キャンピングシェルで行く沖縄車中泊旅行おすすめスポット 琉球王国の歴史 5つのグスク跡#沖縄#車中泊旅行#琉球王国

3週間にわたる沖縄車中泊旅行を終え、 今回は琉球王国の歴史に興味のある方に おすすめのスポットをご紹介します。 今帰仁村にある今帰仁城跡です。 沖縄のグスク跡は、首里城を除き建物は残っておらず、 城壁のみが現存しています。 今帰仁城は那覇市から車で約1時間30分の距離にあり、 標高およそ100メートルの丘に築かれた石垣造りの山城です。 13世紀末に築かれたこの城は、 かつて北山・中山・南山という三つの勢力に分かれていた、 沖縄本島の中で、北山王国の拠点として機能しました。 15世紀初頭、尚巴志によって北山が滅ぼされた後は、 今帰仁城は中山(琉球王国)の支配下に入り、 以降は「北山監守」と呼ばれる役人が常駐し、 地域の統治にあたりました。 石灰岩で築かれた美しい城壁は、 特に曲線を描く石垣が、 「沖縄の万里の長城」と称されるほど見事で、 城壁の長さは約1.5kmに及びます。 主郭からは、青い海や古宇利島を一望でき、 北側には王妃や女官が暮らした 御内原と呼ばれる神聖なエリアや、 拝所(うがんじゅ)が点在しています。 また、今帰仁城跡は早咲きの寒緋桜の名所としても知られ、 毎年1月下旬から2月上旬にかけて「桜まつり」が開催されます。 歴史と自然が調和する、癒しの空間です。 また、今帰仁城跡ではしぼりたてのサトウキビジュースが飲めます。 次に紹介するのは、読谷村の座喜味城跡です。 那覇市から車で約1時間。 標高約120メートルの丘に築かれた城です。 座喜味城は、琉球王国の有力な按司であった護佐丸が、 首里王府に仕えていた時期に築いた防衛拠点です。 護佐丸は築城の名手としても知られ、 後に中城城の改築にも関わりました。 座喜味城は、北山勢力や外敵の侵入を警戒する戦略拠点として築かれ、 曲線美が際立つ石垣と、 日本最古ともいわれるアーチ門が残されています。 城壁の上からは、読谷の町並みや東シナ海、 晴れた日には残波岬まで一望できる絶景が広がります。 三つ目は、うるま市にある勝連城跡です。 那覇市内から車で約1時間。 標高約98メートルの丘の上に築かれた山城です。 勝連城は、15世紀にこの地を治めた、 伝説的な按司・阿麻和利の居城として知られています。 阿麻和利は勝連の英雄として民から慕われましたが、 王府に反旗を翻した謀反人としての側面もあります。 首里王府は護佐丸と阿麻和利を対立させ、 最終的には尚泰久王により鎮圧され、 勝連の独立的な力は終焉を迎えました。 城は琉球石灰岩を積んだ野面積みの曲線石垣が特徴で、 まるで「天空に浮かぶ城」のようです。 頂上からは東海岸や中城湾、太平洋が一望でき、 朝日や夕日が美しい景勝地でもあります。 城は一の曲輪から四の曲輪までの段構造で、 また、城内には現在も拝所が点在し、 地元住民の信仰の対象となっています。 四つ目は中城城跡です。 那覇市から車で約40分、標高約160メートルの高台にある、 六つの郭から成る大規模な山城です。 もともとは地元勢力の按司が築いたとされますが、 15世紀には首里王府の命で護佐丸が派遣され、 城を拡張しました。 中城城は高い防御力と美しい構造を誇り、 「守りの名城」とも称されています。 護佐丸は、後に阿麻和利の陰謀により謀反の疑いをかけられ、 阿麻和利の軍に攻められますが、 最後まで王府への忠誠を貫き、悲劇的な最期を遂げました。 城の石垣は非常に精緻で、曲線と直線を組み合わせた見事な造り。 六つの郭が段々に連なり、登るたびに風景が広がっていきます。 城からは西に東シナ海、東に中城湾が見える絶景が広がり、 晴れた日には慶良間諸島や勝連半島まで望めます。 北の郭のアーチ門や、広場、複数の拝所も見どころです。 最後に紹介するのは、那覇市にある首里城です。 1429年、尚巴志が三山(北山・中山・南山)を統一し、 琉球王国を成立させ、その王都・政治の中枢として、 首里城は整備されました。 首里城は中国皇帝の使節「冊封使」を迎える場でもあり、 外交と文化の中心地でした。 その建築様式は、中国・日本・琉球の技術が融合した独特なものです。 1945年、沖縄戦で城はほぼ全壊。 その後は琉球大学のキャンパスとなっていましたが、 1992年に大規模な復元事業が行われ、 正殿などが再建されました。 しかし2019年、火災により正殿を含む主要施設が焼失。 現在も復元工事が進められており、 2026年に正殿の完成が予定されています。 正殿は復元中ですが、見どころは他にもたくさんあります。 守礼門や、格式高い門、 神事の場の入口である園比屋武御嶽石門、 城の高台から那覇の街と海を望む、 西のアザナ・東のアザナも必見です。 これらすべてのグスクは、2000年に、 「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、 ユネスコ世界遺産に登録されました。 さらに、各グスクの近隣には施設があり、 歴史や出土品を学ぶことができます。 琉球王国の歴史に興味のある方は、 この五つのグスクを訪れることを強くおすすめします。 また、首里城近くの首里金城町石畳道は、 琉球王国時代の街並みの面影が残っています。 ぜひ行ってみて下さい。

