがとうございました。 い豆初島にはこんな壮大なったんです。 ただ今回ご紹介したのは数ある伝承の中の 1つです。 そうですね。 皆さんもご自身の故郷とか好きな土地にどんな物語が伝わっているか少し調べてみると思いがけない発見があるかもしれませんよ。 是非皆さんの地元の物語も探してみてください。 はい。 さて、それでは最後に今日の物語にちんで皆さんに 1 つ問いかけです。もしあなたが神様になって何もない海から島を 1つ作れるとしたら、 おっと、 どんな願いを込めて、どんな特徴を持つ島を想像しますか? 皆さんが想像する理想の島是非想像してみてください。 はい、 それではまた次回の島巡りでお会いしましょう。

【書き起こし】
はい、始まりました!
「島めぐりエピソード番外編 〜島の神社めぐり〜」
パーソナリティの健太です!
こんにちは、由美です。
健太さん、今回も、ええ、
島の歴史や文化の奥深さに触れていきましょうね。
もちろんだよ!
しかも今回はですね、
リスナーさんから、すっごく素敵なお便りが届いてるんだ。
お!

早速紹介するね。
えっと、ラジオネーム「島風さん」からです。
「先日、伊豆諸島に旅行に行きました。
どの島も個性的で本当に楽しかったです。
船から島々を眺めていてふと気になったのですが、
このたくさんの島々を作った神様っているんでしょうか?
もしご存知でしたら教えてください」とのことです。
わあ、素晴らしいご質問ですね!
うん!

旅先でそんな風にこう、物語を想像するのって…
とっても素敵です。
ええ。そして、まさに今回のテーマにぴったりですね。
だよね!というわけで、島風さんの疑問にお答えします!
はい。

今回は伊豆諸島を創造した神様のお話です。
由美さん、その神様は、一体どなたなんでしょうか?
はい。ええと、その神様の御名(言い間違い:みな)がですね、
「三嶋大明神(みしまだいみょうじん)」と言うんです。
おぉ。
伊豆諸島の成り立ちを記した
『三宅記(みやけき)』という書物で、
物語の主人公として描かれている神様なんですね。
三嶋大明神!うわ、なんだか威厳のある名前だね。
ええ。
『三宅記』…ということは、
これ、伊豆諸島版の「創世記」みたいな、
そんな感じかな?
まさにその通りです。
やっぱり!
はい。

三嶋大明神がどこから来て、
どうやって伊豆諸島を開拓していったのか…
その壮大な物語が記されているんです。
うわー、ワクワクするな!
うん。
その、三嶋大明神って、どんな神様なの?
もちろん、日本の神様…だよね?
それがですね、
この『三宅記』の、ちょっと面白いところでして。
はい。
三嶋大明神のルーツは…なんと、
天竺、つまりインドで生まれた王子様だとされているんです。
えっ、インド!?いきなり国際的だ!
そうなんです。
どうしてインドの王子様が日本の、
しかも、伊豆の神様になったの?
物語によれば、あの、
継母とのいさかいが原因で国を追われてしまって、
あらら…。
はるばる、遠く日本までやって来たと…。
なかなかに波乱万丈のスタートなんですよね。
なるほど…。
神話といえど、なんかこう、
人間味のあるドラマがあるんだね。
ええ。

あの、ちなみにですね、
三嶋大明神は日本神話に出てくる…
あの、出雲の神様の事代主、ことしろぬしと
同じ神様だとされることも、
まあ、多いんですけど…
へぇ。
この『三宅記』の中では、
その側面っていうのはあまり語られないんです。
ここではもう、徹頭徹尾、「伊豆諸島のクリエイター」と
しての性格が強く描かれているのが、
すごくユニークなんですよ。
へぇー!

