【新潟粟島】行ってみて初めて分かる豊かな魅力あふれる日本海の宝石

本日は粟島を歩きます。 新潟県北部の日本海に浮かぶ、 釣り人とバードウォッチャーにも愛される観光の島です。 島内には内浦と金谷という二つの集落があります。 本日は金谷集落から島の最南端の八幡鼻を、まずは往復。 その後、最高峰で灯台のある小柴山に登頂します。 最後に、内浦集落の粟島浦村資料館に立ち寄ります。 大自然と人の営みが調和した 魅力あふれる淡島をお楽しみください。 今、村上市の岩船港に来ております。 さて、本日は新潟県の北部の日本海に浮かぶ 孤島粟島に向かいます。 最寄りの村上駅から乗り合いタクシー、 700円かかりましたが、ここまで参りました。 今乗ってきたタクシーの運転手さんに 聞いたんですけれども、 トキといえば佐渡島なんですけれども、 一度、トキが、なんか粟島に現れたことがあって、 多分佐渡島と粟島って100キロ以上 離れていると思うんですけれども、 飛んできたことがあったと。 でも、すぐにいなくなっちゃったと、 いうようにお話されてました。 人口は多分350人程度。 今はもっと減っているかもしれません。 観光で成り立っている島ですね。 結構、鳥の島としてバードウォッチャーが 集まることでも知られているし、 釣り人もたくさん訪れる島ということでも 知られているみたいです。 今日は粟島で、内浦と釜谷という 二つの主な集落があるんですけれども、 そちらを訪れまして、あと八幡山という 島の最南端の展望台まで行って、 それで、山の上に灯台がありますので、 そちらにも訪れてみたいと思っております。 ちょっと、三浦半島で見るスカシユリよりは、 オレンジ色がすごく濃く出てる感じの花ですね。 無数に咲いてます。 鳥居が見えますね。 どこから行くんだろうこちらの道路の 向こう側から裏側にこうやって回って、 そしてあそこに鳥居があって、 よく見たらこの岩の頂上に 小さな赤い屋根の祠が見えますね。 なんか神様がこの岩の上に祀られているみたいです。 今、釜谷という集落にやってまいりました。 さっこい交遊館というところまで バスで連れてきてもらいました。 六社神社、こちらが避難場所になってるみたいです。 こちら食堂もありますね。かもめ食堂。 漁港の岸壁に綺麗なペインティングがされてます。 すごいアサツキが群生してます。 こちらも観音様がこの祠に収まっているようですね。 300年前の観音様。 ここに地図がありますね。 今、釜谷の集落、それで目の前が釜谷漁港です。 そして、このように最南端の八幡鼻っていうところに 今から向かって往復してみようと思います。 この辺りにも民宿がたくさん あるらしいんですけれども、 先ほど粟島港から釜谷までの同じバスに乗ってた 観光客の方がおっしゃってましたが、 昨夜、どこの民宿に電話をかけても 満杯で泊まれなかったっておっしゃってましたね。 運転手さんに聞いたところ、 カルビーだって言うんですね。 カルビーが枝豆の種をまきに来たと。 ちょっとカルビーの社員の方なのか、 あるいはカルビーが募った一般の方なのか よくわからないんですが、 それがあって島内の民宿が、 いっぱいになってたというお話でした。 それで、先ほど岩船港に向かうフェリーの乗客も、 そのせいで数が多かったのかなということが 判明いたしました。 そんなことをやってるんですね。 カルビーさんは自社の商品に使うための 枝豆の種をまきに来たということでした。 ただ、この粟島ですね、ほとんど耕地ないんですよね。 田んぼは全くないみたいなので、 こういうところにカルビーさんは自社商品のための 枝豆を栽培しているっていうのは 初めて知りました。 ああ、あの前の岩場にも釣り人の方が 何人かいらっしゃいますね。 多分この辺の民宿に前泊されて、 岩場に渡し船で行ってるんだと思います。 こんなところでジャガイモを育てていらっしゃいますね。 なんか先ほどのバスの中での話では、 ジャガイモも名物だっておっしゃってましたね。 あの先に見えるのが八幡山でしょうか。 一時間で往復しようと思いましたけど、 こうやって見ると結構距離がありそうですね。 ここで左手から登ってくる道に合流しました。 どうやら集落から直接こちらに 出ることのできるショートカットの道が、 あったみたいですね。しまった。 海沿いのちょっと遠回りの道を 登ってきてしまいました。 これで5分ぐらい損しましたかね。 こんな谷間のところにも結構、 耕作地はずーっと長く広がってますね。 さて、この辺りまで来ると、民家も畑も もうないですね。 荒々しい海岸ですね。 やはりゴミがかなり打ち上がっているのが、 遠くからでもわかります。 