千葉市にある謎の鉄道空白地帯をめぐる

千葉市――首都圏屈指のベッドタウン。 その懐に、鉄道が届かない “空白” が潜んでいます。 今回はJR千葉駅を起点に 3つの空白地帯 通勤・通学を支える“影の動脈”を追い、 街のリアルを探ります。 住宅街を抜け、田園へ――風景は刻々と表情を変える さあ、千葉市にある鉄道空白地帯へ――出発です。 検証交通さん、今回はどこにいくのだ? やあ 、ずんだもん! 今日は千葉市にある鉄道空白地帯をめぐるんだ 「えっ、千葉って電車だらけじゃないの?」 ところがどっこい。この100万都市千葉市にも レール不在の孤島が潜んでいる。 さあ、未知なる大地に踏み込もう 大変だ そんなところに行ったら迷子になりそうだから、IPHONEの 充電をマックスにしておいてよかったのだ まずは上り方面の総武線快速 千葉駅の上り方面のホーム構成はパズル 今日の行先案内表示が大活躍だ ずんだもんは方向音痴だから この案内表示はまさに最強助っ人なのだ まさに自動クリア付き攻略本のようだ さてさて、6番ホームは準備オーケーのようだ 乗り込もう! この案内表示はまさに最強助っ人なのだ 閉まるドアで運命がロックオン 行くぞ 鉄道のない世界へ 列車が来ない フロンティア出発進行 はい 味噌汁が冷める前に稲毛駅。 千葉駅から稲毛駅までは5分 ゆで卵はまだ出来上がらない時間なのだ さて、駅からはバスに乗車 ここから目的地までは徒歩は推奨されていない 特に運動不足だと足腰が悲鳴をあげる距離だ そうなのか? 健康診断で運動不足判定だったし 走破しても良くない? 運動するならジムで ロケ現場はロマン重視で 筋トレよりロマン! メモメモ。 一番乗り場に鎮座するバス停の案内板、 文字が多すぎて視力検査レベル。老眼キラーだ。 ずんだもんは視力がいいから読めるのだ ナニナニ?ふむふむ・・・文字が読めないのだ 地名は漢検一級より難しいからね、 でも、この乗り場で間違いなさそうだよ 着弾したのは青い京成バス。 この地域の主力輸送を担う重要なバスだ さようなら 稲毛駅 元気でね 稲毛駅 現在走行しているのは国道16号線 さすがロードサイド界の王者だ ファミレス、ドンキホーテ、何でもある。 この眺めを見ていたら、ずんだもんの 財布のHPは0になるのだ ついに到着。 こてはし台第3 まさにこのあたりが千葉市にある 最初の鉄道空白地帯。 ここは千葉 市花見川区こてはし台。ニュータウンが形成されている住宅地だ ニュータウンの名に恥じぬ宅地整備っぷり 郵便局、スーパー、学校、子育て 世代の夢が詰まってる それでいて駅ゼロ。文明と不便のフュージョン。 ここに降りたバス停とは逆方向に行けるバス停がある 勝田台駅ゆき20分毎、稲毛駅ゆきが毎時30分。 1日1本だけ新検見川駅いきもある どうやらこの辺は勝田台方面に行く方が 便利そうだ 鉄道空白地帯とはいえ、 青い京成バスが味方してくれているのだ この辺を地図で広く見てみよう。 先程来た稲毛駅のあるJR総武線方面 逆方向には京成線の八千代台・勝田台駅、 さらに東方向の総武本線四街道駅。どこも徒歩だと距離のある場所だ どこの駅も 3キロ以上あって、1時間くらいだって!? 駅に毎日徒歩で移動したら、運動不足判定は解消されそうなのだ では最初の空白地帯・花見川区こてはし台を離れて 次の場所を目指そう やってきた 青い稲妻京成バスに乗ってレッツゴーなのだ こてはし台で汗をかいたら即・折り返し! つぎは“第2の空白地帯”へ挑む。 ずんだもちは稲毛まで戻っただけで足がガクガクなのだ 「レール成分ゼロの秘境2号、妄想快速に乗車なのだ!」 千葉駅に戻り、ここからが昭和の未来 懸垂式モノレールへ 吊り下げ式。ぶら下がるの大好き 遊園地じゃない! 鉄道法に守られた 空飛ぶ通勤通学路 千葉都市モノレールは懸垂式営業距離世界最長。 世界最長? ギネスに申請したらビールもらえる? それはギネス 違い 頭上から見る千葉駅。 まさに都会の空中回廊 空を走る鉄路は未来っぽいのに、 昭和レトロフューチャー感がたまらんのだ。 約30分で終点、千城台。 ここから鉄道の余白に残った真空地帯—— いま、その中心点へ切り込む。 駅前に大型ショッピングモール、散財の香り レールの行き止まりは昭和の夢 平成の現実を象徴してるようだ レールがぶった切られた エンドオブザワールドなのだ 情緒より移動手段。 ここも徒歩は地獄。 バスに乗り換え やってきたのは 「おまごバス」コミュニティバス界の伏兵 鉄道空白地帯に向かうには、バスは生命線なのだ。 走り出して10分少々 車窓は住宅街終了 そこから先は田園風景のフルコース あ、牧場だ! 