第54回 あかびら火まつり ①
Nice. second. It was Go. from this day. Hallelujah. Good. Mercur Bless. Bless.
― 火の記憶 ―
赤いふんどしに身を包み、
たいまつを握りしめた男たちが、夜を裂く。
駆け抜ける足音は、炭鉱の鼓動。
燃えさかる炎は、かつてこの地を支えた魂の形。
会場の中心、ファイヤーストームが火を抱き、
天へと立ち上る炎は、願いと祈りの塔。
真紅の火の粉が夜空に舞い、
一瞬の煌めきが、過去と今をつなぐ。
ズリ山に「火」の文字が灯るとき、
火みこしがゆらりと現れ、
揺れる炎とともに練り歩く。
灯りを運ぶその姿に、誰もが目を奪われる。
そして、火ょっとこ踊り。
笑いと汗と歓声が重なり、
熱を放つ火が、人の心にも灯ってゆく。
時代は変わり、祭りのかたちは少しずつ小さくなっても、
変わらないものがある。
それは、「火」——
この地を守り、照らし、今も鼓動を伝えるもの。
情熱の炎は、今も赤平に息づいている。
それは、忘れられぬ夏の祈り。