そちらに石柱がありますね。 鯛漁季 せまる春日の 沈むなり 木原秋揚子かな。 さて、ここからが道標がありますけれども、 遊歩道八幡神社がこちらにあります。 今、釜谷の集落からここまでやってまいりましたね。 八幡鼻、ここからそちらに向かいます。 まだ舗装道は続いているようですね。 赤い鳥居と祠のあるところまで来ました。 駐車場がありますね。 ここまでは車で入れるということです。 このように一般の民家のような形で 神様が祀られています。 三畳一部屋って感じですね。 こちらの祠のあるところから急階段が続いています。 ここからは八幡山に登るんでしょうかね。 こちらにも小さな祠が2つあります。 かなりの一気の急登だったので、 息が切れます。 さらに立派な社殿が。 こちらは本当に社殿らしい社殿ですね。 この社殿の脇の道、さらに先に進むと 展望台があります。 あと260mですね。 粟島の最南端ですね。 なかなかの素晴らしいロケーションじゃないですか。 なんかあの北海道の 積丹半島の先っぽの神威岬を思わせるような 両側が断崖絶壁の尾根上の道を ずっと先に続いています。 この辺も舗装された道が続いてますね。 うわ、また下るのか。 下るということはまた登るということなので、 あそこの盛り上がりが展望台かな。 また登りがあるのか。 きついなこれ。 ここが最後の登りであることを切に願います。 八幡鼻、着きました。 ああ、笹川流れ、仙台、モスクワ、 実際に見えるわけじゃないですよね。 寛政年間の頃、はなづき浜のあたりで 海苔つみをしていた2人の女性が。 拾い上げたという・・・●※×#・・・ ちょっと草や木が生い茂って、 海上の展望はあんまり良くないですね。 先ほどの分岐まで戻ってきました。 今回はこの谷間の道をショートカットします。 あと、今下ってくるまでにレンタサイクルの 単独行の若者二名とすれ違いました。 結構若い人が一人で訪れるんですね、この島。 それで農作業を行っている方の車が、 この道沿いに点々と止まってました。 もうジャガイモの花が咲いてたので、 そろそろジャガイモも収穫する 時期なのかもしれないですね。 ここからもうすぐ真下に釜谷の集落が見えてきました。 釜谷発12時25分のバスに乗りたかったんですが、 どうやら間に合ったようです。 漁港のペインティングも正面に見えてきました。 間に合いましたね、これは。 これが釜谷の集落の ほぼ全貌を捉えているのかなと思います。 釜谷地蔵堂。 中に入ると無数の地蔵様が並んでいる。 うわぁ本当だ。 ここもやっぱり畳敷。 お線香の匂いが充満してます。 かつて漁労の最中に遭難した19人の 若者の慰霊をしたのが始まりだそうです。 この上に第六神社だったかなあるみたいですけれども。 この釜谷の集落は、崖の段々に 建物が立ち並んでいます。 かなり平地は少ないので、 このような形になっているんだと思います。 結構、民宿がたくさんあるんですね。 このように段々になってて、 段々のところに家が積み上がってる感じですよね。 あ、バスに間に合いました。 よかった、よかった。 さて、バスで灯台入り口までやってまいりました。 ここが内浦と釜谷の間を通る バス道の中で一番標高の高いところですね。 そして今、バスの運転手さんに確認しました。 あそこのミラーのあるところが灯台への 入り口だそうです。 ここはまた登っていきます。 ここも先ほどの八幡山と同じように、 かなり急な階段が続くようなので、 しんどい登りを耐えつつ登ってまいります。 ずいぶんと立派すぎる道が続いてますね。 この道は灯台まで続いているので、 電線も一緒に続いてますね。 このコンクリートの階段も一段一段の幅が ちょうどいい感じなので、そんなに疲れはないです。 一旦、急登が終わったようです。 ここからは比較的平坦な道が続いているようですね。 粟島は野生鹿がいるみたいなんですけれども、 これは元々この島には生息していなくて、 いつの間にか定着してしまったらしいんですね。 それで駆除活動が行われていると書かれておりました。 ここにちょっと脇に展望のできる場所が あるみたいなので、 あ、淡島港が見えますね。 内浦の街がここからよく見えます。 望遠で映してみます。 あそこのちょっと分かりづらいかもしれないですが、 橙色の看板のあるところ、あそこが港ですね。 これがミツバですね。 ほとんどみんなミツバ。 大群落になっています。 もう標高200m以上の場所に 出てきておりますので、ほぼ水平道ですね。 見えました。 着きました。 灯台の一番てっぺんの避雷針のところに ハシブトガラスが乗っかってますね。 粟島灯台。 