鉄道空白地帯に向かっている感満載なのだ 乗車時間40分 バスから降車 バス停名は少し 分かりづらいが、射撃場前というところ。 時刻表を改めて確認 政令市で1日8本、撃沈ダイヤ、 そして、このバス停からの最終は18時38分 社会人の残業を許さない ダイヤなのだ 働き方改革の最前線かもしれん あそこにかくれんぼをしている バス停がある 確かにこのバス停は 初見にはやや難解の位置にある。 この辺を広い地図で確認するとこのようになっている 千城台から約7キロオーバー、 北東方向の総武本線八街駅まで距離7キロ超 まさに鉄道空白地帯。 歩いたらハーフマラソンの練習コース ドラクエのフィールドマップだったら緑色でいっぱいなのだ で、高尾射撃場が第2空白地帯の心臓部 ここが射撃の練習場のようだ 網越しで見づらいがあれが的のようだね。 時刻表を確認すると30分待ち オリンピックに出てた 無課金おじさんいるかな? 時刻表を確認すると30分待ち やることは風景観察1択だ 喉カラカラで自販機発見 隣にはブランド品自販機、 ……ルイ・ヴィトン缶コーヒーか? PAYPAY対応 キャッシュレスの闇 タップ一回で散財リスク 大人は勢いより残高を確認しよう よかった ずんだもちは キャッスレス 非対応なのだ 時間があるから 一つ隣のバスへ徒歩移動しよう。 この県道は通行量は少なめだけど0ではない そしてここは千葉市の若葉区。 若葉区のかなり端でもう少しで八街市というような場所 検証交通さん見てみて! ここから千葉駅まで車でと 30分くらいで行けるのだ 第2空白地帯ミッション終了 昭和の夢、平成の置土産、令和のアップデート待ち。 政令指定都市の肩書がかすむほど素朴な風景だった 土の匂いが残る田園を背負い、郊外の駅で文明に触れる。 けれど次の一歩は、再び線路が敬遠した土地へ 千葉駅に戻ってきたのだ 相変わらず行き先案内表示が大活躍なのだ 今度は外房方面方面。 5番、6番乗り場だ ちょうど左手の電車の 我々を待っててくれている ありがとう、外房線。 この先もよろしく 外房線。 これより千葉市3番目の鉄道空白地帯を目指す 蘇我駅を出て、外房線は内陸へ。 到着はJR外房線・土気駅 千葉駅から約20分。 “時間旅行の早送り”とも言える距離感だ」 この到着した土気駅は 平成初期のニュータウン開発で急拡張した玄関口だ 商業施設も多く、賑やかなところなのだ。 あ、バスがいる あれに乗車なのか? 我々の強い味方の路線だ。 今度は京成バスイーストだ。 これから向かうのは平成の郊外 都市から 令和のサテライト式なのかな? 停留所名は表示なし あたり一面、緑と水田。 風景がニュータウンから一瞬で田んぼ この信号を曲がると「あすみが丘ニュータウン」 平成の開発がここでブレーキを踏んだ境界線って感じ」 ニュータウンとの境界を歩くと ニュータウンとの境界を歩くと、“令和式宅配ボックス”と“昭和式無人直売所”が隣り合うような雰囲気 どうやらこの辺、農作しやすいよう 改良されたらしい 前方にイチゴ農園 バブル期の観光農園計画の名残かな 多分、観光計画とは無関係だと思うよ。 千葉県はイチゴ狩りもホットな場所だからね この辺りで試しにコンビニ検索 鉄道空白に加え、コンビニ空白のダブルパンチ ここは千葉市緑区 そして周りは市原市や茂原市 長柄町とのまさに行政境界地域。 広い地図で見ると、このような感じで、外房線の 先ほどの東京駅7大樹から 内陸に入ったような場所 なるほど もう少ししたら小学生の時に歌ったカエルの歌が聞こえてき そうだ ここからもう少し行くと 鉄道空白地帯の中心部になるけど、時間の都合上ここで折り返ししよう ずんだもちのおなかの空腹の歌が先に聞こえてたから良かった 無事にバス停まで戻ってこれて よかったのだ どうやらここはバスの操車場のようだ 操車場に戻ると、 ここは大椎町南バス停。 謎のバス停名の 正体がわかってよかったのだ 時刻表を見てみると、すごいことになっているのだ 土気駅いきが1時間に6本! 確かに。周りの風景とは 似つかない 時刻表のダイヤだ 田んぼの先に タワマンでもあるのかな? いや、ここから乗車というより途中にある ニュータウンのあすみが丘の方が多く乗るのでは? 時刻表と周りの風景のコントラストがすごい場所なのだ バスの乗車して田園風景の境界線の道路をすぐ曲がると すぐに住宅街になっているようだ もうこの辺はニュータウンの「あすみが丘」 やはり風景のコントラストが激しい 団地、ニュータウン、里山、鉄道空白――昭和・平成・令和が折り重なった 郊外の断面を体験いただけただろうか 都会と静寂が交互に現れる、不思議な“時間の断面図 ここで千葉市 にある鉄道空白地帯を巡る旅は終了です。

