柳井谷石塔群(曽於市大隅町中之内)
曽於市中心部の西方向にある柳井谷石塔群の動画です(2025年3月撮影)
車道脇の標柱から進んでいくとまず阿弥陀三尊板碑があります
ここからさらに進むと斜面に多数の石塔群が並んでいます
石塔群の一番手前に大きな石塔が三基並んでおり、真ん中は平景清の墓と伝わっており、眼病に効くとして石が削られてきたそうです
・柳井谷石塔群を紹介しているサイト:https://www.city.soo.kagoshima.jp/kankou_event/rekisibunnka/siseki/yanaidani.html
0:00 標柱から阿弥陀三尊板碑
2:29 阿弥陀三尊板碑前~柳井谷石塔群解説板前
3:45 柳井谷石塔群
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柳井谷石塔群は過去2回移転、阿弥陀三尊板碑は「西300mの石仏の窪から移設」、とあり、このあたりは石塔を置いて祀るのに適した地形なのでしょう。2:24〜小径はシラスの地質そのもので削りやすそうです。
数多くの石塔が整然と並べてある柳井谷ですが、5:16〜木材で段差を作っている部分を見ると雨水で土が流失しつつあるようで、整地しやすく崩れやすい地質が知れます。
曽於市の案内では、「柳井谷石塔群は元々山の中腹にあった、大樹に囲まれ倒壊の恐れがあった」「南北朝期に岩川一帯を支配した肥後氏一族の岩川氏の石塔と考えられる」「阿弥陀三尊は、小字石仏窪から移設したもの」となっています。
位置的にはシラス台地を南北に分かつ大淀川水系(末吉・都城)と菱田川水系(岩川・志布志)の境目菱田川寄り、地形的には柳井谷・中之内の地名の通り侵食され入り組んだ谷や窪地が連続する隠れ家のような土地、という特性があり、そう考えると興味深い遺跡です。