02 50弁オルゴール オルフェウス 長野県 茅野市立 永明小中学校校歌 8K撮影4K映像
2 永明小中学校 校舎新築記念 校歌 50弁オルゴール オルフェウス 6分
ちの地区コミュニティ運営協議会により製作された、永明小中学校校歌 50弁オルゴール オルフェウスは、永明小学校150年及び校舎新築記念として令和7年3月7日に永明小中学校へ寄贈されました。
このオルゴールは永明小学校と永明中学校が同一の新築校舎になったことを記念し、一体となった象徴として校歌2曲が1台で演奏されます。これからの永明小学校、永明中学校の児童生徒と共に50年後、100年後も変わらず美しい校歌を奏で継承してくれることを願います。
是非とも多くの児童生徒の皆さんに諏訪の職人の技で製作された生のオルゴールの素晴らしさ体験していただき、地元愛を大切にし、豊かな感性を育んでいただきたいと思います。
※オルゴール正面のスイッチはスライドして直ぐに戻すと1曲のみ再生されます。スライドさせたままにすると2曲を繰り返し続けます。曲の途中でスライドを戻すと現在再生中の曲を演奏して停止します。1曲の演奏時間は約45秒で調整されています。
今回、校歌をオルゴール編曲するために学校から楽譜と実際の歌唱データをお借りしニデックインスツルメンツ原村工場にて編曲担当者と直に相談することが出来ました。
校歌はピアノ譜を基本に、またC・F・G7などの細かいコード進行を確認指示し、原曲の歌唱に近いイメージと和音で編曲いただきました。その後試作演奏を電子オルゴール音で頂きました。
永明小学校校歌のオルゴール編曲はピアノ譜面を基にほぼ期待した出来でしたが、永明中学校校歌の楽曲自体は素晴らしいもののピアノ譜面はシンプルなため試作演奏は物足りず、オルゴール独自のアルペジオ等入れ込み原曲を残しながらも華かな高級オルゴールらしい編曲となりました。
打ち合わせ開始から約3か月でオルゴールが完成し下諏訪町ニデックオルゴール記念館で引き渡され、記念館で特別にオルゴールを視聴質で録音、同館のカフェにて映像を撮影しました。
オルゴール製作 ニデックインスツルメンツ株式会社
撮影協力 ニデックオルゴール記念館 すわのね
撮影編集 Yatsugatake21_4K_Japan
撮影日 令和7年2月22日 機材 EOS-R5mk2
※この映像は収益化(CM挿入)していません。
オーダーメイド高級オルゴールについて
校歌というオリジナル曲のオーダーメイドによる50弁オルゴール・オルフェウス製作に携わってみて、オルゴール編曲はある程度費用が掛かるものの、自分だけのオリジナル曲がプロの編曲者により、物として初めて手にする感動は特別のものがあります。
これからの日本、人口減少により学校も統廃合されていくと思いますが、その時々の大切な記憶を普遍的なオルゴールとして残していくことは価値ある素晴らしいことだと実感しました。個人では費用の捻出が難しいものの、全国の様々な団体等でもオーダーメイドによるオルゴールが周知され製作されていくことに期待します。
現代において、収益性の低いこのように貴重なサービスが諏訪で続いているだけでも奇跡と言えます。そんな地元企業を応援するためにも私自身、できることを全国に向けて情報発信していきたいと思いました。
※永明小中学校 校歌 50弁オルゴール オルフェウスの販売について
今回のオルゴール製作において、ちの地区コミュニティ運営協議会が編曲手数料を負担し追加製作においての権利を保有しておりますが、永明小中学校の同窓生等で購入希望の方々が同協議会の許可を必要としない、自由に購入できるよう同協議会では権利を解放することといたしました。
永明小中学校 校歌50弁オルゴール オルフェウスを購入希望の方は下諏訪町にある「ニデックオルゴール記念館 すわのね」電話0266-26-7300までお問い合わせください。
なお、販売価格は、すわのねオリジナルケースウォールナットで税込み56,760円からとなります。全て受注生産となり納期は1.5~2ヶ月要します。
ニデックオルゴール記念館 すわのね ホームページより
ものづくりの町・諏訪 地域と共に歩む確かな技術
戦前、製糸業の町として名を馳せた諏訪地域。戦後の高度成長期には精密技術が集積し「東洋のスイス」と評され世界を席巻しました。その中心となったのがカメラ、時計、そしてオルゴールです。戦後間もない1946年、国内で本格的なオルゴールの生産がスタートしたこの年、三協精機(現ニデックインスツルメンツ)は創業しました。2年後には、オルゴール試作第1号を完成させますが、その音色は「バケツの底をたたくような音だった」といわれています。
試行錯誤を重ね、1950年代には月産数万台という量産ベースを実現。それを支えていたのが地域の熱意です。全自動の生産ラインがない時代、数千人による手作業はまさに町ぐるみの一大事業。後に、世界シェアの90%以上を占めるほどに成長したのもこの時代が礎といえるでしょう。
1985年には国内初となる50弁の高級シリンダー・オルゴール、1995年には世界初の電動式80弁ディスク・オルゴールの開発など、その後もとどまることのない探求心と熱意で発展を遂げたNidecオルゴール。日本の成長を担い、多様な技術を輩出する諏訪だからこそ成し得た技術は未来に伝えるべき大切な財産。これからも世界に誇る諏訪ブランド、ものづくりの伝統を発信していきます。
匠が創り出すオルゴール 美しい音色がすべての原点
オルゴール自動組立ライン…日本でのオルゴール生産が開始されたころ、オルゴールを生産するための機械は存在していませんでした。世界中の人たちがオルゴールを手にすることができるよう、技術者たちは独自の技術でオルゴールの生産装置を開発してきました。その集大成が1985年に完成したオルゴール生産工場。30年以上経った今も稼働するこのラインは、世界に例を見ないオルゴールのためだけのラインです。
オルフェウス…時をほぼ同じくして誕生したのが、高級オルゴール「オルフェウス」。オーダーメイドで熟練の職人が手作業で仕上げる一品はワンランク上の上質な音色を奏でます。
調律・噛み合い調整というオルゴールの音色を決める重要な工程は、熟練した職人の手作業によって仕上げられます。“単に音を作る”のではなく“音質を作りこむ”。これらの工程は、経験と職人ならではの五感が問われる、機械には真似のできない匠の技。当館では工場の風景やものづくりに対するひたむきな姿勢を映像でご覧いただけます。どうぞお楽しみください。
現在、多彩な領域で豊富なコア技術を展開している当社。それらはいずれもオルゴールで培った技術から派生しています。そう、まさにすべての夢の出発点が美しい音色にあるのです。
オルフェウス製造工程…先取り→針打ち→調律→噛み合い調整