七興山古墳しちこうやまこふん 首なし五百羅漢像 群馬県藤岡市 2024/12
七輿山古墳は、群馬県藤岡市上落合に位置する、
6世紀前半に築造された三段築成の前方後円墳で、
全長150メートル、前方部幅115メートル、後円部径85メートル、
高さは前方部・後円部ともに16メートルと、
6世紀代の古墳としては東日本最大級の規模となる。
墳丘は緑地で覆われ、松や桜などの樹木が植えられており、
特に桜の季節には美しい景観を楽しむことができる。
このため、七輿山古墳は「藤岡八景」の一つとして知られている。
昭和47年から4回にわたる範囲確認調査が行われ、
内堀、中堤、外堀、外堤、葺石、埴輪列が確認された。
中堤の平坦面からは2列の埴輪列が検出され、出土遺物として
円筒埴輪、朝顔形埴輪、人物・馬などの形象埴輪、須恵器、
土師器などが見つかる。
特に、直径40センチメートル・高さ110センチメートルで
7条の突帯が巡る大型の円筒埴輪は、非常に珍しい。
首なし五百羅漢像
この古墳の中腹には「首なし五百羅漢像」と呼ばれる多数の石仏がある。
これらの石仏は、もともと江戸時代に建立された五百羅漢像であったが、
明治時代初期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動の影響で、多くの像が破壊され、
首が失われた状態となる。
音楽
夜明けの庭 by のる DOVA-SYNDROME
紫苑が揺れる by のる DOVA-SYNDROME
1 Comment
表題に場所を表記して欲しいのと、画中の文字が小さな白色で非常に見にくい。