日本海に浮かぶ周囲22kmの南北に 細長い粟島で一番高いこの場所に、 昭和29年4月23日に建てられた。 この灯台の海面からの高さは全国第3位です。 それで光の届く距離は全国第2位だそうです。 海上保安庁の管轄なんですね。 こちらはレーダーですね。 眺望はどうでしょう。 巨大なノビル畑ですね、この辺りは。 どこもあんまり眺望きかないですね。 あの灯台の上に登れれば、 もう少しいい眺望が得られるとは思うんですが。 一等三角点が、ここ、どこかにあるはずなんですけども。 こちらの資料館、3時までということで、 係の方に早く入れと急かされてしまいました。 今もう14時40分ほどなので。 それで黒いパネルだけは撮影禁止ということで、 他は撮影自由ということでした。 あ、これ弁天様、さっき、 粟島港にあったやつですね。 新潟地震の前までは海水に囲まれていたけど、 内浦側が2メートルも陸地が上昇したために 陸になっちゃったっていうことですね。 いろいろな、やっぱり神様、 いろんな信仰があるんですね。 こちらがさっきあった八幡様。 これはちょっと寄れませんでしたけど、 釜谷にある六社神社。 板碑といっても、鎌倉街道で見る板碑とは、 だいぶ違いますね。 板というよりも、石そのものに梵字が、 刻まれている感じがします。 この粟島は昔、野馬が いたということでも有名みたいですね。 それでさっきあったのは、これはイワユリという スカシユリとはまた別の種類なんですかね。 村の花だそうです。 サンバ。アワビやワカメ突きに使用したり。 資料館3時までとは思わなかったな。 おかげで一時間ほど時間が空いちゃいましたね。 岩船港からの船が入ってきましたね。ちょうど。 あれが帰りに乗って帰る船ですね。 今日バスに3回乗りましたけど、 みんな同じ方が運転していて、どうもこの 粟島浦村のコミュニティバスは、 ワンオペになってるみたいでしたね。 まあ、一人でも十分回るんでしょうね。 でも、あの方にもし何か万一のことがあった場合に どうなんだろうっていう、 そういう不安は多少ありますけどね。 この粟島はほぼ皆さん、私のように コミュニティバスを使って、 あちこち歩くという方はほとんどいなくて。 まあたまにハイキングとかでね、 釜谷という最初に行った集落からこの内浦まで 海岸沿いに歩いて帰ってくるっていう ような人もいましたけど、 ほとんどがレンタサイクルですね。 それに乗って観光していますね。 それで皆さん。 この動画を見て、もし粟島に来てみたいと 思われた方、私のように歩くよりも レンタサイクルが一番便利だと思うんですけれども、 私は一応歩くっていうことを テーマにしているので、もう歩いてるんですが、 レンタサイクル、これお気をつけください。 電動レンタサイクルが非常に数が 限られておりまして、 今あのフェリーが到着しましたけど、 フェリーが到着したら、その到着する前から、 降船口の方に並んどいてダッシュして、 正面の建物の1階のレンタサイクルの 受付に一目散で駆け込むと。 そうしないと電動アシスト付き自転車に ありつくことはなかなか難しくなります。 もう私も今日、建物の中に入っていった時には、 電動アシスト自転車も全てなくなってましたから、 それだけお気をつけいただいた方がいいかと思います。 さて、こちらに何軒か食堂がありますね。 郷土料理もここいくつか、ザッパ汁って言ったかな、 それも時間的に余裕があれば 食べて帰りたかったんですけれども、 今日は本当に日帰りなので、その時間はありません。 今日もカルビーさんが、 種を植えに来て、それで民宿が、いっぱいに なってたっていう話もあったんですけど、 なんかもう一人で来る人は一人一部屋で、 今、相部屋は一切そのコロナ以降、 してないらしいんですね。 で、結構すぐにいっぱいになってしまうと いうことだそうなので、来られる方は できれば、一泊してですね、時間に余裕を持って 来られるとよろしいかと思います。 ちなみに自転車でこの島を一周すると、 だいたい正味3時間ぐらいですね。 ですから、いろんなところを回りながら 自転車で観光して、島を一周すると、 ちょうど丸々一日いい感じになるかなと思います。 ちょっと今回は島の南側の方しか 行きませんでしたけれども。 視聴者の皆さんで一泊して余裕を持って 観光したいという方は、ぜひ島の北側の 自然な豊富なところにも 足を伸ばしてみていただくといいかと思います。 今日紹介できなかったんですけれども、 島の北西側にはオオミズナギドリという 絶滅危惧種が生息している場所も ありますので、そういう自然度の高いところにも ぜひ足を伸ばしてみてください。