今回はJR千葉駅を起点に、鉄道が届かない空白地帯を歩きます。通勤通学を支える街の様子や、普段見られない千葉のリアルな一面を探ります。

音声「VOICEVOX:ずんだもん」
#鉄道空白地帯 #japan walk #japan

21 Comments

  1. そういや四街道市も一部は稲毛が最寄りになるんだよね。千葉市って住むには結構きついかも。

  2. 房総半島の南側は山梨群馬福島の田舎と同じとおもったほうが良いです。車無いと生活出来ません。

  3. 初めて土気駅に降りたのは1960年代末の非電化・房総東線の時代、まだ南口は無く木造平屋の(北口)駅舎に出入口脇の売店と駅前広場が未舗装の小さな田舎駅でした

  4. 実は犢橋地区って、タレントのマツコ・デラックスさんや木村拓哉さんの地元だったりするんですよね。
    最後に出てきた地区も交通過疎地域ですが、やっぱり千葉市若葉区の中野にはかなわないかと。あそこは土気に近くとも、鉄道駅に行くバス路線は一番近くで東金線の東金駅か、京成千葉線の千葉中央駅しかなく、国道126号線を行くローカルバスしか来ない地域です。

  5. 土気ですけど50年前高校の通学で土気駅通ったんですが
    南側は山だったんですホントに山です
    土気駅止まると南側は崖でした
    鎌取駅の南側もなんもなかった
    開発ってすごいもんですね

  6. 千葉酪じゃねえか!小間子は高校の時郵便局のバイトで年賀状配ってた。
    しかしR126周辺が無いよね。その辺も閑散してて酷い。2代揃ってバカ市長が美浜にばっか費やして何もやらなかったから。

  7. 千葉都市モノレールのスポーツセンター駅より北から、京成電鉄勝田台駅までの間は、本当に車がないと生きていけない。国道16号のスポーツセンターから、東関道千葉北IC間はマジで渋滞地獄。

  8. 犢橋付近は戦前に津田沼から千葉までの鉄道連隊の路線があったので、京成松戸線(旧新京成線)の様に旅客化されていたら変わっていたかも知れません。

  9. 千葉市こそART(軌道を用いないで道路のマーカー等で運行する路面電車のような旅客システム)を導入して、広大な交通空白域をカバーすべきでしょうね、政令市なんだし

  10. 懐かしいな
    都心の大学の同級生がこてはし台住みでもう帰れないとか言って私の下宿によく転がり込んできました

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