じゃあ、いよいよその島造りの話が聞きたいな!
はい!
どうやって島を作ったんだい?
はい。
日本にやってきた三嶋大明神は、
まず富士山の神様から土地を譲ってもらったそうなんですけど、
うんうん。
「うーん、ちょっと狭いな」と、
感じたそうなんです。
なんと!もっと広い土地が欲しかったんだ。
そうなんです。
そこで、龍神とか雷神を従えて、
うん。

「島焼き」と呼ばれる、
すごくパワフルな島造りを始めるんです。
島焼き!すごいネーミングだ!
ですよね。
まるで火山が噴火するみたいな…。
まさに。伊豆諸島の火山活動を、
こう、神話に落とし込んだのかもしれませんね。
なるほどー。
物語では、7日7晩かけて、えー、
初島、神津島、伊豆大島、新島、三宅島、御蔵島、
八丈島、八丈小島、青ヶ島、利島…と、
次々に10個もの島を生み出したとされています。

7日間で10個!
すごいですよね。
龍神と雷神を率いて海から島を造り出すなんて…
とんでもないパワーだ!
なんか、壮大な光景が目に浮かぶよ。
本当ですよね。
そして、島を創造した後の物語も、また面白いんです。
おっ。
三嶋大明神は、それぞれの島に后、まあ、つまり奥さんを置いたんですね。
で、その后たちがたくさんの御子神、
つまり子供の神様を産んで、
島々が豊かになっていった…とされています。
へぇ、島を造るだけじゃなくて、
ええ。

そこに住む神様たちの家族まで、
しっかりプロデュースしたんだね!
ふふふ、そうなんです。
その中でも八丈島のお話でして。
ほうほう。
后のひとりである八十八重姫(やそやえひめ)が、
息子の古宝丸(こほうまる)と一緒に八丈島に渡って、
島を治めたとされているんです。
八十八重姫と古宝丸か。
はい。
今も八丈島の「優婆夷宝明(うばいほうめい)神社」に、
手厚く祀られているんですよ。
へぇー!

そして、この神社のお祭りは、
今でも八丈島で最も大きなお祭りとして、
島民の方々に大切に受け継がれているんです。
うわー、すごい!
うん。
何百年、いや何千年も前の神話の物語が、
今も島の暮らしとか文化に、
こう、しっかり息づいているんだ。
なんだか感動しちゃうなあ。
本当にそうですね。…と、

ここまで話してきましたけど、
うん。
実はこの三嶋大明神、
先ほど少し触れた事代主神との関係とか、
大津波の伝説とか、
もっともっと深くて、複雑な物語がたくさんあるんです。
おっと、それは気になるけど、
はい。
一度に聞くと頭がパンクしちゃうかも(笑)。
(笑)そうですよね。
うん。
同一の神様がね、別の名前とか役割で登場したりもするので、
このミステリアスな続きは、
またの機会にじっくりお話しさせてください。
うん、ぜひお願いするよ!

いやー、それにしても面白かった。
よかったです。
僕たちが旅する、
あの美しい伊豆諸島に、
まさかインドから来た王子様が関わる、
こんなダイナミックな創世神話があったなんて。
そうなんです。
日本各地には、有名な神話とはまた違う、
うん。
その土地ならではのユニークな伝承が、
たくさん眠っているんですよね。
本当だね。

というわけで、島風さん、
素敵なお便りありがとうございました!
ありがとうございました。
伊豆諸島には、こんなにも壮大な物語があったんです。
ただ、今回ご紹介したのは、数ある伝承の中の一つです。
そうですね。
リスナーの皆さんも、ご自身の故郷とか、
好きな土地にどんな物語が伝わっているか、
少し調べてみると、
思いがけない発見があるかもしれませんよ。
ぜひ、皆さんの地元の物語も探してみてください!
はい。

さて、それでは最後に、今日の物語にちなんで、
皆さんに一つ問いかけです。
「もしあなたが神様になって、何もない海から島を一つ作れるとしたら…
どんな願いを込めて、どんな特徴を持つ島を創造しますか?」
皆さんが創造する理想の島、ぜひ想像してみてください。
はい。

それでは、また次回の島めぐりでお会いしましょう!
さようなら。

【参考文献】
・三宅記Wikipedia
・八丈町探索学習ガイドブック
など

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