粟島の魅力。大自然と美食と人のぬくもり・・。言葉にすると、無味乾燥なイメージになってしまいますが、歩いてみると徐々に、この島に取り込まれていくような感覚になります。
釣りやバードウォッチングで有名ですが、リピーターの観光客も多いようです。
今回は、宿泊しませんでしたが、この島の民宿で泊まれば、更に奥深い魅力を感じることができたと思います。正直、日帰りを後悔しました。

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【タイムコード】
◆イワユリ       : 2:32
◆ミューラルアート   : 3:55
◆八幡鼻        : 8:13
◆釜谷集落       : 11:08
◆粟島灯台(小柴山)   : 14:42
◆資料館        : 15:58

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【粟島】
◆梅雨前のイワユリなどの野草が数多く咲くこの季節は、この島の観光のベストシーズンだと感じました。八幡鼻は、手軽に大自然を感じることができ、灯台への途中からは、内浦の大展望が開けます。
釜谷の崖に張り付くように住宅が密集する様子も一見の価値があります。
粟島浦村資料館では、島内独特の風習や文化に触れることができます。特に、板碑や独特の信仰は、興味深いです。
◆ミューラルアートは、紹介した釜谷漁港の他に、内浦港の汽船や観光協会の入っているビルの南側壁面にも、別の作家の仕上げた女性の絵が掲示されています。動画内で灯台へ向かう途中に内浦港を見下ろした際に、橙色に見えたものがそれにあたります。
◆粟島は、新潟県北部の日本海に浮かぶ、6キロメートルほどの細長い島で、内浦と釜谷という2つの集落があります。島内に耕地は少なく、米は採れず、漁業と観光業が主要な産業となっています。
動画内で触れている、カルビーさんの一人娘プロジェクトは、同社のウェブサイトで詳しく紹介されています。
◆島内の2つの集落には、数多くの民宿がありますが、元々多くの釣り人が訪れる島であることや、受け入れ側の後継者不足やコロナ禍で収容人数が減少したことから、予約が困難な時期もあるようです。ぜひ、宿の夕食で新鮮な魚介類を味わっていただくことをお勧めします。

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【チャンネル】
@歩いて旅するにっぽん 離島を歩く
・離島独特の文化
・貴重な手つかずの自然
・忘れ去られた過去の人の活動した痕跡

実際に出向いて初めて接することができる貴重な体験。
有名観光地に匹敵する、あるいはそれ以上の感動が得られる場所を
徹底リサーチして厳選の上紹介しています。

◆運営会社:アスタービジョン株式会社
ウェブサイトはこちら
https://astervision.co.jp/

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【撮影機材】
◆iphone13Pro
◆COOLPIX P610

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【編集ソフト】
◆PowerDirector 365

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動画の一部で、地理院タイルに地名・アイコン等を追記した画像を利用して配信しています。

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