菊池川流域日本遺産「大浜外嶋住吉神社年紀祭・水上神事(船渡御)」玉名市指定重要有形民俗文化財(熊本県玉名市) #日本遺産 #文化財 #祭り #踊り

航海の安全や五穀豊穣を祈願し10~20年ごとに行われる大浜外嶋住吉神社年紀祭。
祭り最終日令和7年5月4日の満潮時、勇壮な「水上神事(船渡御)」が行われた。

御旅所で住吉三神の3基の御神輿を3艘の御座舟に乗せ、各町の氏子が漕ぐ櫂伝馬船で上流の港跡まで運ぶ。

3艘の御座舟「一之宮」「二之宮」「三之宮」を、飾り付けられた各町の櫂伝馬船が謡い手の「ホーホエンヤ、ホーランエー」の掛け声(謡)と太鼓にあわせ曳いていく。舳先と艫では、「采振り」「剣櫂踊り」が披露される。

船渡御は、約千年前大浜の笠洲に漂着した住吉大神の御神像を村へお迎えした当時の様子を、氏子総出で再現する神事。

江戸時代、年貢米の積み出し港として発展、栄えた大浜町。御神輿が上陸する大浜橋のたもとは、かつて俵ころがしや米を運んできた平田舟が出入りする舟屋があった場所。

多くの船が浮かぶ祭りの風景は、往時の賑わいを彷彿とさせる。

大浜外嶋住吉神社年紀祭米引き行事・御神幸行事は、玉名市指定重要無形民俗文化財、菊池川流域日本遺産構成文化財。

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