3週間の沖縄車中泊で巡った中から、今回は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されている5つの城跡を詳しくご紹介します。
それぞれの城が持つ独自の歴史や見どころ、アクセス情報などをまとめました。

00:00 オープニング
00:10 今帰仁城跡(北山王国の拠点)
01:46 座喜味城跡(護佐丸が築いた城)
02:30 勝連城跡(阿麻和利の居城)
03:37 中城城跡(守りの名城)
04:47 首里城(琉球王国の中心)
06:00 まとめ&おすすめ関連スポット

【🏰各グスクの見どころ】
■今帰仁城跡
13世紀末、北山王の拠点として栄えた城。「沖縄の万里の長城」とも称される美しい城壁と、海を一望する絶景が魅力です。早春には桜の名所にも。

■座喜味城跡
築城の名手・護佐丸によって築かれた城。精巧な石積みと、現存する沖縄最古のアーチ門は必見です。

■勝連城跡
民衆に愛された按司・阿麻和利の居城。「天空の城」のようなロケーションから望む太平洋の景色は圧巻です。

■中城城跡
護佐丸が晩年を過ごした、琉球屈指の名城。最も保存状態が良く、精緻で美しい石垣の技術を間近で見ることができます。

■首里城
琉球王国の政治・外交・文化の中心地。2019年の火災から復興へと歩む姿と、守礼門や園比屋武御嶽石門など多くの見どころがあります。

この動画が、あなたの沖縄旅行の参考になれば嬉しいです。

▼動画で紹介した関連スポット
・今帰仁村歴史文化センター
・世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム
・あまわりパーク
・中城村護佐丸歴史資料図書館
・首里金城町石畳道

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2 Comments

  1. こんにちは👋😃
    こちらはお盆でした。今日送ってきました。

    城跡見学良いですね。5ヵ所全て回りたいと思いました。景色も最高で城壁や門等見ているだけで気持ちだけでもタイムスリップできそうです。
    まとまらなかった観光場所でしたが、少し見え始めた気がします。少ない日にちで無理のないスケジュールを考えています。また行けば良いのだと思います。
    そのためには元気でいないとですね😊

    楽しい沖縄動画ありがとうございました🙇
    お疲れさまでした。

  2. お疲れ様です。どれも行きたい場所ですね。
    沖縄、凄く行きたいんですが、新しく買った、頭島の古民家のリフォームとか、やらなければならない事が山積みで、毎日、遊んでいるにも関わらず、忙し過ぎて(笑)

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